いよいよ実写化!『となりの怪物くん』
『となりの怪物くん』(C)2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 (C)ろびこ/講談社
コミックが売れない時代といわれていますが、そんななか累計発行部数590万部突破した「となりの怪物くん」。2008年から2013年のあいだ連載され、ファンは実写化のニュースを首を長くして待っていました。
そして2017年5月、満を持して実写化が発表!なんとシンガーとしてもいま大人気の菅田将暉と旬な女優の土屋太鳳のW主演、期待が膨らむ本作の魅力に迫ります。
■気になるあらすじ&最新予告編
行動予測不能な超問題児の春と、ガリ勉&冷血の雫は、2人とも恋人はおろか、友達もいません。高校1年生の4月、雫が不登校のとなりの席の春の家に嫌々プリントを届けに行ったことがきっかけで出会います。
それ以来、春は雫を勝手に“初めての友達”に認定し、さらに唐突に「シズクが好き」と告白!
『となりの怪物くん』(C)2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 (C)ろびこ/講談社
はじめは無関心だった雫も、やがて春の本当の人柄に触れて、次第に心魅かれていきます…。
そして春と雫の周りには、いつしか個性豊かな友達が増えていき、ヤマケンの登場により、初めての三角関係も勃発?果たして、春と雫の恋の行方は――?
■累計発行部数590万部突破!「となりの怪物くん」
『となりの怪物くん』(C)2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 (C)ろびこ/講談社
「とな怪」と略され、男女に愛されるラブコメディーの「となりの怪物くん」。その人気はコミックだけにとどまらず、ドラマCDやWEBラジオ化、アニメ化されました。
アニメは2012年10月から12月まで放送。ちなみに、水谷雫の声を「妖怪ウォッチ」の戸松遥、吉田春の声を「ファイナルファンタジーXV」ノクティスの声優で知られる鈴木達央が演じました。
■「とな怪」原作者ろびこの最新作は?
『となりの怪物くん』原作画像 (C)2018「となりの怪物くん」製作委員会 (C)ろびこ/講談社
最新作は「デザート」に掲載中の「僕と君の大切な話」という漫画。こちらは、電車の駅のベンチに腰掛ける高校生男女2人の会話を中心に描かれる、不器用な2人のすれちがいラブストーリーです。
「とな怪」作者のコミックが気になる方は、こちらもぜひチェックしてみてください!人気がもっと出れば、将来こちらも実写化されるかも⁈
『となりの怪物くん』豪華キャスト
■“友達0”なガリ勉女子高生・水谷雫は土屋太鳳!
ガリ勉&冷血の雫(しずく)を演じるのは、人気作品に引っ張りだこの清純派女優・土屋太鳳。2005年のデビュー以来、数えきれないほどの作品に出演しています。
『orange』(2015年)や『PとJK』(2017年)などの大人気映画だけでなく、東野圭吾の小説をドラマ化した「カッコウの卵は誰のもの」や「チア☆ダン」、声優やダンスパフォーマーとしてなど、他にはいないほどの幅の広い活躍を見せています。
「自分は、社会の中でどう生きていけばよいのだろう。大切な人に、どうすれば本当の自分を伝えることが出来るのだろう…。原作が描く様々なテーマは私自身が抱える疑問でもあって、読めば読むほど言葉が心に刺さります。」と、『となりの怪物くん』での演技を通して観客に何を伝えるべきかを意識して挑んだと語る土屋太鳳。
2017年の映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』では、『るろうに剣心』シリーズでも共演していた佐藤健との夫婦役。結婚式直前で病に倒れて意識不明になる花嫁という、心が痛む役を熱演しました。
2017年末の初日舞台挨拶では「こんなにすばらしい役者さんと同じ時代に生きられたことを心から幸せに思います」と感慨深い表情で語っていました。
『累-かさね-』(C)2018映画「累」製作委員会 (C)松浦だるま/講談社
『となりの怪物くん』の公開あとも、主演映画の公開が待っている土屋太鳳。
2018年に公開予定作品は、芳根京子とW主演をつとめる人気コミックの実写版『累 -かさね-』や、同じく人気コミックを実写化する『春待つ僕ら』。なお、『累 -かさね-』では脱・清純派を目指しているそうです!
