嵐・櫻井翔の出演作まとめ!『ラプラスの魔女』が待ち遠しい!

嵐・櫻井翔の出演作まとめ!『ラプラスの魔女』が待ち遠しい!

2018年初春に上映される『ラプラスの魔女』で広瀬すずさんや福士蒼汰さんと共に大学教授の青江俊介を演じた『嵐』のメンバーの1人、櫻井翔さんの主演作をまとめました。 2002年からアイドルとして俳優活動や歌手活動を続けてきたからこそ生まれたユーモアあふれる演技に注目をしてみたいと思います。


2018年初春の『ラプラスの魔女』に出演する櫻井翔

『ラプラスの魔女』(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会

2018年初春に上映予定の映画『ラプラスの魔女』に出演した櫻井翔さん。
この映画の中で櫻井翔さんは地球科学が専門の大学教授・青江修介を演じています。
そこで今回、櫻井翔さんの映画出演作を網羅しました。
ユーモアと機智溢れる演技と、ファンタジー的役柄を見ていきたいと思います。

2002年に『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』で映画初出演

河原雅彦/『オー!ファーザー』舞台挨拶

『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY』はアイドルグループ「嵐」の映画出演デビュー作。
東京・品川の陸の孤島のような団地に住む腐れ縁で出来ている五人組が高校最後の学年を迎えます。
ある日「原宿詣で」に出かけた五人はそれぞれ予期せぬ出来事に出会います。そのことで、卒業まであと少しののんびりした生活が一挙に加速していく青春を描いています。
彼らが住む団地は八塩団地と呼ばれていて、棟ごとにキャラクターがあります。八塩団地第九棟は危ない人ばかりが集まっています。
櫻井翔さんは、そんな八塩団地第九棟に住む鴨川忠(かもがわただし通称チュウ)を演じています。
実は鴨川忠は八塩限定老舗原付バイク暴走族「鮫洲一家」の第二十五代ヘッドを務めるヤンキーでもあります。
アイドルはグループに限らず、デビューをして映画に出演するのは付き物で、『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY』もご多分に漏れないアイドル主演映画。
脚本を担当した河原雅彦さんの小説『ピカ☆ンチ』も発売されています。

2003年に『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』に「バンビ」役で出演

木更津キャッツアイ×資生堂「uno」コラボレーション開始 メイン

『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』は余命半年と言われた岡田准一演じるぶっさんを巻き込んで起こる青春ストーリー。
脚本は才人、宮藤官九郎。もともとはテレビドラマ『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』から映画化された人気シリーズでもあり、現在も高い人気を誇っています。
『木更津キャッツアイ』自体死をテーマにした実験的なドラマながら、人生を重くとらえずに、死ぬことをちゃかしながらも、あくまでユーモアを持って描いています。
『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』では中込フトシ(通称バンビ)役で出演。

© 2011 IWC Productions,LLC

このようなテイストの映画に米映画『50/50 フィフティ・フィフティ』があります。癌になった主人公が死ぬ理由を突き止めて、抗うのではなく、どのように生活を送れば、死を回避できるのか、死を重くとらえずに向き合えるのか、がテーマになっています。
実際に期限付きの死に直面した時、人は本当の姿を露呈すると言いますが、実は本当の姿の後にも人生は続きます。なので人はもしかしたら最後本当の自分には出会えいないのではないでしょうか。
死を思うことは、人にはまだ困難なことなのです。

2004年に『ピカ★★ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY』で暴走族のヘッド役で出演

河原雅彦/『オー! ファーザー』完成披露試写会

『ピカ★★ンチ LIFE IS HARD だから HAPPY』は『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY』の三年後を描いた映画。
脚本家は前作と同じ、河原雅彦さん。河原雅彦さんは「木更津キャッツアイシリーズ」の脚本を担当した宮藤官九郎さんと友人関係らしく、『河原官九郎』という著作を出しています。
この二人は「嵐」との相性が良いのでしょうか。
前作の後、それぞれの道を選んだ五人でしたが、カリフォルニアに旅立ったタクマ(二宮和也)が突然帰国したため、八塩団地を舞台に八塩ヒルズと八塩ピースの抗争を描いています。
非常に狭い世界の物語で、其々の道を選んでも結局「ピカイチでハレンチ」であるのは変わりがないそうです。
櫻井翔さん演じる鴨川忠は高校を退学させられて地元の弱小暴走族を続けているという体たらくですが、実際の櫻井翔さんは芸能活動を続けながらも慶応義塾大学に進学をしています。
この実際に櫻井さんとの差こそ、この映画の肝で、ヤンキーと櫻井翔さんをつなぎ合わせて考える人は今でもいないと思います。
ミスキャスティングながら、ファンにとっては、ほほえましい映画でもあります。

