視聴者が選ぶ！「MTVムービー＆TVアワード」最優秀悪役賞受賞者、最新10年分まとめ

2017年の受賞者は。TVシリーズ『ウォーキング・デッド』のジェフリー・ディーン・モーガン。シーズン7からメインキャスト化した、私利私欲にまみれた残忍な男ニーガンを演じており、まさにゾンビ以上に怖い存在です。
その他のノミネート作は『ゲット・アウト』『スーサイド・スクワッド』、TVシリーズから『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『アメリカン・ホラー・ストーリー』です。

2016年の受賞者は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にて新登場の闇のキャラクター、カイロ・レンを演じたアダム・ドライヴァー。その出生の秘密と、ラスト近くに待つ驚愕の展開も加味し、強大なインパクトを観客に与えました。
その他のノミネート作は『レヴェナント：蘇えりし者』『キングスマン』『マッドマックス　怒りのデス・ロード』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『デッドプール』でした。

2015年の受賞者は『イントゥ・ザ・ウッズ』のメリル・ストリープ。シンデレラや赤ずきんちゃんなど、有名童話の人気キャラクターたちが結集した本作で、観客の子供たちを泣かせてしまう役＝魔女を実に楽しそうに演じており、アカデミー賞常連女優という固定イメージを自ら打破しています。
その他のノミネート作は『ゴーン・ガール』『セッション』 『22 ジャンプストリート』『X-MEN：フューチャー＆パスト』でした。

2014年の受賞者は『オズ はじまりの戦い』のミラ・クニスです。主人公オズに絡む「西の魔女」として、その美しい姿を捨ててまるで絵本に出てくる魔女そのままのような、邪悪な魔女に変身。細かい仕草からけたたましい笑い声まで、魔女になりきって熱演しています。
その他のノミネート作は『キャプテン・フィリップス』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『ハンガー・ゲーム2』『それでも夜は明ける』でした。

2013年の受賞者は『アベンジャーズ』のトム・ヒドルストン。『マイティー・ソー』からのクロスオーバー出演となった本作では、総結集したアベンジャーズたちを相手に丁々発止のバトルを繰り広げる、邪悪な神ロキを好演しています。
その他のノミネート作は『007 スカイフォール』『ジャンゴ 繋がれざる者』『ダークナイト・ライジング』でした。

2012年の受賞者は『モンスター上司』のジェニファー・アニストン。この年の悪役賞は「スクリーン・ダート・バッグ賞＝人間のクズ賞」という枠で発表されました。部下の男性にセクハラの限りを尽くす美人歯科医という、男性としては何とも言えない役柄を体当たりで演じ、同じく「モンスター上司」に扮したケヴィン・スペイシーとコリン・ファレルを余裕で喰っています。
その他のノミネート作は『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』『Project X』そして同じ『モンスター上司』からのコリン・ファレルでした。

2011年の受賞者は『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』のトム・フェルトン。第一作からとにかくハリーを敵視し続けるいじめっ子かつ小心者のドラコ・マルフォイですが、本作でも悪のデスイーターに加担しながらも、人の命を奪う殺人者にはなり切れない小心ぶりを相変わらず見せています。2010年から2年連続の同賞受賞となりました。
その他のノミネート作は『グリーン・ホーネット』『ザ・ルームメイト』『アイアンマン2』『トイ・ストーリー3』でした。

2010年の受賞者も、前述の通り『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でドラコ・マルフォイを演じるトム・フェルトンです。本作では、ヴォルデモート卿にダンブルドア校長の殺害を指令され、苦悩しつつも実行にかかる姿を演じており、憎々しいながらも少し気の毒なマルフォイを見ることが出来ます。
その他のノミネート作は『イングロリアス・バスターズ』『アリス・イン・ワンダーランド』『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』『アバター』でした。

2009年の受賞者は、満場一致の感も高かった『ダークナイト』のヒース・レジャー。歴史に残る悪役として、またヒース・レジャーの早すぎた死も加味され、彼が演じたジョーカーは伝説となりました。
その他のノミネート作は『13日の金曜日』『ゲット スマート』『ヘルボーイ／ゴールデン・アーミー』『プロムナイト』でした。

2008年の受賞者は『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のジョニー・デップ。理髪師であり連続殺人者でもあるベンジャミン・バーカー改めスウィーニー・トッドに扮し、彼が殺した犠牲者で人肉ミートパイ店を営むラヴェット夫人とタッグを組み、悪行の限りを尽くしています。
その他のノミネート作は『スパイダーマン3』『ノーカントリー』『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』でした。

いかがでしたでしょうか。
悪役が輝けば輝くほど、主人公の魅力が引き立ちます。『スーサイド・スクワッド』など悪役を主人公に据えた作品も増えている今、視点を変えてみるのも一興ですね！