相性最悪!殺し屋とボディガードの痛快アクション・バディ・ムービー
『ヒットマンズ・ボディガード』。文字通り「殺し屋のボディガード」ですが、違和感がありますよね。そもそも何故殺し屋にボディガードが必要なのでしょうか?
凄腕のボディガードには、ライアン・レイノルズ。同じく凄腕の殺し屋に、サミュエル・L・ジャクソンが扮しています。
それではあらすじを簡単にご紹介しましょう。
かつて依頼人を守り切れなかった失敗を胸に、今は危険な任務から足を洗って日常警護職に就いている元凄腕ボディガードのマイケルは、間もなく国際司法裁判所で裁かれる予定の極悪な独裁者の罪を立証する最後の切り札である、世界最悪の殺し屋ダリウスの護衛を政府機関から依頼されます。
しかし、証言を阻止せんと独裁者一味が送り込む追っ手からだけではなく、何故か四方八方から狙われるハメになる2人は、相性最悪、口汚く罵りあいながらも、お互いプロフェッショナル。襲い来る敵の攻撃を次々とかわしながら、裁判所へと向かう2人を待っていたものは…!?
世界最高のボディガード=ライアン・レイノルズ
世界最高クラスのボディガード時代に失敗した過去を捨てきれない男、マイケル・ブライスに扮するのは、『デッドプール』で世界的な大ブレイクを果たしたばかり、まさに今が旬の売れっ子俳優、ライアン・レイノルズです。
その鍛え抜かれた肉体美と甘いマスクで、以前から人気俳優として鳴らしてきましたが、鳴り物入りで主演を務めたヒーロー・ムービー2作『グリーン・ランタン』『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』が共に興行的に振るわず、ブロックバスター・ムービー主演の最後のチャンスの可能性があった『デッドプール』が世界的なメガ・ヒットを記録。長年の苦労が報われた瞬間でした。
本作をはじめ、話題作へのオファーが絶えない今、最も注目したい俳優のひとりです。
世界最悪の殺し屋=サミュエル・L・ジャクソン
ボディガードのマイケルを小馬鹿にしながらも、渋々行動を共にする世界最悪の殺し屋ダリウス・キンケイドに扮するのは、ご存じサミュエル・L・ジャクソン。
ライアン・レイノルズ相手にスラング連発で罵詈雑言を叩きながらも、悪党どもをバッタバッタと倒していくキレのいい姿を、時にユーモラスに、実に楽しそうに演じています。
近年は幹部役やボス役も多くなってきた彼ですが、ジョン・トラボルタと共に全編彼のトークの独壇場だった『パルプ・フィクション』やブルース・ウィリスと丁々発止の掛け合いを演じた『ダイ・ハード3』など、彼の真骨頂は“バディ・ムービー”にある気がしてなりません。
大量虐殺容疑の独裁者=ゲイリー・オールドマン
かつてリュック・ベッソン監督のスタイリッシュ・アクション『レオン』にて、狂気の汚職警官を全身全霊で演じてブレイクしたゲイリー・オールドマン。近年は悪役を演じることも少なくなっていましたが、実に久しぶりに、本作では同情の余地も無い極悪なベラルーシ独裁者のヴラディスラフ役を演じています。やはり、はまり役です!
最強の殺し屋ワイフ=サルマ・ハエック
サルマ・ハエック-(C) Getty Images
メキシコ出身、50歳超とは思えないセクシーな魅力が一向に衰えないサルマ・ハエック。本作では、サミュエル扮するダリウスの妻、ソニア・キンケイドを演じています。
セクシーで強気、口喧嘩ばかりか戦闘能力にも長けているという、とんでもない奥さん役。『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』などかつてのアクション演技を彷彿とさせる切れ味です。
監督は『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』のパトリック・ヒューズ
まるでプロレスラーのようなガタイの男性ですが、れっきとした本作の監督、パトリック・ヒューズです。オーストラリア出身、現代版西部劇とも言うべき斬新なアクション『レッド・ヒル』でデビューし、それを気に入ったシルベスター・スタローンから早速ハリウッドに招かれて『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』の監督に大抜擢された経歴の持ち主。今作の大ヒットを受けて、今後のさらなる活躍は間違いなさそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アクション・バディ・ムービーに必要不可欠な要素を全て網羅し尽した本作は、夏の暑さなど容易に吹き飛ばしてくれる痛快娯楽作です!
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