2006年に『ハチミツとクローバー』で純情で平凡な青年役で出演

『ハチミツとクローバー』メイン

『ハチミツとクローバー』は羽海野チカさんの漫画を原作にした青春ラブストーリー。
美術系大学を舞台にして、主演の五人がほぼ片思いになってしまう、という身もふたもない物語が進行していきます。
友人関係が全員片思いの状態が続くなんて、常人の精神状態では耐えられないと思いますが、作者の羽海野チカさんが最後まで描ききったことこそ、このマンガの醍醐味であり、最後までやり抜いたからこそ生まれるカタルシスは、正しく「青春」の名前がふさわしいと思います。
櫻井翔さんは田舎から進学のために上京をしてきた純情な青年、竹本佑太役で出演。
演技者としての櫻井翔さんの特質はファンタジーの要素をリアリティを持ってキャラクターに投影することが出来るところです。
竹本佑太という平凡な青年の持つファンタジーを演じたことこそ、櫻井翔さんの本領発揮なのではないでしょうか。

同2006年に『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』でさらに「バンビ役」で出演

©2006映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』製作委員会

再び「木更津キャッツアイシリーズ」に出演をした櫻井翔さんですが、今作の『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』がラストになります。
この映画の特徴は前述をしたのですが、若すぎる死です。『17歳のエンディングノート』のように死に向き合うぶっさんの姿が時にリリカルに時にコミカルに描かれています。
その為セックスやお金などの即物的な欲望が強調されています。ぶっさんは死んだけれども、ぶっさんとチャンと別れを言えなかったことにこだわる遺された人々はゾンビを呼び出し、「フィールド・オブ・ドリームス」さながら野球場を作り出し、最後に「黄泉がえり」でぶっさんが登場するというサービスのフルコース。
遺された側の勝手な思い込みで呼びだされる死者の気持ちが理解できる(?)諧謔に満ちた一編です。

2007年にTVドラマのリメイク映画『黄色い涙』で小説家役で出演

『のぼうの城』犬童一心監督インタビュー

『黄色い涙』は漫画家永島慎二の原作『若者たち』を映画化したものです。
この映画でも「嵐」の五人が主演を演じています。監督は犬童一心さん。中学生の頃にTVドラマ『若者たち』を見て感動していた犬童さんが是非とも映画化したいという願いが叶った映画です。
二宮和也演じる村岡栄介が母の「きぬ」が癌であることを知るところから物語は始まります。
アジア初のオリンピックに浮足立つ1963年という時代の変容を予感する中、夢を語らいながらも生活にはひっ迫していく姿をリリカルに描いています。
時代が変わろうとも、若者の心理や姿は変わらず、ましてや芸術家の姿さえも未だ変わらないのではないでしょうか。
櫻井翔さんは小説家の向井竜三を演じていて、『黄色い涙』ではウェイトレスに結婚を申し込んでフラれてしまいます。「芸術じゃメシは喰えない」を体現する姿は、若い作家の本領でありファンタジーではないでしょうか。

2009年にTVアニメ原作の映画『YATTERMAN~ヤッターマン~』に出演

© 2008 タツノコプロ/ ヤッターマン製作委員会

タツノコプロの「タイムボカンシリーズ」の一つ、「ヤッターマン」を映画化したのが『YATTERMAN~ヤッターマン~』。
70年代のアニメの持つスタイリッシュなデザインを映画化した作品の先駆けに『CASSHERN』があり『科学忍者隊ガッチャマン』があり海外でもイタリアの映画監督ガブリエーレ・マイネッティによって『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』の名前で『鋼鉄ジーグ』も映画化されています。
『YATTERMAN~ヤッターマン~』で櫻井翔さんはヤッターマン1号/高田ダンを演じています。
ドロンジョ役に深田恭子さんが演じたことで注目を浴びました。
アニメーションのキャラクター役はハマっていて、櫻井翔さんはやはり、ファンタジーが似合うようです。

2011年にベストセラー小説の映画化『神様のカルテ』で変人医者役で出演

『神様のカルテ』会見

『神様のカルテ』は病院を舞台にした小説を原作にした映画です。主人公は内科医の栗原一止。夏目漱石を敬愛する医者です。
ある日、がん患者の老婆と出会います。彼女は「手遅れ」の患者であり手の施しようのない状態でした。地域医療を標榜する地方病院の医者として、死ぬことしか医者として提供できないことに苦悩しますが…とストーリーは続きます。
医者の仕事は患者の死を想像しないことが出来ない仕事です。しかし、それに拘泥することなく自らの医者としての信念を信じる姿が感動を生みます。
医者がいるからこそ、人の心は救われる。そんな妄言さえ信じたくなる映画です。

