「マジンガーZ」とは一体何なのか!?
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1972年に誕生し、アニメの常識を根底から覆したといわれる「マジンガーZ」。
永井豪先生が考案した“乗り込み型ロボット”という当時まだ誰も出していなかったアイデアを生み出したことでも大きな功績を残しています。
『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
現在では日本のみならず、世界中で爆発的なヒットを記録し、多くの作家やクリエイターに多大な影響を与えると同時に、色褪せることなく愛され続けています。
新たに蘇るストーリー
『劇場版マジンガーZ』(仮題)(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
かつて世界征服を目論む悪の天才科学者Dr.ヘルによって滅亡の危機に瀕した人類ですが、スーパーロボット“マジンガーZ”を操る兜甲児とその仲間の活躍により、平和を取り戻しました。
ⓒ 永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
あの戦いから10年―。
科学者となっていた兜甲児は、富士山地中に埋まった超巨大遺跡インフィニティを発見し、そこから現れた謎の生命体リサに遭遇。
時を同じくして、なんとDr.ヘルが謎の復活を遂げます。
彼は無限の可能性を秘めるインフィニティを利用し、かつての野望を完遂しようとしていたのです。
過去最大の危機の中、伝説のパイロットがマジンガーZと共に再び立ち上がります――。
当時はこれほど人気があった「マジンガーZ」
『劇場版マジンガーZ』アヌシー国際アニメーション映画祭
巨大な人型ロボットに主人公が乗り込み操縦するという、「巨大ロボットアニメ」と呼ばれる分野を生み出した作品だけあり、TV放映は2年近い長期放映を成し遂げています。
続編の『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』もあわせれば、なんと4年を越える長期シリーズに!
ⓒ 永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
当時のアニメでは、日本で視聴率が30%を超えるなど、社会現象にまで発展しました。
その後は日本以外でも放映され、スペインやイタリアでは、視聴率なんと80%を記録!
世界各国で人気を博しており、スペインにはマジンガーZの像があるんだとか。
マジンガーZが生まれたきっかけ
『劇場版マジンガーZ』(仮題) (C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
原作者の永井豪は、渋滞に巻き込まれた自動車を見て、「自動車から脚が延びて、前の車をまたいでいけたらいいのに」と感じたことがきっかけで“乗り込ん型ロボット”の着想を得たと語っていました。
『ATOM 』ジャパン・プレミア
さらに、永井さんが夢中になって読んでいたという『鉄腕アトム』や『鉄人28号』などの「ロボットもの」とは全く違う設定の作品を描いてみたいという願望があったこともあり、マジンガーZのようなタイプの作品が生まれたのかもしれないとのことです。
兜甲児役を森久保祥太郎さんが演じる!
『劇場版マジンガーZ』(仮題)(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
前回は石丸博也さんが演じていた「兜甲児」役を、今作では森久保祥太郎さんが演じています!
最初は年齢16歳の高校生で、抜群の運動神経を持ち、鍛え抜かれたオートバイテクニックを応用して活躍した彼。今作では科学者となって登場します。
© 1994 満田拓也/小学館 © 2008劇場版「MAJOR」製作委員会
森久保祥太郎さんは、代表作には『MAJOR』の茂野吾郎役、『NARUTO -ナルト-』では奈良シカマル役、『弱虫ペダル』では巻島裕介役などがあります。
弓さやか役を茅野愛衣さんが演じる!
茅野愛衣&森久保祥太郎 『劇場版マジンガーZ』(仮題)(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
今作のヒロインである弓さやか役を茅野愛衣さんが演じます。
マジンガーZとはまた別のロボット『アフロダイA・ダイアナンA』の操縦者であり、研究所で教育を受けているといういわゆる(?)秀才ヒロイン。
© ANOHANA PROJECT
茅野さんは『とある魔術の禁書目録II』では、五和役で初レギュラーを獲得し、同年の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』では、初めてヒロインを演じています。