一体何者?!リリー・フランキー
イラストレーター、ライター、エッセイスト、小説家、絵本作家、アートディレクター、デザイナー、ミュージシャン、作詞家、作曲家、構成作家、演出家、ラジオナビゲーター、フォトグラファー、そして俳優と様々な肩書を持つリリー・フランキー。
そんなリリー・フランキーが有名になったきっかけは、自身の自叙伝的長編小説『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』。200万部を超えるベストセラーとなり、オダギリジョーの主演で映画化もされました。
演技力もすごい!リリー・フランキー
『ぐるりのこと。』 -(C) 2008『ぐるりのこと。』プロデューサーズ
俳優としても活躍しているリリー・フランキー。2008年に初主演した『ぐるりのこと。』でブルーリボン新人賞を受賞します。
リリー・フランキーの演技力が特に評価されたのが、2013年に公開された『凶悪』と『そして父になる』の二つの出演作。この二作の演技で、キネマ旬報ベスト・テン・助演男優賞など数々の賞を受賞しました。
極悪人のサイコパスを演じた『凶悪』
『凶悪』 -(C) 2013 「凶悪」製作委員会
リリー・フランキーが演じたのは、殺人事件で収監され服役中の死刑囚、須藤(ピエール瀧)を裏で操っていた事件の首謀者・木村。狡猾な知能と狂気を併せ持ち、金のためにいとも簡単に殺人を犯す、悪の権化ともいうべき絶対的“凶悪”なリリー・フランキーの姿に震撼した観客も多いのではないでしょうか?
『そして父になる』では、優しい父親
『そして父になる』 -(C)2013『そして父になる』製作委員会
一方、福山雅治主演で話題になった『そして父になる』では、決して裕福ではないが、群馬で電気店を営みながら3人の子どもを愛情深く育てる父親、斎木雄大を熱演。『凶悪』で見せたサイコパスな演技と180度違う優しい父親の姿にリリー・フランキーの演技力を感じました。
2017年もリリー・フランキーから目が離せない!
『美しい星』本ポスター (C)2017「美しい星」製作委員会
2017年もリリー・フランキーの出演作が目白押し。5月26日(金)に公開された三島由紀夫の異色のSF小説を原作にした『美しい星』では、亀梨和也、橋本愛とともに宇宙人として覚醒する“当たらない”お天気キャスターの父・重一郎を演じました。
『パーフェクト・レボリューション』(C)2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
9月29日(金)から公開される『パーフェクト・レボリューション』。脳性麻痺を抱えつつ、障害者の性への理解を訴える活動家・熊篠慶彦の実話に基づく物語を映画化した本作。重度の身体障害があり、車いす生活を送りながら障害者への誤解を解くために活動を行う主人公のクマをリリーさんが演じています。
12月1日公開の『探偵はBARにいる3』にも出演が決定。リリーさんが今回演じるのは、大泉洋演じる探偵の前に立ちはだかるシリーズ史上最狂の敵。慈善活動に積極的で、札幌経済界のホープ・北城グループの社長として知られているが、その裏の顔は札幌で一番下品なヤクザ・花岡組と関わりがある、恐喝、売春、密貿易まで何でもやる裏社会の住人。目的を達成するためなら容赦をしない男で、探偵たちを追い詰めていくという役どころです。
悪人役も善人役も自然体なリリー・フランキーの演技をお楽しみに!
リリー・フランキーの演技力とこれから公開される出演作をまとめてみました。悪人役から善人役まで自然体で作品に華を添えるリリー・フランキーの演技にこれからもご注目ください。