『オケ老人!』ってどんな映画?
『オケ老人!』新ポスター
2016年に公開された『オケ老人!』は、女優の杏にとって初主演となった映画作品。監督・脚本は、細川徹が務めました。今回はそんな『オケ老人!』のあらすじやキャストなど紹介していきたいと思います。
■監督・脚本は、「深夜!天才バカボン」の細川徹
『ぱいかじ南海作戦』 -(C) 2012 「ぱいかじ南海作戦」製作委員会
『オケ老人!』の監督・脚本を務めたのは、細川徹。放送作家として活躍する細川は、過去には「深夜!天才バカボン」や「しろくまカフェ」などさまざまなテレビ番組を手掛けています。2012年には椎名誠による小説を原作とした映画『ぱいかじ南海作戦』にて、長編映画監督デビューを果たしました。
『オケ老人!』
今回『オケ老人!』は、初稿から4年後に映画化することができたとのこと。細川徹自身も“老人音楽モノの最高峰”というほどの自信作となっています。
■原作は、『ちょんまげぷりん』で知られる荒木源
© 2010 J Storm Inc.
今回映画化された『オケ老人!』の原作は、錦戸亮主演で映像化された映画『ちょんまげぷりん』や2015年に公開された『探検隊の栄光』などの作者である荒木源の同名小説です。
『オケ老人!』初日舞台挨拶
そんな映像化作品が相次いでいる中、荒木源の人気小説『オケ老人!』も映画化されることになりました。荒木も“映画化を心待ちしていた”と発言しており、原作者待望の映像化となったようです。
■『オケ老人!』の撮影秘話!
杏/『オケ老人!』
老人によって構成されるアマチュアオーケストラについて描かれている『オケ老人!』。今回主演を務めた杏は、本作の撮影が始まる半年ほど前からバイオリンの練習を始めたとのこと。
『オケ老人!』練習風景・場面写真 (C)2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会
そんな杏ですが、なんと2~3年はかかると言われている演奏の基礎をわずか1ヶ月ほどで覚えてしまうほどの上達ぶり。『オケ老人!』にリアリティを持たせるために陰で行われた杏の努力を、ぜひ映画から感じてみてください。
『オケ老人!』練習風景・場面写真 (C)2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会
また『オケ老人!』では、杏演じる小山千鶴と共に“オケ老人”たちが輪になってラジオ体操しているシーンが登場します。しかしこのシーンは元々存在しなかったもの。撮影が始まる前に杏をはじめとして俳優陣が体操している姿を見た細川徹監督が「これはイイ!」と思い、取り入れたとのことです。
『オケ老人!』のあらすじは?
『オケ老人!』メイン写真
主人公は梅が岡高校に赴任してきた数学教師・小山千鶴(杏)。そんな千鶴は、地方で行われたアマチュアオーケストラのコンサートを訪れ、感銘を受けます。そして、学生時代にバイオリンを演奏していたこともあり、改めてその経験を活かすために入団を決意します。
『オケ老人!』
後日、その拠点となる場所へ向かった千鶴ですが、そこには老人ばかり。千鶴は勘違いし、シニアばかりが集まるアマチュアオーケストラ“梅が岡交響楽団”(梅響)の拠点へと来てしまっていたのでした。
『オケ老人!』
久しぶりの若手の入団ということもあり大喜びする梅響の面々。そんな姿を前に“勘違いした”と言えなくなってしまった千鶴は、そのまま参加することに。
『オケ老人!』
さらに、バイオリンを始めたいと思って入団したにも関わらず、千鶴は梅響のペースにすっかり乗せられ、しまいには指揮棒を振ることに。
『オケ老人!』