松浦だるまによる人気コミック「累-かさね-」を実写映画化
『累-かさね-』原作画 (C)2018映画「累」製作委員会 (C)松浦だるま/講談社
原作は、現在第11巻が発売され累計発行部数180万部を突破、イブニング新人賞出身の松浦だるまが放つ衝撃作。美醜をめぐる人間の業という究極の命題を描き出し、その息もつかせない展開にファンが急増しています。
『累-かさね-』あらすじ
伝説の女優を母に持つ淵累は、天才的な演技力を持って生まれながらも、自らの醜い容姿に強いコンプレックスを抱いて生きてきた。一方、舞台女優の丹沢ニナは、美貌に恵まれながらも女優として花開かずにいた。
そんなふたりがキスをすると顔が入れ替わるという不思議な口紅に導かれ出会った時、運命の歯車が動き出す――。
丹沢ニナとニナの顔をした累役の土屋太鳳さん
演技の才能に悩む舞台女優丹沢ニナと、ニナの顔をした累を演じるのは「まれ」のヒロインで脚光を浴びた土屋太鳳さん。
『トリガール!』『8年越しの花嫁』など主演作が続きますが、本作では溌剌としたキャラを封印し、新たな役に挑みます。
淵累と累の顔をしたニナ役の芳根京子さん
伝説の女優と呼ばれた母を持ち、自らの顔が醜いと恨み続ける淵累と、累の顔をしたニナを演じるのは「べっぴんさん」でヒロインに抜擢された芳根京子さん。
『心が叫びたがってるんだ。』では熱演を見せていた彼女ですが、本作では累に近づけるため、特殊メイクを施し役に挑みます。
「累-かさね-」の原作者・松浦だるまさんも太鼓判!
口紅の力でキスをした相手と顔が入れ替わるという設定を踏まえ「ニナとニナに変身した累」と「累と累に変身したニナ」という、一人二役でもあり、二人一役でもある役を演じ分けることとなるため、演技力が求められますよね。
キャストが決まった際、原作者の松浦さんは「これ以上なく理想的なキャスティングです」と太鼓判を押しています!
本来の役と入れ替わった役をどのように演じ分けるのか、また、狂気に孕んだ雰囲気をどのように表現するのか楽しみですね!
これまでのイメージを覆す大役に挑む映画『累-かさね-』
『累-かさね-』(C)2018映画「累」製作委員会 (C)松浦だるま/講談社
また、本作のメガホンを撮るのは『キサラギ』や「ストロベリーナイト」シリーズで、細やかな人間描写を得意とする佐藤祐市監督。脚本は「僕のヤバイ妻」や『LIAR GAME The final stage』などを手掛ける黒岩勉さんが担当します。
それぞれが入れ替わり、成功を手にしたように思えた矢先、彼女たちの意に反して、転がるように堕ちていく人間模様に注目が集まる『累-かさね-』
若手屈指の清純派女優の2人が、これまでのイメージを覆す大役に挑む本作の完成が楽しみです!