2020年『パラサイト 半地下の家族』
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年、第92回アカデミー賞の作品賞を受賞したのは『パラサイト 半地下の家族』です。韓国映画が同賞を受賞するのは初めてとなります。
本作は、当アカデミー賞で歴史的な快挙を達しました。作品賞の他に、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞も受賞。ハリウッドの資本が一切入らない韓国映画で、映画界最大の祭典であるアカデミー賞で多くの賞を受賞し、これからも多くの人々の記憶に残るはずです。
『パラサイト 半地下の家族』(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
家族4人全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことに。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。 この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。

今さら聞けない?映画『パラサイト 半地下の家族』伏線15連発&ネタバレあらすじ
https://pickup.cinemacafe.net/articles/26932020年のアカデミー賞で最多賞を獲得した映画『パラサイト』の物語の魅力やネタバレあらすじ、出演キャストを徹底解説!今さら聞けない「石」「線」「時計回り」といった伏線15個もまとめて考察します。パラサイトをじっくり考察したい人は要チェックですよ!
2019年『グリーンブック』
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
2019年、第91回アカデミー賞作品賞を受賞したのは『グリーンブック』です。
他にも主演男優賞(ヴィゴ・モーテンセン)、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚本賞、編集賞の5部門にノミネートされ、3部門に輝きました。
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
1962年、イタリア系白人運転手トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は用心棒の仕事を失い、黒人の天才ジャズピアニストであるドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として雇われることに。あえて黒人差別が根深いアメリカ南部でコンサートツアーを敢行するドクター・シャーリーとともに、衝突しながら旅を続け、不思議な友情を育んでいきます。
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
実話をもとに、主人公トニー・リップ(本名はトニー・バレロンガ)の実の息子が製作・脚本を手掛け、『メリーに首ったけ』で知られるファレリー兄弟の兄、ピーター・ファレリー監督がメガホンをとりました。タイトルの『グリーンブック』とは、当時の黒人が安全に旅をするために欠かせなかった、黒人向け旅行ガイドブックのこと。

【ネタバレあり】『グリーンブック』まとめ!2人の徹底した役作りに迫る!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/25752019年に行われたアカデミー賞にて作品賞などを受賞した『グリーンブック』。 まだ人種差別が残る時代に、黒人と白人の2人による友情を描いた映画です。差別を描いた作品ですが、ユーモア溢れる演出や2人の演技によって、誰もが心温まる作品となっています。ここでは、アカデミー賞を獲得した2人の役作りや映画の見どころを紹介します!
2018年『シェイプ・オブ・ウォーター』
ⓒ 2017 Twentieth Century Fox
第90回アカデミー賞授賞式で作品賞に輝いたのはシェイプ・オブ・ウォーター』。最多13部門でノミネートされていた本作が、美術賞、作曲賞、監督賞と合わせて合計4冠を達成。
作品賞、監督賞(ギレルモ・デル・トロ)、主演女優賞(サリー・ホーキンス)、助演男優賞(リチャード・ジェンキンス)、助演女優賞(オクタヴィア・スペンサー)、脚本賞(ギレルモ・デル・トロ)、作曲賞、編集賞、衣裳デザイン賞、美術賞、撮影賞、音響編集賞、録音賞の最多13部門でノミネート。
本作は、2018年度の映画賞を席巻した究極のファンタジー・ロマンス作品となります。
ⓒ 2017 Twentieth Century Fox
1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザは孤独な生活を送っていました。ある日、同僚のゼルダと一緒に、密かに運び込まれた不思議な生きものの極秘実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。イライザは一目でその“彼”に心を奪わて、こっそりと会いに行くように。幼少期のトラウマから声を失った彼女は、言葉を発することを必要としないコミュニケーションで“彼”と心を通わせていきます。だが、ある日、“彼”が国家の威信をかけた実験の犠牲となることを知ったイライザは、ある決断をするのだが…。

金獅子賞に輝いた!今年度大注目の『シェイプ・オブ・ウォーター』
https://pickup.cinemacafe.net/articles/14502018年の日本公開が待ち遠しい、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』。ヴェネチア国際映画祭最高賞受賞した本作の気になるあらすじと出演者をご紹介します!
2017年『ムーンライト』
2017年は、運営側段取りのちょっとしたミスにより、作品賞受賞作のアナウンスが二転三転するという前代未聞のハプニングがありました。当初アナウンスされたのは『ラ・ラ・ランド』でしたが、実際に受賞したのは『ムーンライト』。
合計8部門でノミネートされ、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚色賞も受賞しています。
『ムーンライト』 (C)2016 A24 Distribution, LLC
ひとりの貧しい少年が、つらい学生生活を経てやがて成人し「ある人」に再会するまでのストーリーを、時系列順に淡々とかつ美しい映像と最低限のセリフで構成した秀作です。ちなみにポスターの人物の顔は、左から右にかけて子供時代・学生時代・成人時の顔を合成したもの。
監督はバリー・ジェンキンズ、出演はトレヴァンテ・ローズ、ナオミ・ハリス、マハーシャラ・アリ。

映画『ムーンライト』あらすじ・キャスト紹介!アカデミー作品賞受賞作
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2408映画『ムーンライト』は、貧困地域で生まれた黒人少年が成長していく姿を描いた作品です。第89回アカデミー賞では作品賞をはじめとして3部門に輝き、他にも数多くの映画賞で脚光を浴びた本作。そんな本作の基本情報について紹介します!