『イコライザー2』19秒でマフィアをブチ倒す男とは
『マグニフィセント・セブン』、『フライト』などで知られる名優デンゼル・ワシントンが元CIAの凄腕エージェントに扮し、法で裁けない悪をブチ倒していくアクション映画『イコライザー』の続編、『イコライザー2』がいよいよ2018年10月5日より公開されます。この記事では『イコライザー2』をより楽しむことができるよう、あらすじや見どころ、トリビアをまとめてご紹介。デンゼル演じる「19秒で敵を倒す男」ことロバート・マッコールの秘密に迫ります。
『イコライザー2』まずは前作をおさらい
■記念すべき第1作目『イコライザー』ストーリー
ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、ホームセンターに勤めるごく普通の男。夜は行きつけのダイナーで本を読み、娼婦のテリー(クロエ・グレース・モレッツ)とたわいないお喋りを交わす静かな毎日を送っていた。
しかしある晩、マッコールはテリーがロシアン・マフィアに酷い仕打ちを受けていることを知る。人生に夢さえ抱けずただ傷つけられるテリーを助けようと、マフィアのアジトに単身乗り込むマッコール。そう、彼は元CIAのトップ・エージェントだったのだ。
その場にいたマフィア一味をなんと19秒で倒してしまったマッコール。しかしこの「仕事」がきっかけとなり、マフィアは報復のためにマッコールを追い詰めていく…。
■豪華メンバー勢揃い!『イコライザー』第1作、登場人物とキャスト
主人公マッコールにはデンゼル・ワシントン!"DIYアクション"を堪能せよ
デンゼル・ワシントン-(C)Getty Images
昼はホームセンターに勤める真面目な男、夜は困っている人を助けるための「仕事人」と2つの顔を持つマッコールを演じ上げたのは名優デンゼル・ワシントン。アル中のパイロットを演じた『フライト』ではアカデミー賞主演男優賞ノミネート、『グローリー』ではゴールデングローブ賞助演男優賞受賞、『トレーニング デイ』ではアカデミー賞主演男優賞に輝くなど、賞レースの常連です。
知性派からギャングスタ―まで演技の幅が広いデンゼルは、アクションも得意としています。『イコライザー』の終盤では、ホームセンターを舞台にデンゼルが様々な工具を武器にして敵を倒していく、"DIYアクション"とも呼ぶべきシーンが話題となりました。
娼婦テリーには『キック・アス』クロエ・グレース・モレッツ
クロエ・グレース・モレッツ/『イコライザー』 in トロント映画祭
『キック・アス』シリーズのヒットガール役や、リメイク版『キャリー』主演などで知られる若手No.1実力派女優、クロエ・グレース・モレッツが『イコライザー』で演じるのは娼婦のテリー。マッコールと同じくダイナーの常連で、マッコールと会話を交わすうち友情を深めていきます。しかしある晩、テリーは暴力を振るう客に反撃。客に怪我を負わせたとして、売春組織の元締めであるロシアン・マフィアに酷い暴行を受けたテリーは病院送りにされてしまいます。この出来事をきっかけに、マッコールは「イコライザー」として悪を裁くという使命に目覚めるのです。
『イコライザー2』にも出演!CIAのプラマー夫妻にはメリッサ・レオ&ビル・プルマン
メリッサ・レオ -(C) Reuters/AFLO
主人公マッコールのCIA時代の上司であるスーザン・プラマーとブライアン・プラマー夫婦を演じたのはメリッサ・レオ&ビル・プルマンです。メリッサ・レオは主演作『フローズン・リバー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた実力派。ビル・プルマンは『インデペンス・デイ』のトーマス・J・ホイットモア大統領役や、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のジャック・クレイマー役で知られる俳優です。
二人は『イコライザー2』にも引き続き登場するのですが、今回なんとスーザンの身に…?!
凶悪なロシアン・マフィア!元KGBの部下、全ての元凶とは
主人公マッコールと敵対するロシアン・マフィアの幹部で、元KGB(ソ連の秘密諜報機関)のテディを演じたのはマートン・ソーカス。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズではケレボルン役で出演していました。
『イコライザ―』では暴力的ながらも頭の切れる凶悪なマフィアに扮し、マッコールを追い詰めます。
そしてロシアン・マフィアを統べるボス、プーシキンを演じたのはチェコ系カナダ人俳優のウラジミール・クリッチ。『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』『ファイアーストーム』などに出演していました。
残虐の限りを尽くす彼らがいったいどうなったのか、その結末はぜひ『イコライザー』本編で見届けてください。
■成長にほっこり…!ジョニー・スコアーティス演じるラルフィにも注目
マッコールの同僚で、警備員登用を目指すぽっちゃり男性のラルフィを演じるのはジョニー・スコアーティス。登用試験に合格するため、マッコールはラルフィを特訓するのですが、ラルフィはある日突然ホームセンターを辞めてしまいます。その本当の理由を知ったマッコールは…。
『イコライザー』ではラルフィが一旦は挫折するも成長する姿が丁寧に描かれています。終盤のあるシーンでは感動してしまうこと間違いなし!『イコライザー』はラルフィの成長物語としても観ることができるのです。
『イコライザー』監督はアントワン・フークア!デンゼルとタッグ多数
『マグニフィセント・セブン』
『イコライザー』、そして『イコライザー2』でメガホンを取ったのは、『エンド・オブ・ホワイトハウス』、『キング・アーサー』などを手掛けたことで知られる、アクション映画の名手アントワン・フークア監督。デンゼル・ワシントンとは過去『トレーニング デイ』、『マグニフィセント・セブン』などでタッグを組んでいます。
『イコライザー』本国アメリカで高評価!続編『イコライザー2』製作決定
『イコライザー』第1作は、アントワン・フークア監督によるアクション演出や、主演デンゼル・ワシントンの演技が批評家より高い評価を得ました。世界最大の映画批評サイトRotten Tomatoesでは批評家スコア60%、観客スコア76%を取得しています。
批評家・観客双方からの高評価を受け、公開翌年の2015年には早くも続編の製作が決定。
引き続きアントワン・フークアが監督を、デンゼル・ワシントンが主演を務めるほか、プラマー夫妻役でメリッサ・レオとビル・プルマンが再登板します。さらには人気アクション映画の続編『キングスマン: ゴールデン・サークル』で一躍知名度を上げた人気俳優、ペドロ・パスカルも参戦!
ホームセンター勤務からドライバーに職を変えたマッコールが、再び悪との戦いに身を投じていきます。
『イコライザー2』ストーリー
『イコライザー2』
マッコール(デンゼル・ワシントン)の現在の“表”の職業はドライバー。CIA時代の元上官である親友スーザン(メリッサ・レオ)が何者かに殺害され、マッコールは極秘捜査を開始する。
スーザンが死の直前まで手掛けていた任務の真相を追ううちに、彼の身にも危険が迫り…。
襲撃の手口から、身内であるCIAの関与を疑うマッコール。今度の相手は、自分と全く同じ特殊訓練を受けたスペシャリストだ。<イコライザー>VS<イコライザー>の壮絶な戦いが今、幕を開ける。