原作小説『検察側の罪人』とは?
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『検察側の罪人』とは警察と検察の関係について描かれた小説で、原作には元検察官の郷原信郎さんが協力しており、よりリアルな検察小説となっています。
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原作者の雫井脩介さんは“時効”から着想を得て、本作を書き上げたそうです。また、原作小説は2013年に週刊文春ミステリーベスト10にて第4位、2014年にはこのミステリーがすごい!にて第8位に選ばれました。
■原作者、雫井脩介さんってどんな人物?
『クローズド・ノート』 -(C) 2007「クローズド・ノート」製作委員会
1968年11月14日生まれの小説家で、推理小説をメインに執筆されています。2000年に『栄光一途』でデビュー。
© 2007「クローズド・ノート」製作委員会
代表作には、2004年の週刊文春ミステリーベスト10にて第1位に輝いた『犯人に告ぐ』や沢尻エリカさんが主演で映画化された『クローズド・ノート』、警察として活躍する親子を描いた『ビター・ブラッド』などがあります。
■『検察側の罪人』のあらすじは?
都内でとある殺人事件が発生。東京地検の検事・最上と新人検事・沖野がこの事件を担当することに。この事件の被疑者として挙げられたのは、時効を迎えた未解決殺人事件の重要参考人・松倉という人物でした。
最上は被疑者が複数いるにも関わらず、松倉にこだわり続けており、沖野はそんな最上に疑問を抱きます。ついには、それぞれの正義を掲げ、最上と沖野は対立。果たして事件の結末は、彼らの戦いの結末は…?
■監督・脚本を務めるのは原田眞人さん!
原田眞人監督/「Japan Now 監督特集<原田眞人の世界>」記者会見
監督・脚本を務めるのは、『クライマーズ・ハイ』や『日本のいちばん長い日』で知られている原田眞人さんです。過去には日本アカデミー賞やブルーリボン賞などを受賞。2003年にはトム・クルーズさんや渡辺謙さんが出演した『ラストサムライ』に、俳優として出演した経験もあります。
『検察側の罪人』のキャストは?
『検察側の罪人』キャスト陣
今回、雫井脩介さんの同名小説が『検察側の罪人』が実写映画化されるということで、気になるキャストについて一部紹介していこうと思います。
■木村拓哉(本部係検事・最上毅 役)
1972年11月13日生まれ。俳優などマルチに活躍されています。2016年まではジャニーズ事務所のアイドルグループ、SMAPとして活動されていました。妻はタレントや歌手の工藤静香さんです。テレビドラマや映画、アニメ、CMなど数多くの作品に出演されており、各方面から引っ張りだこな俳優です。本作では検事・最上毅役を演じています。
■二宮和也(新人検事・沖野啓一郎 役)
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1983年6月17日生まれ。俳優やタレントとして活動されており、ジャニーズ事務所のアイドルグループ、嵐のメンバーでもあります。
代表作には、東野圭吾原作のテレビドラマ「流星の絆」やクリント・イーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙』などがあります。今作では木村拓哉さん演じる最上毅の部下で新人の検事・沖野啓一郎を演じます。
■吉高由里子(立会事務官・橘沙穂 役)
1988年7月22日生まれの女優さんです。
吉高由里子『ユリゴコロ』/photo:You Ishii
過去には、第27回すばる文学賞を受賞した金原ひとみさんの小説が原作の蜷川幸雄が監督を務めた映画『蛇にピアス』やNHKの連続テレビ小説「花子とアン」などに出演されています。今作では二宮和也さんが演じる沖野啓一郎の立会事務官・橘沙穂を演じています。