どっちも怖い!『ドクター・エクソシスト』vs『ゴースト・ブライド』
『ドクター・エクソシスト』 (C)2016 Incarnate Productions, LLC. All Rights Reserved. 『ゴースト・ブライド』(C)2017, Force Media LLC
アメリカ代表は、全く新しいエクソシスト。ロシア代表は、正統派ゴースト・ホラー。「ホラーバトル・ウィークス 21世紀の東西冷戦バトル ホラー映画編」と銘打って、この秋、東西最恐のホラーを激突させるイベントが実施されます。ホラーDVDなどの抽選プレゼント企画や相互割引、先行オールナイトなど様々な企画が予定されているとのこと。楽しみですね!
アメリカ代表『ドクター・エクソシスト』は新感覚の超常現象ホラー!
『ドクター・エクソシスト』 (C)2016 Incarnate Productions, LLC. All Rights Reserved.
まずご紹介するのが、アメリカ代表『ドクター・エクソシスト』です。製作は『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』、そして公開が待たれる『ゲット・アウト』など、革新的なホラーを次々と送り出す才人、ジェイソン・ブラム。監督は『カリフォルニア・ダウン』のブラッド・ペイトン。
バチカンの霊媒師すら見離した、邪悪な悪魔憑きの少年に、一切のオカルトや宗教心を用いず、科学の力だけで解決させる最強のエクソシストが挑みます。
『ドクター・エクソシスト』 (C)2016 Incarnate Productions, LLC. All Rights Reserved.
この全く斬新なエクソシストは、科学の力を用いて対象となる人間の意識の中に入り込み、潜在意識の中で憑りついた悪魔と戦い、倒すという手段を用います。かつて妻子を悪霊に殺された経験を持ち、自らは障害が残って車椅子生活。しかし彼は、潜在意識の中では五体満足な最強のエクソシストとして、目下敵なし。今回も、簡単な仕事のはずでした。
『ドクター・エクソシスト』 (C)2016 Incarnate Productions, LLC. All Rights Reserved.
しかし調べる内、この少年に憑りついている悪魔は、かつて妻子を殺した最強の悪霊「マギー」であることが判明。この悪霊への復讐だけを生き甲斐に生きてきたエクソシストは、最後の闘いに挑みます。
アーロン・エッカート:復讐を誓う車椅子のエクソシスト、セス・エンバー
Getty Images アーロン・エッカート -(C) Getty Images
「ドクター・エクソシスト」セス・エンバーを演じるのは、アーロン・エッカート。『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズでの大統領役で知られ、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』『ハドソン川の奇跡』など、アクション・ジャンルを中心に幅広く活躍しています。
ロシア代表『ゴースト・ブライド』80年代テイスト溢れる正統派ゴースト・ホラー!
『ゴースト・ブライド』(C)2017, Force Media LLC
次に控えしは、ロシア代表『ゴースト・ブライド』です。
監督は、『ミラーズ 呪怨鏡』で脚光を浴びたロシアン・ホラーの新旗手、スヴィヤトスラフ・ポドゲイエフスキー。
かつてのロシア帝国時代、死者の瞼に瞳を描いて写真を撮り、その銀板と遺留品、そして“花嫁”を捧げれば故人は蘇るという風習が言い伝えられていました。
『ゴースト・ブライド』(C)2017, Force Media LLC
時は変わって現代のロシア。若く美しい女子大生のナスチャは、恋人のヴァンヤと婚約。結婚前に、彼の実家を訪れることとなりました。幸せな喜びに満ち溢れていたナスチャでしたが、とても親切な彼の家族とは裏腹に、不思議な雰囲気に包まれた屋敷内で、妙な幻想を頻繁に見るようになります。
『ゴースト・ブライド』(C)2017, Force Media LLC
その幻想の内容は、死者を蘇らせる残酷な儀式。しかしそれは、幻想ではありませんでした。彼女は、この屋敷の曽祖母であるオルガを現世に蘇らせるため用意された“花嫁”だったのです!
ヴィクトリア・アガラコヴァ:生贄として用意された花嫁、ナスチャ
『ゴースト・ブライド』(C)2017, Force Media LLC
全てが生贄の用意の為に仕組まれていた邪悪な一家を相手に、決死の戦いを挑む“花嫁”のナスチャを演じるのは、これが長編映画初主演となるロシアの新星女優、ヴィクトリア・アガラコヴァ。新たなるスクリーム・クイーンの誕生です。
まとめ
『ドクター・エクソシスト』 (C)2016 Incarnate Productions, LLC. All Rights Reserved.
いかがでしたでしょうか。
全くテイストの異なる両作品ですが、共通しているのは“とにかく怖い”こと。どちらが怖いかなんて選べません!皆様も劇場で、椅子から飛び上がる恐怖を体感してくださいね!