映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』とは?
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
2018年3月に公開されたリュック・ベッソン監督の最新作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』。
本作は『スター・ウォーズ』シリーズにも多大な影響を与えた、SFコミックの金字塔「ヴァレリアンとローレリーヌ」を実写化した作品です。フランス・中国・アメリカ合衆国・アラブ首長国連邦・ドイツの共同製作となっていて、その制作費は2億ドルと言われています。28世紀の宇宙を舞台に、銀河の平和を守るエージェントの男女が巨大な陰謀に立ち向かう姿を、壮大なスケールで描くSFエンターテインメント超大作!
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』あらすじ
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
美しい海や自然に囲まれ惑星ミュールでは青白い人型の生命体「パール」が平和に暮らしていました。彼らは砂浜で取れる真珠を「コンバーター」と呼ばれる生き物を使いその不思議な力で複製していました。そのパールには不思議な力が宿っています。しかしある日、惑星ミュールに隕石のように降り注ぐ何かがやってきます。その衝撃により惑星は滅びてしまい、一部のパール人だけがシェルターで脱出し生き残りました。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
西暦2740年アルファ宇宙ステーション。消滅した惑星ミュールの夢で目覚める連邦捜査官のヴァレリアン。そこに現れた相棒のローレリーヌをいつものように口説いてあると一本の電話が入り新しい任務を受けます。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
彼らには、違法な取り引きをしてるものからコンバーターという生物を取り返すミッションが課されます。ヴァレリアンたちは先に潜入していたものたちと一緒に任務を実行に移します。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
敵に追われ苦戦しながらもコンバーターを無事確保します。そしてヴァレリアンが夢で見た真珠のような宝石も手に入れます。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
アルファ宇宙センターに帰還する二人に新しい任務が言い渡されます。それは、とある星の不思議な力によって宇宙センターの中心部に有害な放射能が発生しているということ。作戦を立てるため、ヴァレリアンたちは会議に参加しますが、突然青白い人型の生命体に襲撃され、会議に参加していた司令官が誘拐されてしまいます。
宇宙に逃亡した侵入者をヴァレリアンが追跡しますが、途中で宇宙船が故障してしまい通信が届かない危険区域に墜落してしまいます。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
ヴァレリアンを救出するため、危険区域に向うローレリーヌ。しかしそこは攻撃的なエイリアン、ブーラン・バソール族の縄張りでした。ヴァレリアンとローレリーヌは再会しますが、ブーラン・バソール族が仕掛けた綺麗な蝶々を餌にした釣りにローレリーヌがかかってしまい捕まってしまいます。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
ヴァレリアンは、ローレリーヌの救出のため、姿を自由に変えられるエイリアン、グラムポッド族のバブルの力を借りて、ブーラン・バソールの王宮へと侵入を試みます。そして、なんとかローレリーヌと合流しますが、彼らが合流した地点は、任務で調査対象エリアとなっていた「放射線汚染エリア」指定地域でした。二人はエリアに侵入すると、実際には放射線には汚染されておらず、そこには30年前に絶滅したはずのパール人が住んでいました。パール人たちは星が壊滅した本当の理由をヴァレリアンに打ち明けます。
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』結末【ネタバレ注意】
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
星が壊滅した理由はヴァレリアン達の司令官にありました。司令官は惑星ミュールの近くで戦争を繰り広げており、それに巻き込まれたのが戦争とは全く関係の無い惑星ミュールだったのです。司令官はその事実を隠蔽しようと目論んでいたのでした。その話を聞いたヴァレリアンとロールリンヌは、パール人にコンバーターと真珠のような宝石を渡し、彼らがかつて住んでいたような惑星を取り戻すよう協力します。そしてパール人はかつての平和を取り戻し、今回の長い任務でお互いの大切さに気付いたヴァレリアンとローレリーヌは結ばれるのでした。
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』監督:リュック・ベッソン
リュック・ベッソン監督(C)Getty Images
監督は『レオン』や『フィフス・エレメント』で知られるリュック・ベッソン監督です。アクション映画を手掛けることが多いですが、フランス人らしく真の愛についても描かれていることが特徴です。
■リュック・ベッソン監督作品『LUCY/ルーシー』
『LUCY』-(C)2014 Universal Pictures
「人類の脳は、10%しか機能していない」 100%覚醒した彼女は、人類を救うのか?滅ぼすのか?人間離れした能力をもったヒロインの予測不可能な戦いを、アメリカ、フランス、台湾を舞台に描かれています。大量のドラッグにより脳が覚醒してしまった主人公ルーシーをスカーレッート・ヨハンソンが演じています。