『さよなら、ぼくのモンスター』あらすじ
『さよなら、ぼくのモンスター』(C) 2015 ONTARIO INC. CLOSET MONSTER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
メイクアップアーティストを目指す高校生のオスカー。怒りっぽいが愛情深い父親と暮らしながら、女優志望の友人ジェマと共に作品作りに没頭する日々を送っている。ジェマとは何でも話し合えるが、恋人ではない奇妙な関係。
『さよなら、ぼくのモンスター』(C) 2015 ONTARIO INC. CLOSET MONSTER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
ある日、バイト先でワイルダーという青年に出会う。つかみどころがなく、どこかミステリアスで、自由気ままに季節を謳歌するワイルダーを目にするたび、オスカーの中に生まれる鋭い痛み。それは彼が誰にも言えず、そして認めないようにしてきた、ある”気持ち”だった――。
ゲイであることに罪悪感を感じているオスカーだが
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オスカーがゲイであることに罪悪感を感じている理由は、幼い頃、学校裏の墓場で、ゲイの少年がリンチを受けて殺害される現場を目撃したことで植え付けられたもの。
『さよなら、ぼくのモンスター』(C) 2015 ONTARIO INC. CLOSET MONSTER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
成長するまで自分がゲイであることを隠し通してきますが、バイト先でワイルダーに出会い、惹かれていく気持ちを抑えられなくなってしまいます。
カナダの若手気鋭ステファン・ダン監督の長編デビュー作
『さよなら、ぼくのモンスター』(C) 2015 ONTARIO INC. CLOSET MONSTER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
大人になる一歩手前の主人公が自分自身を探しながらもがく姿を、カナダの若手新鋭ステファン・ダン監督が長編デビューながら、繊細な映像とスタイリッシュな音楽で描いた本作。
監督自身、ゲイであることを公言しており、半自伝的な要素を持った本作は「作品に対する自信に満ち溢れ、アイデンティティへの反抗と成長が新鮮に描かれている」など高い評価を受けました。
「カリコレ2017」では全回満席&動員数1位!
『さよなら、ぼくのモンスター』(C) 2015 ONTARIO INC. CLOSET MONSTER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
7月15日~8月18日まで新宿シネマカリテで開催された「カリコレ2017」では、全回上映ですべて満席、さらに公開作品50本中、総動員数第1位を獲得する快挙となりました。
『さよなら、ぼくのモンスター』(C) 2015 ONTARIO INC. CLOSET MONSTER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
公開初日の7月16日には、主演を務めたコナー・ジェサップが来日し舞台挨拶に登壇。来日は7度目というほどの日本好きの彼は、出演経緯や撮影の苦労、自身の今後などを語り大盛況となっていました。
まとめ
『さよなら、ぼくのモンスター』(C) 2015 ONTARIO INC. CLOSET MONSTER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
26歳にして最優秀カナダ長編映画賞を受賞するなど、一躍若手有望監督の仲間入りを果たし、同じくカナダ出身で鮮烈なデビューを果たした、俊英グザヴィエ・ドランに次ぐ才能として期待されているダン監督が贈る『さよなら、ぼくのモンスター』
本作は、新宿シネマカリテにて10月7日(土)~10月20日(金)までの2週間限定のアンコール上映となります。気になる方は是非観に行ってみてはいかがですか?