『累-かさね-』原作画 (C)2018映画「累」製作委員会 (C)松浦だるま/講談社
『累-かさね-』は、NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロインを務めた土屋太鳳と、同じく「べっぴんさん」でヒロインを務めた芳根京子がW主演をつとめます。美醜をめぐる人間の業という究極の命題を描き出し、その息もつかせない展開にファンが急増しているコミックが原作。
キスを引き金にして“顔”が入れ替わるという、衝撃の設定!土屋太鳳ファンは2018年9月7日公開予定のこちらも要チェック!

NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロインを務めた土屋太鳳さんと「べっぴんさん」でヒロインを務めた芳根京子さんが、美醜をテーマにした人気コミック「累-かさね-」の実写化映画にW主演します。本作のあらすじ、キャストをご紹介します。
■“友達0”な問題児男子・吉田春役は菅田将暉!
2009年に「仮面ライダーW」で連続テレビドラマ初出演・初主演を飾り、その後、『共喰い』(2013年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
『溺れるナイフ』『セトウツミ』(ともに2016年)「トドメの接吻」(2017年)などのドラマ・映画作品をはじめ、歌手、舞台俳優、ラジオDJ、CMキャラクターなど彼の名前をきかない日はないほど大人気!
菅田将暉『海月姫』/photo:Nahoko Suzuki
ピュアすぎる春と雫だからこそ、社会から浮いて見えてしまうという物語の構図がとてもいまらしい漫画だと思いました、とコメントする菅田将暉。
また「土屋さん演じる雫を、春というキャラクターがどれだけ笑顔にできるか、笑わせられるかを意識しました。土屋さんはまっすぐで素敵な方で、素直な部分がすごく雫と合っていました。一瞬の美が詰まっていて、まさに「青春」な作品になっていると思います。」と、『となりの怪物くん』の仕上がりについて語っていました。
『溺れるナイフ』(C)ジョージ朝倉/講談社 (c)2016「溺れるナイフ」製作委員会
『溺れるナイフ』(2016年)では15歳の長谷川航一朗を熱演。中学生という役作りのために、50kgを切るまで体重を落としたそう。熱い役者魂をもつ彼は、『溺れるナイフ』だけでなく、役作りのために頻繁に髪型や髪の色、体型を変化させることで知られています。
『あゝ、荒野』でボクサーを演じた際は15kg増量し、2016年の年末には『帝一の國』の高校生役のため標準体重以下まで落とし、2017年夏には大河ドラマ・井伊直政役で着物の似合う体型のために再び増量。
オファーを受けた後に原作を読んでとても気に入り、とりわけ春というキャラクターに深い思い入れを持ったという菅田将暉。
これまで数々の映画やドラマで制服を着こなしてきましたが、現在25歳の彼にとって『となりの怪物くん』が最後の制服姿になるかもしれません!

今年公開になる映画作品だけでも5作に出演している菅田将暉。テレビCMでもよく見かける彼の最新出演作をご紹介します。
■春(菅田将暉)の兄・優山役に「僕だけがいない街」の古川雄輝
菅田将暉が演じる吉田春の兄・優山役を演じるのは、日韓合作主演映画『風の色』や、注目作『曇天に笑う』2018年3月21日からの公開が控え、Netflix版「僕だけがいない街」では主人公を演じている古川雄輝。
ドラマ初主演作品となった『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』が日中で大ヒットを記録し、次々と出演作が増えている若手俳優のひとり。
『脳内ポイズンベリー』古川雄輝/photo:Nahoko Suzuki
「帰国子女なので英語を活かした仕事もどんどんやっていきたいんです。海外に住んでいるときに思ったのは、洋画に登場する日本人役をなぜ中国系の役者さんがカタコトの日本語で演じているんだろう? どうして日本人の俳優が演じないんだろう? という疑問。なので、そういう場でも活躍していきたい」と、想いを熱く語っていました。

今最も旬なイケメンキャストがド派手に戦う!実写版『曇天に笑う』
https://pickup.cinemacafe.net/articles/1059大人気コミックを実写映画化した『曇天に笑う』の公開日が2018年3月21日(水・祝)に決定!時代劇初主演の福士蒼汰をはじめとした、今最も旬なイケメンキャスト陣が集結している本作。公開が楽しみな本作の、キャストや見どころをご紹介します。
