『密偵』日本警察vs義烈団!日本統治時代の韓国を描き切る!
ⓒ 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
日本による統治が続く、1920年代の韓国。日本警察に籍を置くイ・ジョンチュルは、独立運動団体の義烈団(ウィヨルダン)の監視という特命を受け、義烈団のリーダー、キム・ウジンに接近します。
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双方の間で不明瞭な情報が錯綜し、いったい誰が密偵なのかすら判明しないまま、義烈団は日本統治下の主要施設を破壊する爆弾を京城に持ち込む計画を進めていました。一方、日本警察は義烈団を追って上海へ。義烈団と日本警察のかく乱作戦が繰り広げられる中、爆弾を積んだ列車は国境を越えて一路京城へと向かいます。
ソン・ガンホ:朝鮮人の日本警察官イ・ジョンチュル
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故国である韓国において、日本警察官として勤務するイ・ジョンチュルに扮するのは、韓国映画界を代表する演技派、ソン・ガンホです。本作では、日本語にも挑戦しています。
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『シュリ』『殺人の追憶』『グエムル -漢江の怪物-』などの韓国映画から、ポン・ジュノ監督と共にハリウッドに渡って出演した『スノーピアサー』に至るまで、20年近く話題作に出演し続けているソン・ガンホ。その存在感の強さは韓国映画界No.1と言えます。
コン・ユ:義烈団のリーダー、キム・ウジン
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義烈団のリーダーであり、謎に包まれた人物キム・ウジンを演じるのは、コン・ユ。最近公開されたばかりの新感覚ゾンビ・ムービー『新感染 ファイナル・エクスプレス』でも、主人公である父親役を熱演していました。
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甘いマスクを武器に、かつてはTVドラマを主戦場にしていたコン・ユ。日本映画『龍が如く 劇場版』の朴役などでも注目されていましたが、近年は『サスペクト 哀しき容疑者』などアクション作品でも主役を務めるなど、次世代を担う才能として再注目されています。
イ・ビョンホン:義烈団長チョン・チェサン
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義烈団長チョン・チェサンに扮するのは、今や韓国映画界とハリウッドを股にかける国際派スターとなったイ・ビョンホン。主演のソン・ガンホとは、本作のキム・ジウン監督作『グッド・バッド・ウィアード』以来実に8年振りの共演となりました。比較的出番が少なめな本作ですが、これで4回目となるジウン監督作であり、尊敬する先輩ソン・ガンホと共演できるとあって、多忙な中ふたつ返事で引き受けたといいます。
鶴見辰吾:総督府警務局部長、東
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日本警察のナンバー2である警務局部長の東を演じるのは、日本から参加した鶴見辰吾。重厚な演技を披露しています。なお、本作には鶴見のほか、韓国映画に精力的に出演している日本人俳優、武田裕光も参加しています。
監督は『悪魔を見た』『ラストスタンド』のキム・ジウン
『ラストスタンド』 -(C) 2012 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
前述のとおり、本作の監督はキム・ジウン。ディテールに凝った映像美と、スタイリッシュな演出が持ち味です。韓国映画のみならず、ハリウッドでもアーノルド・シュワルツェネッガー主演復帰作『ラストスタンド』の監督に抜擢されるなど、その才能は世界中から注目されています。
まとめ
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いかがでしたでしょうか。
これまであまり描かれてはこなかった「日本統治時代の韓国」を舞台に、腹にズシンと響くような見応えのある娯楽作に仕上がった『密偵』は、11月11日公開予定です!