マーベルキャラクターの中で最強なのはいったい誰!?
ロバート・ダウニー・Jr.-(C) Getty Images
アメコミ映画『アベンジャーズ』シリーズで大人気のマーベル。1939年から始まったマーベル・コミックは、時代とともに多くの魅力的なヒーローを生み出してきました。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマン…様々なヒーローたちがいますが、あなたはどれくらいのマーベルヒーローを思い出せるでしょうか?何度も街や世界を、時には宇宙をも救ってきたヒーローたちですが、いったい一番強いのは誰なのでしょうか?代表的なヒーローをご紹介しながら、筆者の独断と偏見により最強を決定します!
天才的な頭脳を持ち、自作アーマーで戦う【アイアンマン】
ロバート・ダウニーJr.-(C)Getty Images
マーベルヒーローと言えば、アイアンマン!と思う方も多いのではないでしょうか?現在実写映画シリーズで人気を博している「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」の一作目として、アメコミファンもそうでない人々も魅了した『アイアンマン』。スーパーヒーローがチームで戦う『アベンジャーズ』シリーズでも中心人物として活躍しますよね。演じているのはロバート・ダウニー・Jr.。
アイアンマンとして戦っているのは、天才科学者のトニー・スターク。自らが経営している巨大複合企業スターク・インダストリーはかつては兵器を製造する軍需産業をメインとしていましたが、中東でテロリストに拘束された際悪人に自社の兵器が使用されていることを知り、助け出された後は兵器の製造をやめました。自分が知らなかった悪があると知り、それを止めるためにパワードスーツを作成。戦闘は、主にスーツに搭載された武器での攻撃。飛行も可能で照準機能も精確なので遠距離攻撃も得意です。特殊スーツに搭載されたミサイル、リパルサーなどの多種多様な武器で、動力源は胸のリアクター。彼が研究し続ける限りアイアンマンのパワードスーツはアップデートされ、弱点がカバーされて行きます。
「自由・平等・博愛」に忠誠を誓う愛国者【キャプテン・アメリカ】
クリス・エヴァンス(C)Getty Images
アイアンマンと並び"アベンジャーズ"の中心人物であるキャプテン・アメリカ。誰よりも高潔な正義の心を持っていたものの、元々軍の徴兵基準を満たせないほどの虚弱体質だったスティーブ・ロジャースは、超人血清を投与されたことにより肉体を人類の極限値まで高め、戦いに身を投じていくことになります。『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』から始まる3部作のみならず、『アベンジャーズ』シリーズでも活躍。演じているのは、クリス・エヴァンスです。
人間として最高レベルの身体能力や強靭さを持っているキャプテン。戦闘はありとあらゆる体術を駆使し、接近戦ではあのアイアンマンすら圧倒するほど!装備は地球上最高位の硬度を誇る「ヴィブラニウム」と鉄の合金でできた円形のシールド。敵の攻撃を打ち据えたり、投擲武器として使用します。この盾を使いこなせるのは、キャプテンと相棒のバッキー・バーンズのみと言われています。キャプテンの一番の武器は、長年の戦いで得た経験や判断力、そして人々を惹きつける高潔な精神、カリスマ性。超人的なヒーローが数多くいるアベンジャーズのリーダーとしてふさわしい男です!
神の国・アスガルドの雷神【マイティ・ソー】
クリス・ヘムズワース
地球(=ミッドガルド)とは異なる神の国、アスガルド。そのアスガルドの王子であるマイティ・ソーは、自信家で高慢な身の振る舞いを父王オーディンに咎められ、超人的なパワーを取り上げられて地球に落とされます。そこで出会った女性・ジェーン(ナタリー・ポートマン)らと交流していくうちに、自らの幼さを認め真の強さを手に入れます。その後はアベンジャーズの一員として地球を守護する存在となりました。『マイティ・ソー』シリーズの3部作のみならず、『アベンジャーズ』シリーズでも活躍します。演じているのは、オーストラリアの俳優クリス・ヘムズワース。
身体の作りが人間と違い能力が桁外れ!高潔な心を持つ者のみが扱えるハンマー、ムジョルニアを自在に操ります。姉のヘラにムジョルニアを破壊されてからは、強大な力を持った斧ストーム・ブレイカーを使うように。戦闘はムジョルニアによる雷を駆使した攻撃はもちろん直接の打撃など、遠距離でも近距離でも敵はなし!アスガルド人の並外れた身体能力もあり、地球の武器などはあまり意味を成しません。このことから、「アベンジャーズ最強の一角」と呼ばれています。
親愛なる隣人【スパイダーマン】
偶然、実験に使われていた蜘蛛に噛まれたことで蜘蛛の能力を得たスパイダーマン。その正体はまだティーンのピーター・パーカーで、日本ではアイアンマンと並んで知名度・人気度ともに高いヒーローなのではないでしょうか?自身で作った赤と青の蜘蛛のコスチュームに身を包んでいますが、アイアンマン/トニー・スタークからスカウトを受けた後からは、スターク製の超ハイテクスーツを着ています。演じている俳優はトム・ホランド。
