『ブレードランナー 2049』あらすじ・キャスト・トリビア記事【どのバージョンから見る?】

『ブレードランナー 2049』あらすじ・キャスト・トリビア記事【どのバージョンから見る?】

SFアクション『ブレードランナー 2049』は、1982年の第一作以来、実に35年振りとなる全世界待望の続編である。退廃した近未来の斬新なデザインから小道具の細部にまで徹底的にこだわったカルトSFの続編ということで、期待度は最高潮だ。ここでは、「ブレードランナー」のどのバージョンからみたらよいかわからない人への解説と、最新作に期待するいくつかのポイントを挙げてみよう。


目次

30年後の未来『ブレードランナー2049』

ハリソン・フォードとライアン・ゴズリングが共演で話題の『ブレードランナー 2049』。公開された対照的な世界観が見られるキービジュアルには、2人の捜査官=ブレードランナーが佇んでいます。荒廃した世界と近未来の世界で彼らはどう戦っていくのでしょうか。

SF映画史上最高傑作!1982年公開『ブレードランナー』

ハリソン・フォード-(C) Getty Images

『ブレードランナー 2049』の前作にあたるのが、1982年公開の『ブレードランナー』。『エイリアン』などで有名なリドリー・スコット監督がメガホンをとり、『ブレードランナー 2049』にも引き続き出演しているリック・デッカード役のハリソン・フォードが主演をつとめました。

『ブレードランナー 2049』

公開された週の週末興業収入成績は初登場第2位と好調なスタートを切りましたが、次第に失速。当時は明朗なSF映画の方が受けがよく、この作品もあたかもSFアクション映画のようなキャッチコピーで宣伝されていたため、実際の難解でダークな内容とのギャップに困惑する観客も多かったのだとか。

一方映画マニアの間では公開当初から絶賛されており、カルト的な人気を誇る作品となっています。

ストーリーとしては、1982年公開の『ブレードランナー』の舞台は2019年。環境破壊により人類の大半は宇宙に移住、地球に残った人々は過酷な生活を強いられている、というSFならではの世界観。

また、そんな世界には”レプリカント”と呼ばれる人造人間が奴隷のように働かされており、彼らにはやがて感情が生まれ、人間が手に負えないような事件が発生。

レプリカントにはプログラムによって4年の寿命が与えられますが、人間社会に紛れようとする彼らの相手をするのが、専任捜査官”ブレードランナー”というわけです。

SF 映画史上最高傑作として、この作品に影響されたアーティストや映画人も多く、このたび公開後35年経って続編となる本作『ブレードランナー2049』が制作されました。

科学の進歩がもたらす悪夢に焦点を当てた『ブレードランナー』の原作者

『ブレードランナー 2049』

『ブレードランナー』はアメリカのSF作家P.K.ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が原作とされています。しかし映画の印象は原作と大きく異なるため、小説の設定や世界観を借りたというほうが的確でしょう。

1950年代に執筆を始めたディック。当時は「SFの黄金時代」と呼ばれ、同時期のSF作家たちは科学の進歩や輝かしい未来を描くことが多かったのですが、ディックはそれらがもたらすネガティブな一面にこだわり、人間の管理や疎外が進んだディストピアな未来社会を描きつづけました。これには彼自身のドラッグ体験も大きいとされています。

『ブレードランナー』の監督・鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督/『メッセージ』

今回、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンをとります。彼は作品賞、監督賞を始め、アカデミー賞8部門にノミネートされた話題作『メッセージ』で、高く評価された鬼才。

『メッセージ』の主演女優エイミー・アダムスは、「私にとって本作の魅力はドゥニだったわ。彼の考えと私の見方が一致していた。そうでない監督もたくさんいるのよ。だから、本作は私が重視している深いハートのある作品になるって確信できた。ドゥニはすごく特別な監督であり、すごく特別な人よ。」と、彼との映画作りを絶賛しました。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ-(C)Getty Images

ドゥニ・ヴィルヌーヴは本作で監督を務めたことに関して、「『ブレードランナー』の続編に取り組むなんて自殺行為にも等しく、だからこそ、ものすごくエキサイティングだ」とコメント。

それでは予告編をどうぞ!

『ブレードランナー 2049』のキャスト 当時と変わらない!ハリソン・フォード

ハリソン・フォード-(C) Getty Images

ハリソンは「2019年が舞台の世界」から「30年後の世界」のブレードランナーを演じています。

ハリソンといえば『スターウォーズ/フォースの覚醒』のハン・ソロ役に華々しく復帰を果たしたことが、大きな話題となりましたね!

彼は当時と変わらずアクションを披露しており、ライアンとどのようなタッグを見せるのか気になります!

『ブレードランナー 2049』のキャスト 実力派人気俳優ライアン・ゴズリング

ライアン・ゴズリング-(C)Getty Images

本作が前作『ブレードランナー』と異なるのは、2049年が舞台の世界で、新人ブレードランナー”K”が登場すること。Kはレプリカントの暴挙を阻止しようとしていたものの、新たな危機に直面し、30年間行方不明になっているブレードランナーのリックの協力を仰ごうと探し始めます。

”K”を演じるのは『ラ・ラ・ランド』での演技が高い評価を得て、ゴールデン・グローブ賞を獲得したライアン・ゴズリング。彼が物語にどうかかわってくるのか見ものです!

ライアン・ゴズリング主演は構想中から決めていた!監督が語る

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