2013年に『謎解きはディナーのあとで』で超人執事役で出演

『謎解きはディナーのあとで』 -(C) 2013東川篤哉・小学館/「謎解きはディナーのあとで」製作委員会

映画版『謎解きはディナーのあとで』はTVドラマ『謎解きはディナーのあとで』から派生した映画。
櫻井翔さん演じる、スーパー執事、影山が自身が使えている宝生グループ擁する宝生家の令嬢、宝生麗子の表となり裏となり、あらゆる手段を使い謎を解く、大人気シリーズです。
原作は東川篤哉(ひがしかわとくや)さんの同名小説。
この小説が映画化されたことによって、日本中で認知された東川さんの小説は次々とTVドラマ化されました。
一見ユーモア・ミステリやライト・ミステリに見えながらも本格ミステリの骨格を持っているところが素晴らしいところです。
誰が見ても北川景子なのに気付かない風祭警部など、どう考えてもあり得ない設定にリアリティを持たせられるのは、『美少女戦士セーラームーン』で女優デビューをした北川景子さんのファンタジーの要素が感じられる美貌と、櫻井翔さんのファンタジー性の強いキャラを演じられる力があるからこそです。

2014年に『神様のカルテ2』でも変人医者役で出演

『神様のカルテ2』は前作『神様のカルテ』の続編。
同僚の変貌した姿に戸惑う栗原一止が主人公なのですが、医者も職業人ではなく、一個の人間であることが分かる小説です。
何故なら『神様のカルテ』を書いたのも現役の医者だから。現役の医者だから書けること、ではなくて現役の医者が書いた小説であり、その趣味性が小説の中にあるからこそ、みながその人間味あふれる描写に感動するのではないでしょうか。
『神様のカルテ』の主人公の敬愛する夏目漱石もプロの作家ではなく、小説家としての自意識をもった作家でした。医者で小説家だと森鴎外が思い浮かびますが、鴎外ではなく漱石を敬愛する作家に選んだことも、何か意味があるのではないでしょうか。

2014年に『ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶん HAPPY』にも出演

河原雅彦/『オー! ファーザー』舞台挨拶 in 第26回東京国際映画祭

アイドルグループ「嵐」の活動を記念する形で製作された映画。もともとは前作から十年たってから製作される予定でしたがメンバーの発案により八年後の2014年に製作されました。
脚本は『ピカ☆ンチ』シリーズではおなじみの脚本家、河原雅彦さん。
八年たって三十代になった五人ですが、相変わらずのユルさが演出されています。そもそも「嵐」の現在の活躍を見れば、ユルさとは程遠い、すさまじいものが感じられますが、そのような姿は毛ほども見せずに活動を続けられるのは「すごい」の一言ではないでしょうか。
ちなみの今回の『ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶん HAPPY』は2.5作であり、あくまで次作とは言わないそうです。
この辺のこだわりが「嵐」持つのユーモラスで良い意味での「どーでもいい感」が感じられます。

2018年に『ラプラスの魔女』では地球科学の大学教授役で出演

『ラプラスの魔女』(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会

『ラプラスの魔女』は東野圭吾原作のミステリー小説を映画化したもの。
この映画で櫻井翔さんは地球科学が専門の大学教授、青江修介を演じています。
他に、福士蒼汰さんと広瀬すずさんが出演しています。美男美女が登場する映画ですが、やはり注目は『三度目の殺人』や『海街diary』で是枝裕和監督作品に出演していた広瀬すずさんが三池崇史監督作品に出演したことではないでしょうか。
櫻井翔さんは『YATTERMAN~ヤッターマン~』以来二回目の出演。
『ラプラスの魔女』と呼ばれる広瀬すず演じる天才的な観測能力を持つヒロインと櫻井翔さん演じる地球科学者の知的対決は、森博嗣さんの『全てがFになる』の真賀田四季以来の理系ミステリヒロインの誕生を予感させます。

『ラプラスの魔女』

櫻井翔のファンタジー溢れる演技に期待!

今回は2018年の初春に上映される『ラプラスの魔女』に出演する櫻井翔さんの映画出演作を網羅しました。春の嵐といえずとも、櫻井翔さんの苗字に関する櫻という文字は、嵐の中を翔けまわる。
戯言かも知れませんが、アイドルグループ「嵐」の中でもインテリジェンスとユーモアあふれる機知を持った櫻井さんのファンタジー溢れる演技を今後も楽しみにしたいと思います。

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