女を美しくするのは”危険な恋”
『アンダー・ハー・マウス』(C)2016, Serendipity Point Films Inc.
モデルのエリカ・リンダーが女優に初挑戦した本作『アンダー・ハー・マウス』。
第41回トロント国際映画祭に、この『アンダー・ハー・マウス』が特別招待作品として選ばれました。その注目度の高さがうかがえます。
『アンダー・ハー・マウス』あらすじ
『アンダー・ハー・マウス』(C)2016, Serendipity Point Films Inc.
昼は大工として働き、夜は毎晩のように違う女性と関係を持っては、自分の居場所を探していたダラス。そんな週末のある夜、ダラスはネオン輝くバーの片隅で、ファッション誌の編集者として成功するキャリアウーマンのジャスミンと、運命的な出会いを果たす。情熱的に絡み合う二人にとって、お互いの愛を確かめ合うのに時間はかからなかった。しかし、ジャスミンには婚約者がいた――。
大工として働くダラスにエリカ・リンダ―
『アンダー・ハー・マウス』(C)2016, Serendipity Point Films Inc.
大工として働くダラスを演じるのは、若きレオナルド・ディカプリオに似ていることで注目を集め、ファッション界を賑わせている、エリカ・リンダー。1990年、スウェーデン生まれの彼女は中性的な魅力で、瞬く間に人気が集まりました。
『アンダー・ハー・マウス』(C)2016, Serendipity Point Films Inc.
性別を超えた美しさでジェンダーの境界を揺るがす”ネオイケメン”と呼ばれるトップモデルの彼女は「トム・フォード」や「ルイ・ヴィトン」などの広告やショーで世界的に活躍しています。
■女優デビュー作となるエリカ・リンダー
『アンダー・ハー・マウス』(C)2016, Serendipity Point Films Inc.
本作で女優デビューを果たすエリカ・リンダー。初挑戦とは思えない堂々たる演技を見せ、自分が探し求めた居場所と愛を手にする喜びと不安を見事に体現しています。
ファッション誌の編集者・ジャスミンにナタリー・クリル
ファッション誌の編集者・ジャスミンを演じるのは、実力派女優のナタリー・クリル。数々のダンスやミュージカルで人気を得て、舞台をきっかけに『ハリウッドランド』『ロビイストの陰謀』などの映画に出演。近年では「SUITS/スーツ」や『手紙は憶えている』などにも出演しています。
エイプリル・マレン監督
本作のメガホンを撮るのは、二人の人格を持つ記憶喪失のヒロインを描いたスリラー『アウト・オブ・コントロール』(劇場未公開)で注目を集めた、エイプリル・マレン監督。
■主人公のキャスティングに、Google検索を使っていた⁉
ダラス役には「演じるのではなく本当にレズビアンである人をキャスティングしたかった」と語るマレン監督。
しかし、なかなか見つけられず困ってしまい、遂にGoogle検索をすることに。そこでエリカを見つけ、彼女にくぎ付けとなり、出演をお願いしたそう。
監督をはじめスタッフは全員女性!
『アンダー・ハー・マウス』(C)2016, Serendipity Point Films Inc.
マレン監督をはじめ、脚本、撮影監督、プロデューサー、照明など全スタッフを女性で揃え、女性目線を大切に製作された本作。監督は「女性スタッフのみで創るとどう違うのかずっと考え、たどり着いた答えは透明性だと思う」と語っています。
『アンダー・ハー・マウス』見どころ①エリカ・リンダーが美しくかっこいい!
『アンダー・ハー・マウス』(C)2016, Serendipity Point Films Inc.