6/8(金)公開
■河瀬直美最新作は、幻の薬草を巡る人間ドラマ…!『Vision』
『Vision』ティザーポスター-(C)2018『Vision』LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.
世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ。とあるリサーチのため、アシスタントと共に奈良の吉野を訪れ、杉の木立が連立する山間で生活をしている山守の男・智(とも)と出会う。2人は言葉や文化の壁を超え、次第に心を通わせていく。ジャンヌはなぜ自然豊かな神秘の地を訪れたのか。山とともに生きる智が見た未来とは――。
『Vision』完成披露イベント
『2つ目の窓』『あん』を手がけた河瀬直美監督が、本作では奈良の吉野を舞台に、フランスの名女優・ジュリエット・ビノシュ、監督作常連の永瀬正敏、「EXILE」の岩田剛典らが出演。
今回も、永瀬さんの徹底した役づくりが見て取れる「山守」の役も大きな見どころのひとつ。
■山崎賢人の新たな一面『羊と鋼の森』
『羊と鋼の森』(C)2018「羊と鋼の森」製作委員会
北海道の田舎で育った主人公・外村直樹は、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎に出会う。彼の調律したピアノの音に「森の匂い」を感じ、調律師の仕事に魅せられ、その世界で生きていくことを決める。そして専門学校に通ったのち、板鳥のいる楽器店で調律師として働くようになるのだった。一番年齢が近く兄のような存在である柳につきながら、調律師としての道を歩み始めた外村は、一緒に回るなかで、高校生姉妹、和音かずねと由仁ゆにに出会う。同じ柳の調律したピアノながら、明るく弾むような音色の由仁ゆにに対し、端正でつややかな音を奏でる和音かずねの音。外村は、そんな和音の音に魅了されていく――。
『羊と鋼の森』(C)2018「羊と鋼の森」製作委員会
第13回本屋大賞を受賞した、宮下奈都の同名小説を『orange オレンジ』でもメガホンを取った橋本光二郎監督が実写化。
主演の山崎さんのほかに、佐倉姉妹を上白石萌音、上白石萌歌の実姉妹のキャスティングが実現!
■カンヌ国際映画祭にて最高賞を受賞!『万引き家族』
© 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
再開発が進むなか、ポツンと残された古い住宅街。日雇い仕事の父・治と息子の祥太“親子”ならではの連携プレーで万引きに精を出している。その帰り道、団地の廊下で凍えている幼い女の子を目にした治は思わず家に連れて帰ってしまう。突然、子どもを連れてきた夫に腹をたてる信代だったが、体じゅう傷だらけのじゅりの境遇を察し、面倒をみることにした。祖母・初枝の年金を頼りに暮らすその一家は、風俗のバイトをしている信代の妹・亜紀、そして新しい家族のじゅりも加わり、貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし、ある事件をきっかけに家族の隠された秘密が明らかになっていく――。
『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭 (C)2018 Getty Images
『海街diary』でもカンヌ国際映画祭に出品されたの是枝裕和監督の最新作が、最高賞であるパルムドールを受賞。軽犯罪で生計を立てる社会問題的作品が、海外の映画祭で注目されるという、非常に意欲作となっています。
■略して"妻ふり"!『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』 (C)2017「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
サラリーマンのじゅんが仕事に疲れて帰宅すると、玄関で妻のちえが口から血を出して倒れていた! 慌てて介抱するじゅんだが、傍らにはケチャップ。「ククク……」と倒れていたちえが笑う。「驚きましたか??」ちえは死んだふりをしていただけだったのだ。ホッとして理由を問うも、からかうように笑うだけのちえ。それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。あるときはワニに喰われて。あるときは銃で撃たれて。またある時は頭に矢が刺さって…。次第にエスカレートしてゆく「死んだふり」。最初は呆れるだけだったじゅんだが、何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか――。
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』本ポスター (C)2017「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
榮倉奈々×安田顕の掛け合いがなんともユルく、チャーミングな本作。
元は2010年に「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問が発端となり、後に様々なメディア展開をみせました。
ちなみに本作で榮倉さんが見せる死んだフリは、なんと15パターンもあるんだとか。
■ リチャード・リンクレイター最新作!『30年後の同窓会』
Ⓒ2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC
男一人、酒浸りになりながらバーを営むサル(ブライアン・クランストン)と、破天荒だった過去を捨ていまは牧師となったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だった旧友のドク(スティーヴ・カレル)が突然現れる。ドクは1年前に妻に先立たれたこと、そして2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅への同行を依頼する。バージニア州ノーフォークから出発した彼らの旅は、時にテロリストに間違われ得るなどのトラブルに見舞われながら、故郷のポーツマスへと向かう――。30年前に起きた“ある事件”をきっかけに、大きく人生が変わってしまった3人の男たち。仲間に起きた悲しい出来事をきっかけに出た再会の旅。語り合い、笑い合って悩みを打ち明ける旅路で、3人の人生が再び輝き出す…。
リチャード・リンクレイター監督 -(C) Getty Images
『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督の最新作は、グッと主人交代の年齢が跳ね上がったミドルエイジのロードムービー。
それでも監督十八番の会話劇は健在!名優たちの演技合戦も見もの!
■著名な日本人サーファーを追ったドキュメンタリー『WAKITA PEAK』
© 2018 Masataka Kiyono & IMPC., Inc. All rights reserved.
サーフショップで働きながら、常に最高の波を狙っている脇田貴之は、日本人で唯一ハワイ・パイプラインにその名を刻む人物。
サーフィンの聖地ハワイ・パイプラインに、唯一その名を刻む日本人サーファー、脇田貴之を描いた物語。
なんと彼の家族は全員サーファーという生粋の波乗り一家。監督は本作が初の長編監督作となる清野正孝が務めます。