香川照之のプロフィール!東京大学出身、歌舞伎役者!
香川 照之は、1965年12月7日生まれ、東京都出身の日本の俳優。歌舞伎役者の二代目市川猿翁と元宝塚歌劇団雪組主演娘役で女優の浜木綿子の間に生まれた歌舞伎役者でもあり、名跡「市川中車」の当代、九代目 市川中車(くだいめ いちかわ ちゅうしゃ)を名乗っています。またボクシング解説者、実業家の一面も。身長171cm、血液型はAB型。
なんと、最高学府である東京大学文学部社会心理学科を卒業しています。あの「今でしょ!」で有名な林修先生と同級生なのだとか。役者として実力で勝負すると決意を決めた香川照之は、東大出身であることを隠していたようです。
今や日本を代表する実力派俳優の香川照之。ドラマや映画に出演するたび、その演技が話題になります。最近は「99.9-刑事専門弁護士-」での松本潤や木村文乃とのコミカルでテンポの良い演技が大変注目されました。
香川照之がカマキリに変身!
「櫻井・有吉THE夜会SP」-(C)TBS
また香川照之は大の昆虫好きとしても有名で、2016年より不定期で放送中のNHK教育テレビ「香川照之の昆虫すごいぜ!」でのカマキリの着ぐるみを被った先生役が話題を呼んでいます。
そして最新のニュースでは、「アランチヲネ」という名のスタートアップを創業しました。創業の理由は、地球に真摯に向かい合うこと。というのも、アランチヲネは、香川照之が大好きな昆虫の柄をモチーフにした子供服ブランド「INSECT COLLECTION」を主な事業としています。地球や子供の肌に優しい素材を使い、身に付ける人が地球のことを思えるようなアイテム作りを目指すといいます。地球の生物の75%を占めるという昆虫に対するリスペクトをもう一度思い出してほしいというメッセージもあります。
そんな香川照之、映画ではどんな活躍をしているのでしょうか?早速話題作を紹介しましょう!
香川照之の奇怪な隣人ぶりがヤバい!『クリーピー 偽りの隣人』
『クリーピー』本ポスター -(C)2016「クリーピー」製作委員会
元刑事の犯罪心理学者とその妻の日常が、“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく圧倒的恐怖を描いた本作。まさに、恐怖のためにぞっと身の毛がよだつような、気味が悪い“クリーピー(creepy)”な作品として話題を集めました。
『クリーピー 偽りの隣人』(C)2016「クリーピー」製作委員会
香川照之は、主人公・高倉(西島秀俊)が妻・康子(竹内結子)と引っ越してきた先の隣に住む、隣人・西野を怪演。風変わりではあるものの、なんてことはない隣人に見えた西野。しかし、接していく内に、言葉のふしぶしで何かがおかしい、笑っているのに気味が悪い、普通なようでどこか普通じゃない一面が、次々に明らかになっていきます。
また本作は第66回ベルリン国際映画祭に正式出品され、主演の西島秀俊をはじめ、竹内結子、香川照之、黒沢監督がワールドプレミア上映に出席。香川照之は、ドイツ語で「皆さん、こんばんは。香川照之です。私は映画のキャラクターと同じ性格です」と自身が演じた少し不気味で奇妙な隣人に引っ掛けた挨拶で会場を盛り上げ、「これほど拍手が起きた上映は、いままでで一番かもしれません」と感想を寄せました。
香川照之は大杉探偵役!『劇場版 MOZU』
『劇場版MOZU』(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C)逢坂剛/集英社
累計240万部突破、逢坂剛のハードボイルド小説「百舌」シリーズの映像化。西島秀俊を主演に迎え、TBS×WOWOW共同で制作されたドラマ「MOZU」。「Season1」をTBSで、その続編となる「Season2」がWOWOWで放送され、映画化されました。
西島秀俊主演「MOZU」(C)TBS・WOWOW
娘を亡くし妻も爆弾事件で失った公安警察官の倉木(西島秀俊)は、家族の死に隠された謎を警視庁捜査一課の大杉(香川照之)や同僚の明星(真木よう子)らと追い続け、ついに警察内部の闇を暴く。香川照之の演じた大杉をフューチャーしたドラマ「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所」も話題になりましたね。
香川照之×ミステリー内田けんじ監督!『鍵泥棒のメソッド』
『鍵泥棒のメソッド』 -(C) 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
二転三転していくストーリーで観る者を翻弄していく内田けんじ監督の『鍵泥棒のメソッド』。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋と、たまたまそこに居合わせた一人の売れない貧乏役者、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予測不能なストーリー。
© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
注目のキャストは、転倒した男の持っていた大金に目がくらみ、彼に成りすます貧乏役者・桜井に堺雅人、記憶を失い自分が桜井だと思い込んでいるコンドウに香川照之、役者として努力するようになるコンドウに恋する女性編集長・香苗に広末涼子。
© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
香川照之は役どころに関して、「今回、僕も俳優の役をやったけど、それは二重三重の複雑な構造になっていて、演じない瞬間、本音に肉薄する瞬間がこの映画の面白味だと思ってます。実はそれはどの映画でも同じで、僕は演じれば演じるほどに『演じたくない』と思うし、自分のメッセージを出したいなと思ってる。本当の意味で“演じない”役をやりたいですね。」と深いコメントを残しています。