『孤狼の血』とは
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
2018年5月12日に公開された『孤狼の血』。今まで数々の作品で犯罪や警察内部の闇を描いてきた白石和彌がメガホンを取り、主演には役所広司を迎え、他にも名だたる俳優陣が集結しました。今回はそんな『孤狼の血』のあらすじやネタバレ、キャストなど紹介していきたいと思います。
■原作は柚月裕子による同名小説作品
柚月裕子著「孤狼の血」(角川書店)
原作は柚月裕子のベストセラーとなった同名小説。第69回日本推理作家協会賞を受賞したり、このミステリーがすごい!2016年度版で第3位に輝いたりと、注目を集めました。警察小説と『仁義なき戦い』が組み合わさったような作品と言われている本作ですが、原作者の柚月氏は“『仁義なき戦い』なくしては生まれなかった作品”と言うほど、影響を受けているとのこと。
■監督は、アウトローな作品を得意とする白石和彌
『凶悪』 -(C) 2013「凶悪」製作委員会
そんな人気作品『孤狼の血』の映像化したのは、アウトローな作品を得意とする白石和彌監督。2009年に『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編監督デビューを果たし、その後は『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』など日本の映画賞を総なめした数々の話題作を手掛けています。
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
白石監督は『孤狼の血』を製作する際には、コンプライアンスなどを気にせずに“やれることを逃げずにやる”と誓い、映画化に挑んだとのこと。本作はそんな白石監督の気合が感じ取れるような作品となっています。
■『孤狼の血』の続編の製作も決定
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
映画公開前から評価されていた『孤狼の血』は劇場公開後も話題となり、映画レビューサイトでは期待度・満足度1位に輝きました。さらには“続編希望”の声も非常に多く挙がっていたそう。こういったこともあり、その期待に応えるようにして続編の製作が決定したとのことです。
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
続編の基となるのは本作と同じく柚月裕子による小説作品で、2018年3月に刊行された『凶犬の眼』。続編も東映にて製作されることが決定しており、東映はスタッフやキャストの続投を熱望しているとのことです。
『孤狼の血』のあらすじを紹介
松坂桃李/『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
『孤狼の血』の舞台となったのは、昭和63年。暴力団対策法が成立する直前となった広島です。
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
そんな広島では、新たに頭角を現し始めた広島の組織・五十子会系“加古村組”と地元の暴力団“尾谷組”との抗争が起こる寸前という事態になっていました。
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
ある日、“加古村組”に関連する金融会社の社員が失踪するという事件が発生。そこへ所轄署の配属となった日岡秀一(松坂桃李)は、暴力団との癒着をウワサされるベテラン刑事・大上章吾(役所広司)と共に捜査することに。
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
しかし、常識外れの捜査を行う大上に戸惑いを隠せないようすの日岡。さらには失踪事件をきっかけとして暴力団間での抗争も激しくなり…。
■『孤狼の血』のネタバレも少し紹介
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
暴力団との関わりがありつつも、実績のある大上。そんな大上の横暴なやり方を苦々しく思う警察ですが、警察内部の不祥事なども把握されているために、手出しできずの状況が続いていました。
『孤狼の血』(C)2018「孤狼の血」製作委員会
そんな中、金融会社社員失踪事件の解決の糸口を掴むことができた大上たちですが、とある事件が勃発し、先送りされることに。