5月11日(金)公開
■なぜ彼女は若くしてポーカールームの経営者になったのか?『モリーズ・ゲーム』
『モリーズ・ゲーム』 (C)2017 MG’s Game, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
モーグルのオリンピック候補だったモリー・ブルームは、選考をかけた大会で怪我を負い、アスリートの道を諦める。ハーバード大学へ進学するまでの一年を、ロサンゼルスで気ままに過ごすことにしたモリーだったが、勤めていた会社のボスから、アンダーグラウンドなポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれる。そこでは、ハリウッドスターや大物プロデューサー、大企業の経営者らが法外な賭け金でポーカーに講じていた。やがて、彼女はその才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するのだが、10年後FBIに逮捕される。彼女を担当した弁護士は、打合せを重ねるうちに、目の前の女性がタブロイド紙に書きたてられるような人物でないことを知るのだが──。
『モリーズ・ゲーム』 (C)2017 MG’s Game, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
実在のポーカー経営者を、ジェシカ・チャスティンが熱演。
彼女の演技もさることながら、前回の主演作『女神の見えざる手』を彷彿とさせるような、スリリングなドラマが展開されています。
■ジェイク・ギレンホールが実在の人物を熱演!『ボストン ストロング〜ダメな僕だから英雄になれた〜』
『ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~』(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2013年のボストンマラソン爆破テロ事件の被害にあった、ジェフ・ボーマンの実話を映画化。主人公のボーマンをジェイク・ギレンホールが演じ、プロデュースも手掛けている。ボストンに暮らすジェフ・ボーマンは元彼女のエリンの愛情を取り戻すため、彼女が出場するマラソン会場に応援に駆け付けるが、ゴール地点付近で爆弾テロが発生。巻き込まれたボーマンは爆発で両脚を失ってしまう。意識を取り戻したボーマンは爆弾テロリストを特定するために警察に協力。ボーマンの証言を基に犯人が特定されると、ボーマンは一躍、“ボストンのヒーロー”として世間の脚光を浴びるが、彼自身の再生への戦いはまだ始まったばかりだった――。
『ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~』 (C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
憑依型俳優として有名なジェイク・ギレンホール主演で描かれる、実在の人物をモデルにした今作。
事件の解決だけを描くのではなく、主人公ジェフ・ボーマンの人生の再生までを描いた力強いヒューマンドラマとなっています。
■あの日本映画が帰ってくる!『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』
『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』(C) 2017 MIDNIGHT SUN LLC. ALL RIGHTS RESERVED.(C) 2017 OPEN ROAD FILMS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
「私はいま本気で恋をしているだろうか…?」そんな問いかけを自分自身に投げかけたくなるような、太陽の光のように眩しく、夜空の星のように輝く、フレッシュなラブストーリーが誕生。2006年に日本で生まれたYUI主演の大ヒット作『タイヨウのうた』がハリウッドで新たなラブストーリーとして生まれ変わる。17歳のケイティは、太陽の光にあたれない“XP”という病をかかえていた。そのため、幼い頃から昼間は家から出られず、父親と二人で時間が経つのを待つだけの日々が続いていた。彼女の唯一の楽しみは、毎夜ギターを片手に駅前まで行き、通行人を相手に歌をうたうことだった。そんなある夜、彼女はチャーリーと出会う。彼には病気のことを隠したまま、次第に二人は恋に落ちていく。
『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』(C)2017 MIDNIGHT SUN LLC. ALL RIGHTS RESERVED
日本で大ヒットした『タイヨウのうた』が、10年以上の時を経てハリウッド映画化。
当時リアルタイムでオリジナルの作品を見た人はもちろん、『タイヨウのうた』をまだ知らない人にも見て欲しいリメイク作です。
ヒロインの相手役は、シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーの息子である、パトリック・シュワルツェネッガーが演じています。
5月12日(土)
■こんな役所広司を待っていた・・・!『孤狼の血』
『孤狼の血』製作現場レポ (C)2018「孤狼の血」製作委員会
物語の舞台は、昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡秀一は、暴力団との癒着をうわさされる刑事・大上章吾とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化し――。
松坂桃李/『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
原作小説が警察もの×仁義亡き闘い的ノワール小説と名高い今作。
役所広司のはまり役もさることながら、彼に関わっていくことで操作する姿勢が大きく変化していく松坂桃李の豹変っぷりにも注目したい。
監督は『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌です。
■5年ぶりの中山美穂主演作『蝶の眠り』
『蝶の眠り』(C)2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
50代でありながらも美しく、若い読者にも根強いファンを持つ、売れっ子の女流小説家・松村涼子。作家として成功し、満ち足りた生活を送る涼子だったが、遺伝性のアルツハイマーに侵されていることを知り、人生の終焉に向き合うことを余儀なくされる。“魂の死”を迎える前に、小説を書く以外に何かをやり遂げようと、大学で講師を務め始めた涼子。ある日、大学近くの居酒屋で、韓国人の留学生チャネと出会い、ひょんなことから涼子の執筆活動を手伝うことになる。作業を進めるうち、現実と小説の世界で交差していく2人は、次第に年齢の差を超えて互いに惹かれていくが、涼子のアルツハイマーは容赦なく進行していく――。
『蝶の眠り』(C)2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
中山美穂が5年ぶりに映画主演を務めており、韓国ドラマ「コーヒープリンス1号店」のキム・ジェウクと共演した大人のラブストーリーとなっています。
監督は「子猫をお願い」のチョン・ジェウン。フランスの女流作家マルグリット・デュラス晩年の恋を描いたジャンヌ・モロー主演の映画「デュラス 愛の最終章」がモチーフとなっています。
■塚田僚一が映画初主演『ラスト・ホールド!』
『ラスト・ホールド!』 (C)松竹
大学4年生の岡島は部員が自分1人だけとなったボルダリング部存続の危機に直面していた。
彼はなんとか6人の新入生を勧誘することに成功するが、集まった6人は1人をのぞいてボルダリング初心者。
それでも失敗を繰り返しながら、次第にボルダリングの楽しさに目覚めていく新入部員たちに、部員同士の絆も生まれていった。
ところが、インカレ団体戦を目前に、ある事件が起こってしまう。