トラウマになる映画その①『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
『ANTICHRIST』記者会見にて(左から)シャルロット・ゲンズブール、ラース・フォン・トリアー監督、ウィレム・デフォー
トラウマレベル:★★
言わずと知れた有名映画。ホラーでもオカルトでもなく、身体が過剰に痛めつけられるような描写もありません。それでも記憶から消したくなります。
人間の悪意を描かせればピカイチのラース・フォン・トリアー監督作品。
“二度と見たくない”は最高のほめ言葉。
同監督の『ドッグヴィル』や、『奇跡の海』もおすすめです。
『サウンド・オブ・ミュージック』についての予備知識があると、作品への理解を深く掘り下げることができますよ。もっとも、見るたびにこの映画のことを思い出してしまうかもしれませんが…。

独特の美しさを放つ北欧映画。その中でも一癖あるのがデンマークの映画作品です。名作揃いでありながらもあまり知られていないデンマーク映画の数々。今回はそんなデンマークの映画作品の中からオススメの13作品を紹介します!
トラウマになる映画その②『クリープショー』
ジョージ・A・ロメロ
スティーヴン・キング -(C) Getty Images
トラウマレベル:★★★
ゾンビ映画の黄金時代を築きあげた巨匠、ジョージ・A・ロメロが監督をつとめるホラー映画。なんと脚本はあのホラー小説家、スティーヴン・キングです。キング本人も第2話に俳優として登場。
ホラー界きっての最強ふたりがタッグを組んでしまったこの映画は、オムニバス形式で5つの話が展開されます。トム・サヴィーニが特殊メイクに参加している豪華B級ホラー。
クリープ(creep)という単語は“這う”という意味なのですが、スラングとして気味が悪い・ゾッとするという意味で使われます。
『ハムナプトラ』のスカラベにゾッとした思い出のある方は、この映画を観てはいけません。
トラウマになる映画その③『犬神家の一族』
『犬神家の一族』
『犬神家の一族』
トラウマレベル:★★
過去何度も映像化されている名作で、映画を観たことがない人でも助清のことは当然のように知っていますよね。白いマスクがなんとも不気味。地響きのような潰れ声は、いやでも耳に残ります。
菊人形をみると、ドキッとしてしまうかも。薄暗く不気味な映像がなんともおぞましい。リメイク版は画面が明るいので、ミステリーに重きを置く方にはそちらがおすすめです。
金田一シリーズは猟奇要素が多く、陰惨な世界が魅力的。
気に入った方はぜひ『病院坂の首縊りの家』や『悪魔が来りて笛を吹く』、『悪霊島』などもあわせてご覧いただきたい。

絶対に面白い邦画おすすめベスト100‼一生のうちに見るべき映画厳選【2020年最新版】
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トラウマになる映画その④『震える舌』
『バーニング・オーシャン』 (C)2016 Summit Entertainment, LLC.
※写真はイメージです。
トラウマレベル:★★★★
破傷風をテーマにしたヒューマンドラマ。故・渡瀬恒彦が父親役で出演しています。古い映画ですが、破傷風という病気はけして遠い昔の話ではありません。菌はいまでも、世界中の土のなかに存在しています。
病気というのは本人だけでなく、家族をも蝕んでいくもの。もう二度と軽い気持ちで泥や土をさわれなくなるかもしれません。
鑑賞のおともにチョコパンをどうぞ。

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トラウマになる映画その⑤『ザ・フライ』シリーズ
タッカー/『鋼の錬金術師』 (C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会
※写真はイメージです。
トラウマレベル:★★★★
1958年に公開された『ハエ男の恐怖』のリメイク作品。モンスターパニック映画ではありません。
実写映画にもなった『鋼の錬金術師』に出てくる合成獣に強いショックを受けたことのある方、あの記憶が呼び覚まされることでしょう。おそらく、あれのオマージュ元となった映画です。
人間が生きたまま、消化液を浴びせられドロドロに溶けていくというショッキングな映像は、すべて特殊メイクによるもの。第59回アカデミー賞メイクアップ部門を受賞しています。
ハエ男のビジュアルもとにかく怖すぎる。
グロテスクに表現された出産シーンもあるので、妊娠中の方は本当に観ないほうがいいです。
トラウマになる映画その⑥『八甲田山』
『劔岳 点の記』© 2009『劔岳 点の記』製作委員会
※写真はイメージです。
北大路欣也/「WHISKY HILLS AWARD」 in 六本木ヒルズ
トラウマレベル:★★★
ちょっとした判断ミスは、ときに大きな犠牲をもたらします。それが軍隊という命がけの組織なら なおさら、その責任の重みは計り知れません。
世界の登山史において最大規模の犠牲者を出した明治時代の遭難事故、八甲田雪中行軍遭難事件が この映画のテーマになっています。
すさまじい寒さと飢えが思考を停止させ、なにも感じることができないまま、ゆっくりと死んでいく恐怖。今も昔も、人間が自然にうち勝つことはできないのです。
北大路欣也演じる神田大尉のセリフ“天は我々を見放した”は、当時の流行語にもなりました。
トラウマになる映画その⑦『ファンタスティック・プラネット』
『ファンタスティック・プラネット』-(C) APOLLO
『ファンタスティック・プラネット』-(C) APOLLO
『ファンタスティック・プラネット』-(C) APOLLO
トラウマレベル:★★
長きにわたって巨人族から支配されてきた人類が、彼らに立ち向かおうとする反逆の物語。この世界では巨人よりも短命な人間は、虫や動物のような扱いをされています。
説明するまでもなく奇妙な雰囲気で、狂気に満ちた映像美が楽しめます。うっかり夜中に観てしまうとそのまま夢にまで出そう。
劇伴には全編にわたって電子音楽を基調としたプログレッシブロックが使われており、まるで洗脳のように頭にこびりついて離れません。