『ファインディング・ドリー』はどんな映画?
アンドリュー・スタントン/撮影:Kaori Suzuki
『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』。
舞台は、カクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子ニモを“人間の世界”から救出した冒険の旅から1年後…。
固い絆で結ばれた3匹は、平穏な日々を過ごしていました。
ある夜ドリーは“家族の思い出”の夢を見て、自分には両親がいたことを思い出します。
前作から一転、ニモとマーリン親子の親友で、昔のことはもちろん、ついさっき起きたこともすぐに忘れてしまうドリーが主役となり、ドリーの親を探す冒険が始まります。
『ファンディング・ドリー』はディズニー/ピクサー作品!
『ファインディング・ドリー』は、長編アニメで数々の名作を生み出している、ディズニー/ピクサー製作作品。
監督はアンドリュー・スタントンさん(『トイストーリー』シリーズ、『ファインディング・ニモ』ほか)と、アンガス・マクレーンさん(「トイストーリー・オブ・テラー!」ほか)の共同監督。
製作総指揮はヒットメーカーのジョン・ラセターさん(『リメンバー・ミー』『ズートピア』『アナと雪の女王』ほか)。
ジョン・ラセターさんはスタジオジブリ作品のアメリカ公開版も手がけています!
『ファインディング・ドリー』(吹き替え版)の主題歌は八代亜紀さん
八代亜紀/『ファインディング・ドリー』スペシャルライブ
日本版のエンドソングを歌うのは八代亜紀さん!
八代亜紀さんは、世界75か国でジャズアルバムを配信し、海外のジャズクラブでのライブを行うなど世界のジャズシーンでも活躍。
八代亜紀さんが歌うのは、ジャズの名曲「アンフォゲッタブル」(訳・忘れられない)。すぐになんでも忘れてしまうドリーが、心の底で忘れていなかった両親への想いを込めて歌われています。
八代亜紀さんは、『ファインディング・ドリー』で声優にも挑戦!日本版だけの限定バージョンなので要チェックです。
『ファインディング・ドリー』(吹き替え版)の声のキャスト
『ファインディング・ドリー』(吹き替え版)の声のキャストは、前作『ファインディング・ニモ』から、主要キャストのドリー役室井滋さんと、ニモの父親のマーリン役木梨憲武さんが続投!
息の合ったテンポのよい会話を聞かせてくれています。
中村アンさんや上川達也さんら、新しいキャラクターたちの声のキャストにも大注目です。
■ヒロインのドリー役は室井滋さん
ヒロインの"忘れん坊"のドリー役の声を担当するのは、13年前の前作『ファインディング・ニモ』でも同役ドリーを演じた室井滋さん。
「なんでもすぐに忘れてしまう」というハンディを気にない、前向きで無邪気で心やさしいドリーのキャラクターを活き活きと表現しています。
■ニモの父マーリン役は木梨憲武さん
楽天家のドリーとは正反対の、慎重で心配症なマーリン役を担当するのは、木梨憲武さん。
前作『ファインディング・ニモ』では息子のニモと冒険をこなし、今作ではドリーを助けて再び大海原に旅立ちます。
次回作はマーリンを主役にした『ファインディング・マーリン』なのでは?!と期待!
■マンボウ役と海洋生物監修はさかなクン
さかなクン/『ファインディング・ドリー』MovieNEX発売記念イベント
さかなクンはマンボウ役を担当。マンボウはさかなクンが大好きなハコフグと同じフグ科、「世界で一番大きくなるフグの仲間」ということで大喜びで演じました。
また、字幕版&吹替版の海洋生物監修も兼任。さかなクンは、海洋生物の習性や特徴だけでなく、日本語での正しい魚名などの表現や、海の仕組みにかかわることなど細かい視点で監修を進めたそうです。
■その他の役の声のキャスト
ドリーの“家族の思い出”のカギを握る新キャラクター。謎のタコ・ハンク役を担当するのは上川達也さん。そして泳ぎが苦手なジンベエザメ・デスティニー役を中村アンさんが演じます。
上川達也さんは「ハンクはしゃべっていても口が見えないので、そこが吹き替えの大きなハードルでした」とタコ役を演じる難しさを語り、声優初挑戦の中村アンさんはクジラ語を話すシーンに苦労したとのこと。
海の生きものの声を演じるのは、プロの役者でも大変ですね。
『ファインディング・ドリー』のあらすじ
佐野ひなこ&さかなクン/『ファインディング・ドリー』MovieNEX発売記念イベント
舞台は、たくさんの海のいきものが暮らすオーストラリアのグレートバリアリーフと、「カリフォルニア モロベイの宝石」と呼ばれる場所の海洋研究所。
前作『ファインディング・ニモ』の1年後という設定です。
■よみがえった記憶
ニモの学校の遠足について行った「忘れん坊」のドリーは、激流にのみ込まれて気を失ったことで、はぐれてしまった両親がいたことを思い出します。
ドリーはかつて迷子になって両親を探す内に、そのことも忘れてしまい、さまよってグレートバリアリーフまでたどり着き、マーリンたちと出会ったのでした。
■タコのハンクとの出会い
思い出した「カリフォルニア モロベイの宝石」という言葉をたよりに、ドリーはマーリンとニモとともに両親を探す旅に出ます。
海流にのって遠くに行くウミガメたちの助けを借りて、ドリーは「カリフォルニア モロベイの宝石」に到着。
しかしドリーは、人間につかまって海洋研究所に連れて行かれ、そこでタコのハンクに出会います。