■春のライバル・ヤマケン役に『闇金ドッグス』シリーズの山田裕貴
山田裕貴『破裏拳ポリマー』/photo:Hayato Ishii
春の幼なじみで、後に春のライバルになる・山口賢二(通称:ヤマケン)役を、『HiGH&LOW』『闇金ドッグス』シリーズの山田裕貴が演じます。『となりの怪物くん』について、「登場キャラクターの誰に感情移入できるか是非、楽しんでください!」とコメント。
「海賊戦隊ゴーカイジャー」(2011年)や『あゝ、荒野』(2017年)などでも活躍する彼ですが、俳優としての分岐点に挙げるのは、福士蒼汰・有村架純と共演した映画『ストロボ・エッジ』(2015)だといいます。
『ストロボ・エッジ』が公開されていた当時、主演の2人と比べて役者として世間の皆さんの認知度も低く、自分で自分の名前を検索すると『誰こいつ』と僕の出演に対して賛否の否しかありませんでした、と自ら語る山田裕貴。
「日本中の女子高生が敵になった気分で、もう悔しくて、悔しくて…。でも、それが自分の役者魂に火をつけたんです」と、奮起する契機になったそうです。
2018年4月からは、「V6」井ノ原快彦主演のドラマ「特捜9(とくそうナイン)」に若手刑事役として山田裕貴の出演が決定しました。
「いままであまり山田裕貴を知らなかった皆様にも、新藤亮を通して山田裕貴という俳優を記憶に残してもらえるよう一瞬、一瞬を大切に撮影に臨みます」と意気込みを語っています。こちらも要チェックです!
■超絶美少女なのに男子が大嫌い・あさ子役に池田エライザ
『チェリーボーイズ』(C)古泉智浩/青林工藝舎・2018東映ビデオ/マイケルギオン
絶美少女だが訳あって男子が大嫌い・夏目あさ子役を、モデルであり『伊藤くん A to E』『一礼して、キス』にも出演するなど女優としても活躍の幅を広げる池田エライザ。
フィリピンと日本のハーフの彼女は、ファッション雑誌「ニコラ」モデルオーディションでグランプリを獲得し、芸能界入りを果たしました。
『となりの怪物くん』について、「夏目の可愛いらしいところと、意地を張っている部分は、私の中にもある部分だったので、夏目を通じて私自身のことを考えるきっかけにもなりました。同世代が多かったこともあって、現場の空気感が本当に良くて、楽しい撮影の毎日でした。」と回想しています。
■大島千づる役に『君の膵臓をたべたい』の浜辺美波
雫たちの隣のクラスの委員長・大島千づる。スタイルもよくて美人なのに、控えめな性格の彼女を『君の膵臓をたべたい』(2017年)で主演をつとめた浜辺美波が演じます。
日刊スポーツ映画大賞新人賞などを受賞していて、『咲-Saki-』や『亜人』などの話題作にも出演しています。
「賭ケグルイ」-(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ ドラマ「賭ケグルイ」製作委員会・MBS
2018年1月からは大ヒット漫画「賭ケグルイ」の実写ドラマの主演をつとめる浜辺美波。“可愛らしさ”と“狂気”の二面性を持つ唯一無二の人気キャラクターを清純派女優の浜辺美波がどのように演じるのか注目されました。
『となりの怪物くん』のあとは、竹内涼真と人気コミックを実写映画化した『センセイ君主』が公開を控えています。
■さわやか野球部員・ササヤン役に「陸王」の佐野岳
佐野岳/『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』 -(C) 2013「またかな」製作委員会
雫たちのクラスメイトで野球部部員の佐々原宗平(ササヤン)を演じるのは、ドラマ「陸王」で活躍した佐野岳。彼は2011年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを獲得し、芸能界入りとなった若手俳優です。
ドラマ「下町ロケット」や舞台「曇天に笑う」など、幅広く活躍しています。
「JUNON」2月号
原作を読み、ササヤンは縁の下の力持ちキャラだと思っていたため、その感じが出せればと思って演じた、とコメントしている佐野岳。
「僕自身、少女漫画原作の作品はあまり経験がないのですが、ほかの作品とは少しテイストの違う、恋愛要素だけではない、人と人とのつながりを大事にした作品になっていると思います。どうぞご期待ください!」と満足のいく作品になったことを語っていました。
■他にも速水もこみちや佐野史郎が出演!
