『君の名前で僕を呼んで』とは?
『君の名前で僕を呼んで』(C)Frenesy, La Cinefacture
80年代の北イタリアの避暑地を舞台に、男性同士の恋愛について描かれた映画『君の名前で僕を呼んで』。公開後は数多の映画祭で注目を集め、大きな話題を呼びました。今回はそんな『君の名前で僕を呼んで』のあらすじやキャストなど紹介していきたいと思います。
原作は、アンドレ・アシマンの同名小説作品
『君の名前で僕を呼んで』原作者アンドレ・アシマン (C)Frenesy, La Cinefacture
原作はアンドレ・アシマンによる同名小説『Call Me by Your Name』。原作となるこの小説は、アシマンが少年時代にイタリアで過ごした思い出を元に書かれています。
監督は、『ミラノ、愛に生きる』のルカ・グァダニーノ
『ミラノ、愛に生きる』 -(C) 2009 First Sun & Mikado Film. All Rights Reserved
そんなアンドレ・アシマンの思い出が綴られた小説を映画化するにあたり、メガホンを取ったのはイタリア出身のルカ・グァダニーノ監督。過去には『ミラノ、愛に生きる』や『胸騒ぎのシチリア』などの作品を手掛けています。
『君の名前で僕を呼んで』 (C)Frenesy, La Cinefacture
今回映画化する際には、ルカ・グァダニーノ監督は原作者のアンドレ・アシマンとアイデアを出し合ったとのこと。さらに、もう既に続編の構想も存在しているとのことです。
脚本は、『モーリス』のジェームズ・アイヴォリー
『モーリス 4K』 -(C) 1987 Merchant Ivory Productions Ltd. A Merchant Ivory Film in association with Film Four International and Cinecom Pictures
脚本はジェームズ・アイヴォリーが担当。1986年にはアカデミー賞にて3部門に輝いた『眺めのいい部屋』やイギリスを舞台として同性愛を描いた『モーリス』などの監督を務めています。
タイトル『君の名前で僕を呼んで』(原題:Call Me By Your Name)に関するエピソード
『君の名前で僕を呼んで』 (C)Frenesy, La Cinefacture
今回邦題に選ばれた『君の名前で僕を呼んで』は、原題『Call Me by Your Name』の直訳となっています。また、“Call Me by Your Name”は劇中にも登場するセリフであり、非常に印象的なシーンで用いられる重要なセリフの一部となっています。
数多の映画祭で注目を浴びた『君の名前で僕を呼んで』
ティモシー・シャラメ&アーミー・ハマー-(C) Getty Images
アカデミー賞で脚色賞を受賞した『君の名前で僕を呼んで』は、他にも数多くの映画賞にノミネート。中にはゴールデン・グローブ賞や全米俳優組合賞などもあり、さまざまな映画賞で脚光を浴び、話題になりました。
750枚もの写真が収録されたパンフレットも販売!
『君の名前で僕を呼んで』豪華版パンフレット (C)Frenesy, La Cinefacture
絵になるような美しいシーンも多く登場する『君の名前で僕を呼んで』では、通常のパンフレットとは別に、本編にも収録されていない未公開シーンのカットも含め750枚以上の写真が収められた、特別版のパンフレットも販売されました。
『君の名前で僕を呼んで』のあらすじは?
『君の名前で僕を呼んで』 (C)Frenesy, La Cinefacture
1983年の夏、両親と共に北イタリアの避暑地にある別荘へやってきた17歳のエリオ・パールマン(ティモシー・シャラメ)。
『君の名前で僕を呼んで』 (C)Frenesy, La Cinefacture
そんなエリオの父は大学で教授を務めており、博士課程である24歳の大学院生・オリヴァー(アーミー・ハマー)も別荘へ招待していました。
『君の名前で僕を呼んで』 (C)Frenesy, La Cinefacture
自信家のように見えたオリヴァーに対し、最初はあまり良い印象を受けていなかったエリオ。