父を亡くした盲目の女性『暗いところで待ち合わせ』
事故により視力を失い、最愛の父をも病気で亡くし、住み慣れた一軒家でひとり静かに暮らしているミチル。職場の人間関係に上手く馴染めず、孤立しているアキヒロ。そんな寂しさを抱えた2人を引き合わせたのは殺人事件でした。容疑者として警察に追われるアキヒロが忍び込んだのはミチルの住む家。気配を消して居間の隅にうずくまるアキヒロと、何かの気配を感じながらもいつもと同じリズムで生活を続けるミチル。不思議な共同生活を送るふたりの行きつく先はいったい…。
原作は乙一が執筆した同名の長編小説。発行部数30万部を記録したベストセラーです。
田中麗奈は主人公のミチルを演じています。アキヒロとの出会いにより、彼女の運命はどう変わっていくのでしょうか?
広島へ旅に出る被爆2世『夕凪の街 桜の国』
© 『夕凪の街 桜の国』 製作委員会
『夕凪の街 桜の国』は夕凪の街と桜の国の二部構成。
夕凪の街は原爆投下から10年後の広島が舞台、桜の国は現代の東京が舞台となっています。
快活に振る舞いながら、家族を奪った被爆体験を心の傷として抱える平野皆実。美しいと、幸せだと感じるたびに思い出されるのは、すべてを失ったあの日…。
皆実の姪にあたる石川七波は被爆2世。退職後から不審な行動をとるようになった父の旭が気になる七波は、父の後を尾行することに決めます。辿り着いた先は広島。備考していく中で祖母や父の中に残された原爆の影と向き合い、自分自身と家族のルーツを見直していきます。
家族、兄弟、恋人…様々な愛の形と平和の尊さを描いた人間ドラマです。
田中麗奈は石川七波を演じています。広島の旅で彼女がどう変わっていくのか注目です。
犬とともに生きてきた少女『犬と私の10の約束』
© 2008「犬と私の10の約束」フィルムパートナーズ
北海道・函館で暮らす14歳の少女あかりの家に一匹の子犬がやって来ました。前足の片方だけが靴下を履いたように白いため、子犬を“ソックス”と名づけたあかり。犬を飼うことに喜びを見せるあかりに、母は犬と“10の約束”をしなければならないと教えます。その約束を交わした瞬間から、あかりとソックスはともに大人への成長を開始。嬉しい時や楽しい時だけではなく、悲しい時や困難が待ち受けている時も、ソックスはあかりのそばにいて励ましてくれました…。
『犬と私の10の約束』 (C)- 2008「犬と私の10の約束」フィルムパートナーズ
田中麗奈演じる主人公の人生にずっと寄り添ってきたゴールデンレトリーバーのソックス。涙なしには見られません。
だまされる女性のひとり『夢売るふたり』
© 2012「夢売るふたり」製作委員会
東京の片隅で小料理屋を営んでいた夫婦。しかし火災で全てを失ってしまいました。自分たちの店をだすという夢を諦めきれず、再出発の手段として“結婚詐欺”を働きかける2人。まっとうではないと分かりながらも、やり直すためには金が必要。それでも嘘に嘘を重ね続ける夫婦。やがて夫婦の運命は徐々に歯車が狂いだして…。
田中麗奈は主人公にだまされる30代独身女性を演じました。
死刑囚と獄中結婚する女性『葛城事件』
『葛城事件』 (C)2016「葛城事件」製作委員会
美しい妻を得て、子宝にも恵まれ、がむしゃらに働いてマイホームを持ち、理想の家族を作れたと思っていた葛城清。21歳になった次男・稔は無差別殺人事件を起こし、8人を殺傷した罪で死刑囚に。なぜ息子はこんなことをしでかしてしまったのか。モンスターに育ててしまったのは自分なのか。凄惨な事件を起こす前に、自らの手で息子の息の根を止めるべきだったのか。理想通りに行かず粗暴になる清。会社をリストラされ孤立する長男・保。妻・伸子は次第に精神のバランスを崩し廃人のようになっていきます。さらに、死刑制度反対の立場から稔と獄中結婚をする女・星野も登場。
田中麗奈が演じている星野は、ある意味ではこの作品において最も狂気を放っており、三浦友和演じる主人公からも「どこかの宗教かお前は!」といった旨の発言を受けています。
田中麗奈が出演する最新作は8月26日公開予定!
『幼な子われらに生まれ』(C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
田中麗奈主演の最新作『幼な子われらに生まれ』は、2017年8月26日より全国の映画館で公開予定です!お楽しみに!