バッティングセンターの店長で、「みっちゃん」と呼ばれる三沢満善役に速水もこみちが抜擢。彼はハル(菅田将暉)のいとこで、彼を居候させている保護者の役割です。
若手の俳優陣を見守る役どころは、いままで演じたことがなかったのですが、新鮮でしたし、楽しめました、と充実した撮影について語っています。
佐野史郎が演じるのは、菅田将暉演じる吉田春の父親・吉田泰造。
オリジナルストーリーでは、春は父親のことを毛嫌いしているようなので、そのあたりの関係性がどうなるのか楽しみです。
『となりの怪物くん』製作スタッフ
■『君の膵臓をたべたい』などで知られる月川翔監督
『となりの怪物くん』の監督をつとめるのは、話題作『君の膵臓をたべたい』(2017年)で知られる月川翔。2016年に『黒崎くんの言いなりになんてならない』や、「ダメな私に恋してください」なども担当しました。
今回共演した浜辺美波と、竹内涼真が主演をつとめ2018年公開予定の『センセイ君主』の監督もつとめる、現在35歳の若手監督です。
■脚本は『ヘルタースケルター』『羊と鋼の森』の金子ありさ
『ヘルタースケルター』-(c)2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会(c)岡崎京子/祥伝社
2005年の『電車男』で脚本家としてデビューし、その後『ヘルタースケルター』(2012年)や『高台家の人々』(2016年)など、つぎつぎとヒット作を生み出している金子ありさ。
脚本を担当した『羊と鋼の森』が、山崎賢人を主演に携えて2018年6月8日公開予定となっています。
■音楽を担当するのは『僕だけがいない街』などの林ゆうき
“メガネ男子”藤原竜也/『僕だけがいない街』-(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会
『となりの怪物くん』音楽を担当するのは、『僕だけがいない街』の音楽を担当した林ゆうき。
ほかにも、『アオハライド 』や『青空エール』などの青春映画の音楽を担当したことがあるため、今回の作品でもどのような作品となっているのかが楽しみです。
■映画主題歌は西野カナ!「アイラブユー」
今回決定した主題歌のタイトルは「アイラブユー」。
西野カナは、「『アイラブユー』は、女の子の本音がたくさんつまった、“メッセージラブソング”です。大切な人に対して『やっぱり私はキミでよかった』と、ふと思う瞬間を歌にしました」と楽曲に込めた思いを明かし、「お互いに不器用ながらも、次第に心を通わせていく春と雫のように、皆さんも、この曲を聴いて、となりの大切な人との絆を深めてもらえたら嬉しいです」とコメントを寄せています。
また、今回主題歌のほかにも、「Best Friend」をはじめファンに愛される西野カナの名曲たちを挿入歌として起用することも決定しました!
1つの作品に複数の楽曲が使用されるのは、『となりの怪物くん』が自身初となりました。彼女の音楽ファンにとってもたのしめる作品になりそうですね。
■エグゼクティブプロデューサーに『トリック』『シン・ゴジラ』山内章弘
『となりの怪物くん』のエグゼクティブプロデューサーに、『トリック』シリーズの立ち上げにかかわった名プロデューサーの山内章弘。
彼は他にも『電車男』『デトロイト・メタル・シティ』、『悪の教典』『orange』など数々の人気作品をプロデュースしています。最近では2016年に世界的に話題となった『シン・ゴジラ』が有名です。
『となりの怪物くん』まとめ
『となりの怪物くん』(C)2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 (C)ろびこ/講談社
いかがでしたか?豪華キャスト・製作スタッフでコミックス累計発行部数590万部を突破したコミックを実写化した『となりの怪物くん』。菅田将暉&土屋太鳳が見つめ合う、目が離せないどきどきのラブコメは必見です!
『となりの怪物くん』は2018年4月27日(金)より全国で公開予定。
映画・ドラマ鑑賞、NBA観戦が趣味な20代です。しょっちゅうbinge-watchingしています。