『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の前作のおさらい!
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ヨーロピアンプレミア
2016年に公開された映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。本作を紹介する前に、前作の『アリス・イン・ワンダーランド』について紹介したいと思います。『アリス・イン・ワンダーランド』は、2010年に公開された映画作品で、日本でも人気の高い『不思議の国のアリス』や『鏡の国のアリス』などの児童文学が原作となっています。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ヨーロピアンプレミア
物語は、主人公のアリスが不思議の国から帰ってきて13年後。19歳になったアリスは、ある男からプロポーズされるも戸惑ってしまい、パーティから抜け出します。そこで白ウサギと出会い、再び不思議の国へと迷い込むことに。しかし、13年前の不思議の国とは変わっており、赤の女王によって世界が支配されているのでした。そしてアリスは、マッドハッターたちと共に赤の女王に挑むことになります。果たして、赤の女王に支配された不思議の国を取り戻すことができるのでしょうか。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』前作の監督はティム・バートン
ティム・バートン -(C) Getty Images
前作『アリス・イン・ワンダーランド』の監督を務めたのは、ハリウッドの鬼才ティム・バートン。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』では製作として参加しています。監督を降りた理由として、本作の監督を務めるジェームズ・ボビンの熱意に心が動かされたからとのこと。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』とは?
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ジャパン・プレミア
ここからは『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』について紹介していきます。本作は2016年に公開された映画です。前作の『アリス・イン・ワンダーランド』のはじまりを描いた作品となっています。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ジャパン・プレミア
本作のテーマは“時間”。24歳となった主人公のアリスが、不思議な国での旅を通して、時間の大切さを学ぶ物語となっています。“自分が持っている時間を大切に”という監督の思いが込められた作品です。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の監督はジェームズ・ボビン
そんな『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の監督を務めるのは、アリスの世界を愛するジェームズ・ボビン。過去には、人形たちが登場するミュージカル映画『ザ・マペッツ』などで監督を務めています。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ジャパン・プレミア
前作『アリス・イン・ワンダーランド』の監督であるティム・バートンは、ジェームズ・ボビンはポジティブで明確なアイデアを持っていると評しており、熱意溢れるその姿勢から本作の監督を依頼したとのこと。ジェームズは前作を越える世界観を作るにあたり、“リアル”を追求したそうです。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のあらすじは?
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ヨーロピアンプレミア
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は『アリス・イン・ワンダーランド』から3年後の世界が描かれています。大人の女性へと成長したアリスは、父の後を継ぎ、船のキャプテンとして生活を送っていました。そんなアリスが故郷のロンドンへと帰って来たとき、アリスの母が生活が苦しいことから、自宅の所有権を譲る契約を結んでいたのでした。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ヨーロピアンプレミア
アリスの乗る船をを譲るのであれば自宅の権利は返すと告げられるも、父から譲られた船を手放したくないアリスは返答に困っていました。そんなとき、再び不思議の国へと誘われ、向かうアリス。そこには、悲劇的な過去に囚われて心を閉ざしているマッドハッターいました。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ヨーロピアンプレミア
そこでアリスは時間を司る番人であるタイムから、時間をさかのぼれるというクロスファイアを奪って、マッドハッターのために過去を変えようと試みます。襲い掛かってくる追手を振り切り、過去へと飛び立つアリス。そんな旅の中でアリスが学んだこととは…?
■『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』、圧巻の美術
『不思議の国のアリス』 in 東京ディズニーランド
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』には豪華キャストや製作陣といった魅力がありますが、美術の美しさも魅力の1つです。本作で美術を務めたのはファンタジー作品を得意とするダン・ヘナ。過去には『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』などの作品に参加しています。
「スペシャルデザート」『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』では、前作の製作時に使われたデジタル・オペレーションを参考にしつつ、さらに実際に入ることのできるセットや大道具を組み合わせたことで、従来のファンタジー作品から1歩踏み出したような美術になっているとのこと。