スーパー・マルチ・アーティスト♪ファレル・ウィリアムス!
シンガーソングライター兼プロデューサーであり、世界のカルチャー・アイコンとしても著名なファレル・ウィリアムス。今回はグラミー賞11冠達成のアーティストでもある彼の功績についてご紹介します♪
大人気曲「Happy」成功の鍵はPVにあり!
ファレル・ウィリアムスは1973年生まれの44歳。アメリカ出身の歌手であり、ファッションデザイナーとしての顔も持つファレル。元々はザ・ネプチューンズやN*E*R*Dのメンバーで、後にソロ活動を行ってきました。
ファレル・ウィリアムス-(C) Getty Images
彼が世界的に有名になったきっかけは2013年に発表された楽曲「Happy」。10週連続全米1位、22ヶ国で1位を記録する大ヒット!日本でも人気になりましたよね♪
特にこの曲のPVは、出演者が楽曲に合わせて軽快に踊り回る内容になっているため、視聴者も思わず動き出してしまうミュージックビデオとなっています。
そのため、YouTubeでの再生回数が2億回(2014年4月時点)を超えるまでの人気となり、その楽しさから世界各地のバージョンが作られるなど、一大ブームを起こしました。
『怪盗グルーのミニオン大脱走』ワールドプレミア(C) UNIVERSAL STUDIOS
そんな人気曲「Happy」ですが、当初はラジオなどのメディアではほとんど流されなかったそう。しかし、世界中から投稿されたビデオが影響し、一気に盛り上がりを見せました。
その後、『怪盗グルーシリーズ』の第2作目、『怪盗グルーのミニオン危機一発』のサウンドトラックにも同楽曲が収められ、彼の才能はますます認知されていきます。
そして、映画楽曲制作に携わることで彼は音楽界に留まらず、活躍の場を広げていくことに。アカデミー賞で作品賞を含む3部門にノミネートされた『Hidden figures』(原題)ではプロデューサーを務めるなど、精力的に活動中です。
ファレルといえば『怪盗グルー』シリーズ!
ファレルの人気に火をつけたといえば『怪盗グルー』シリーズでしょう。2010年公開の『怪盗グルーの月泥棒』から始まり、「Happy」が収められた『怪盗グルーのミニオン危機一発』、『ミニオンズ』など、世界的な大ヒットとなりました。
『怪盗グルーのミニオン大脱走』(C) UNIVERSAL STUDIOS
彼は『ミニオンズ』を除く『怪盗グルー』シリーズの1作目より音楽を手掛け、毎回大きな話題となっています。
『ミニオンズ』(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
この夏も最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』が公開されましたよね。本作のエンドソングには、やっぱりファレルの新曲が使われています。その名も「イエロー・ライト」。
80年代の大ヒット・ナンバーで彩られる本作の世界観も感じられる映像は、彼のセンスが光るMVとなっており、さらにパワーアップしたファレルとミニオンたちのコラボが楽しめる内容です。
パワフルでポジティブ!60年代テイストの楽曲が彩る『ドリーム』
『ドリーム』 (C)2016Twentieth Century Fox
また、近頃ファレルが手掛けた映画楽曲は、NASAの宇宙開発史を陰で支えた、知られざる黒人女性たちの実話を映画化した『ドリーム』。
本作に登場する女性たちは人種差別・女性差別に直面しますが、国家の威信にかかわる”人類の夢”の実現へ奮闘。NASAの“頭脳”として重要な役割を担ったにも関わらず、これまで語られることのなかった3人の黒人女性を描くストーリーです。
『ドリーム』 (C)2016Twentieth Century Fox
本作を彩る音楽もファレル・ウィリアムスが書き下ろしたもので、60年代当時の懐かしさがありながらも、差別に負けない女性たちを映したような、ポップでポジティブな曲ばかり。
彼は「1961年当時、家の中にはいつも音楽が流れていて、みんなで踊っていたんだ。映画の世界に入り込んで音楽を作った。ストーリーに完全にマッチさせたんだ。製作として参加できて本当に光栄だ」とコメント。
ファレル・ウィリアムス&セオドア・メルフィ監督『ドリーム』 (C)2016Twentieth Century Fox
彼はこの楽曲制作において、物語が持つパワーと等身大の共感を増大しました。ファレル自身、本作に強い共感を示したようです。彼は音楽のみならず、製作にも名を連ねています。
「これほど強く刺激を受けたことはないよ。この話には上昇気分がみなぎっているから、音楽でもふさわしいものにしなければならないと思ったんだ。これらの歌が彼女たちのエネルギーの根源を反映できているといいね」と、音楽に込めた熱い思いを語りました。
世界を彩る彼の楽曲♪今後も目が離せない!
ファレル・ウィリアムス-(C)Getty Images
ファレルは歌手活動とは異なる映画での活躍について、「大きな仕事ができるチャンスだと思っている。たくさんのアーティストと協力できる機会だから、ひとつのものを皆で作り上げていくのをとても楽しんでいるよ」とコメントしました。
人の心に訴える楽曲を作り続けるファレル。これからどのような活躍が見られるのか、引き続き注目しましょう!