映画『億男』とは?
©2018映画「億男」製作委員会
映画プロデューサーとしても活躍する川村元気による同名小説を原作とした映画『億男』。本作は
「るろうに剣心」シリーズで知られる大友啓史監督と俳優・佐藤健が再びタッグを組んだ作品となっています。今回は映画『億男』のあらすじやキャストなど紹介していきたいと思います。
『億男』原作は、数々のヒット作を生み出す川村元気の同名小説
川村元気/『映画ドラえもん のび太の宝島』大人だけの先行試写会
原作小説『億男』は、ヒットメーカー・川村元気による作品。2005年に『電車男』の企画やプロデュースを担当して一躍有名になった川村は、その後『モテキ』や『君の名は。』、『何者』など、数々の話題作のプロデュースを手掛けています。
『億男』原作文庫書影 (C)映画「億男」製作委員会
そんな川村による小説『億男』は雑誌『BRUTUS』にて連載され、2014年に単行本が刊行されました。2015年には本屋大賞にて10位に入選し、累計発行部数は56万部を突破。さらに人気は日本に留まらず、海外でも刊行されました。また、その人気ぶりはオーディオブック付きのスペシャルエディションが発売されるほど。
『億男』大友啓史監督によって実写映画化
大友啓史監督/『ミュージアム』@第29回東京国際映画祭
『億男』の実写映画化にあたり、メガホンを取ったのは「るろうに剣心」シリーズや『3月のライオン』で知られる大友啓史監督。今回主演を務めた佐藤健とは「るろうに剣心」シリーズ以来のタッグとなりました。
『億男』BUMP OF CHICKENの書き下ろし楽曲が主題歌に!
BUMP OF CHICKEN アーティスト写真
映画『億男』の主題歌を務めたのは、根強い人気を誇るロックバンド・BUMP OF CHICKEN。曲は、本作の書き下ろし楽曲『話がしたいよ』となっています。『話がしたいよ』を聴いた主演・佐藤健は「ノスタルジックな空気感が本作とマッチしている」とコメントしており、爽やかさとぬくもりを感じるような楽曲へと仕上がっているとのことです。
『億男』大阪の舞台挨拶では、佐藤健と高橋一生がサプライズ登場
『億男』大阪サプライズ舞台挨拶(C)2018映画「億男」製作委員会
“お金”がテーマとなっている『億男』。そんな本作の原作小説の売り上げ1位に輝いたのは、紀伊国屋書店大阪梅田本店ということで、大阪で舞台挨拶が行われました。そこへサプライズで登場したのは、主演を務めた佐藤健と共演の高橋一生。本作の“主人公が宝くじで3億円当選する”という物語になぞらえ、舞台には実際に本物の3億円が用意されたとのこと。そこで、特別に3億円に触れることが許された佐藤と高橋は、その重みを噛みしめたそうです。
『億男』ロケ地には、モロッコの砂漠も
©2018映画「億男」製作委員会
お金のスケールの大きさも感じる『億男』ですが、ロケの規模も非常に大きかったもよう。撮影は日本だけでなく海外でも行われたとのこと。中でも、モロッコの砂漠で撮影されたシーンは見ものです。
映画『億男』のあらすじは?
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主人公・大倉一男(佐藤健)は3000万円という借金を残して失踪した兄に代わり、その借金を返済することに。昼は図書館の司書として、夜はパン工場で働いていました。
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そんな一男は借金返済のことしか頭にないようすで、愛想を尽かした妻・大倉万左子(黒木華)は離婚届を残して、娘と共に一男の元から去っていくのでした。
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借金まみれ、家族はバラバラと踏んだり蹴ったりな一男。しかしある日突然宝くじに当選し、一男は3億円を手にすることに。
©2018映画「億男」製作委員会
このお金で借金を返済し、家族との絆を取り戻そうと考える一男ですが、宝くじの高額当選者となった人々の悲惨なその後について記事をインターネットで読み、恐怖を感じ始めていました。