戦闘は、危険を察知する第六感のスパイダーセンス、クモの吸着力、人間離れした運動能力を駆使して戦います。また、クモ糸を手首の装置(ウェブシューター)から射出し、飛行や攻撃、防御などに活用!スーパーパワーを持ち、身体も通常の人間よりもかなり頑丈なので、ウェブを使わない素手での戦いでもかなり強いです。
トビー・マグワイア-(C)Getty Images
アンドリュー・ガーフィールド-(C) Getty Images
スパイダーマンは現在MCUの中で公開された『スパイダーマン:ホームカミング』や『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のみならず、過去に2人の俳優が演じています。『スパイダーマン』からの3部作を演じたトビー・マグワイアと『アメイジング・スパイダーマン』2作を演じたアンドリュー・ガーフィールド。3人とも同じピーター・パーカーを演じていて、スパイダーマンになった経緯などは同じ。しかしまた違った物語が展開されるので、トム・ホランドのスパイダーマンを観て気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
天才科学者?怪物?緑の超人【ハルク】
先月ベルリンで行われた『アベンジャーズ』フォトコールに応えるマーク・ラファロ -(C) Rex Features/AFLO
ガンマ線の研究者として超人血清の研究に参加していた天才科学者ブルース・バナー。実験中の事故により自らが大量のガンマ線を浴びてしまったものの、死ぬことはなく緑色の怪物の姿に変身!それ以来気持ちが昂ぶると、いつもの理性的なブルース・バナー博士の姿とは裏腹に、凶暴性が全面に出ている"ハルク"へと変わるようになってしまいます。アベンジャーズの一員として戦う時はマイティ・ソーと張り合えるほどの規格外のパワーを発揮し、頼りになる存在!完全に制御不可能ではないものの理性があるわけではないため、興奮しすぎていると抑えることができなくなり味方のヒーローたちも危険な状況になってしまうことも…。演じているのはマーク・ラファロです。
戦闘は、緑の巨体から繰り出される素手での攻撃のみ!武器や防具などは使わずとも、元々の頑丈さやパワーがとにかく桁違い。そのため、アスガルド人であるマイティ・ソーと並んで、アベンジャーズ最強の一角と言われています。
美しき万能エージェント【ブラック・ウィドウ】
スカーレット・ヨハンソン-(C) Getty Images
アベンジャーズの一人であり、潜入や諜報といったスパイとしての仕事に関しては右に出る者のいないエージェント、ブラック・ウィドウ。かつては母国であるロシアで仕事をさせられていたものの、ホークアイとの出会いがきっかけでS.H.I.E.L.D.に属するようになったとのこと。本名はナターシャ・ロマノフで、演じているのはスカーレット・ヨハンソン。身体能力が高く体術も得意!もちろんソーやハルクと比べると当然パワーは劣りますが、相手を手玉にとる手腕や、諜報的な知識の膨大さはチームになくてはならない存在。また、誰も止められないあのハルクを落ち着かせることができるのも大きなポイントかも!?
これまで『アベンジャーズ』シリーズをメインに活躍してきましたが、2020年には初の単独映画も公開予定!より一層注目の集まるブラック・ウィドウです。
ターゲットは外さない!弓の名手【ホークアイ】
ジェレミー・レナー-(C)Getty Images
ブラック・ウィドウと並んで、エージェントとしての印象の強いホークアイ。ソーやハルクのような身体能力はありませんが、武器である弓の腕前は超一級!的を外したことはないのだとか。弓にも様々な細工ができるようになっており、戦いかたの幅はかなり広いんです。ブラック・ウィドウと互角に渡り合えるほどの経験や機転を持っているのはもちろん、『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』では最強のAIヴィジョンをしばらく動けなくさせるほどの実力!
本名はクリント・バートンで、演じているのはジェレミー・レナー。『アベンジャーズ』シリーズをメインに活躍してきました。
闇から世界を守り続ける魔術師【ドクター・ストレンジ】
ベネディクト・カンバーバッチ-(C)Getty Images
アベンジャーズが物理的な危機から地球を守っているチームだとしたら、神秘的な脅威から地球を守り続けているのが、魔術師のドクター・ストレンジ。医師をしていたスティーヴン・ストレンジが魔術の世界に足を踏み入れ、先代エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)の跡を継ぎアガモットの目と呼ばれる石を守る役目につきました。プライドが高く高慢で、ちょっと嫌なヤツ!?なドクター・ストレンジを演じているのは、ベネディクト・カンバーバッチ。
主な戦い方は空間移動や魔法陣を使った戦闘。魔法陣は攻撃・防御どちらの役割も果たします。また、自分の意思でアガモットの目を使用しセットしておけば、自分が死んだ後も指定した時間まで戻ることができる時間操作の能力はかなり規格外!マーベルヒーロー最強の一角と言えるでしょう。