衝撃の実話?有名AV監督・村西とおるの半生を描く「全裸監督」とは?
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
「全裸監督」は、1980年代のバブル時代に“AVの帝王”と呼ばれた村西とおる氏を中心に、彼に関わる人間を実際の出来事を描き出した、ユーモア溢れるエンターテインメント作品。地上波ではおよそ放送できないような内容を、あのNetflixにてドラマ化されます!
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
これまでにも、Netflixでは、ジミー大西さんと明石家さんまを描いた伝記映画「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」も配信されているだけに、「全裸監督」のような日本のNetflixドラマに、今大きな注目が集まっているのです。
原作の「全裸監督」とは?
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」の原作は本橋信宏氏による「全裸監督 西村とおる伝」 「人生死んでしまいたいときには下を見ろ!俺がいる」という説得力凄まじいキャッチコピーとともに、712ページにも渡る超大作です。
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」2019年8月8日(木)、Netflixにて全世界独占配信
元は英会話教材のセールスマンで売り上げ日本一を出すほどの手腕があり、その説得術や経験を生かして、その他様々な書籍が販売されています。「全裸監督」の才能は、決してAVだけではないのです。
「全裸監督」と呼ばれるAVの帝王・村西とおるとは何者か?
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
「全裸監督」の本名は草野博美。高校卒業後と同時に上京すると、どんな相手でも落とせる応酬話法を編み出し、英会話教材の販売売り上げ数日本一達成します。さらにインベーダーゲームのブームに乗り、ゲーム機設置販売でも成功を収めます。
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」新ビジュアル
その後はビニ本と裏本の制作・販売業に転じると、この業界でも日本一になってしまいます。しかしあらゆる頂点に上り詰めるも、突如指名手配され逮捕。さらに再起のためAV監督になり、あらゆるジャンルを開拓します。しかし今度はハワイで撮影中にFBI合同捜査チームに逮捕され、なんと懲役370年を求刑されてしまいます。果たして「全裸監督」の運命は…?
ドラマ「全裸監督」の見どころ
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」新ビジュアル
「全裸監督」の大胆な濡れ場シーンの他、注目してほしい見どころを紹介します。
■見どころ①世界を意識した日本流バブルファッション
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
まず目を引くのは、“時代を映す鏡"とも呼ばれるそのファッション。映画『キル・ビル』や、日本を舞台にしたアリシア・ヴィキャンデル主演、小林直己共演のNetflixオリジナル映画『アースクエイク・バード/Earthquake Bird』(原題)など国際的な作品で活躍する衣装デザイナーの小川久美子は「日本的に面白くても世界から見たら変に感じるかな? というところは多少デザイン的に大人しくしたりしています。日本の不思議なところとか面白いところはまだ海外に出てないと思う」と、全世界で配信されることを意識したと告白。
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
続けて、山田さん演じる村西とおるの衣装に関しては「ポロシャツのサイズ感も大きすぎないものにしていましたが、(山田さんが)やっぱりちゃんと体を近づけているからかっこいい人にちゃんとなる。あくまで“山田さんの村西とおる”が必要だと思った」と語り、あくまで実在の人物をそのまま再現しているのではなく“山田孝之が演じる村西とおる”のオリジナル性を尊重したという。
■見どころ②「全裸監督」オリジナル!歌舞伎町巨大セットと細部へのこだわり
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
「全裸監督」を語る上で鍵となるのが、“新宿・歌舞伎町”。今回、その一角をなんと屋内に巨大セットとして作りあげた。美術を担当した清水剛は、「実際の歌舞伎町はあまり起伏がないが、村西たちの志向が上を向いていて、ゼロどころかマイナスからの出発ということを表現したかった」と街並みを再現するだけではなく、「全裸監督」ならではの歌舞伎町を作りたかったと明かす。
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
加えて、80年代という背景を映し出すのに欠かせない小道具については「貴重な道具や機械は残っているが、普通の生活の場を作ろうとするとなかなか道具が集まりにくい。ただよく見ると当時の木材を使っていたり、サファイア映像にはパンダの電話が置いてあったりする」。
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