世界的な大ヒット作品、ワイルドスピードシリーズ
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ワイルドスピードシリーズとは、世界興行収入37億ドルを超える超人気カーアクション映画です。見どころは、迫力満点のストリート・カーレースやドリフト・レース、ド派手なカーアクションの数々。日本車を含む世界中のカッコイイ車たちも登場するので、車好きにはたまりませんね。
ストーリーは、警察官の主人公が裏社会の闇を暴き、危険な事件に巻き込まれながら奮闘していく姿を描いたもの。ドキドキハラハラの展開、家族や恋人、仲間との絆が大きな魅力です。
日本では、今年の7月にスピンオフ作品が公開予定され、世界的に根強い人気を誇るワイルドスピードシリーズ。今回は、最新作に向けてシリーズ全作の復習をしましょう♪
ワイルドスピードシリーズの公開順
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シリーズ第1作目が日本で公開されて早18年。アメリカだけでなく、日本でもファンが多い本作は、今まで8作目までが公開されています。ここでは、公開済みの8作に加え、今年公開のスピンオフ作品、さらに今後公開予定の9&10作目を公開順にまとめていきます。
・第1作目『ワイルドスピード』(2001年公開)
・第2作目『ワイルドスピード X2』(2003年公開)
・第3作目『ワイルドスピード X3 TOKYO DRIFT』(2006年公開)
・第4作目『ワイルドスピード MAX』(2009年公開)
・第5作目『ワイルドスピード MEGA MAX』(2011年公開)
・第6作目『ワイルドスピード EURO MISSION』(2013年公開)
・第7作目『ワイルドスピード SKY MISSION』(2015年公開)
・第8作目『ワイルドスピード ICE BREAK』(2017年公開)
・スピンオフ作品『ワイルドスピード スピンオフ(タイトル未定)』(2019年公開)
・第9作目『ワイルドスピード 9(タイトル未定)』(2020年公開予定)
・第10作目『ワイルドスピード 10(タイトル未定)』(2021年公開予定)
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シリーズのプロデューサーによれば、10作目でシリーズを完結するとのこと!
最終章に向けて走り出したワイルドスピードシリーズ。「早く見たい!」「まだ終わってほしくない」という様々なファンの声が上がっています。今後の公開情報にも目が離せませんね。
ワイルドスピードシリーズの時系列&見る順番
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ワイルドスピードシリーズは、「公開順=時系列」ではありません。『スターウォーズ』ほど複雑ではありませんが、少しだけ時系列が入り混じっているので、初めて見る人や久々に見返す人は次に紹介する順番で見るのがおすすめです。
①第1作目『ワイルドスピード』(2001年公開)
②第2作目『ワイルドスピード X2』(2003年公開)
③第4作目『ワイルドスピード MAX』(2009年公開)
④第5作目『ワイルドスピード MEGA MAX』(2011年公開)
⑤第6作目『ワイルドスピード EURO MISSION』(2013年公開)
⑥第3作目『ワイルドスピード X3 TOKYO DRIFT』(2006年公開)
⑦第7作目『ワイルドスピード SKY MISSION』(2015年公開)
⑧第8作目『ワイルドスピード ICE BREAK』(2017年公開)
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順番を見てわかる通り、ほとんどが公開順と変わりません。しかし、第3作品だけが公開順と異なる時系列なのです。時系列が変わるとそれだけで作品のアクセントにもなりますし、見返しす楽しみも増えるので、とても魅力的な仕かけですよね。
時系列順で見れば「1度見たときにはわからなかった点」がすっきり解決するはず。
シリーズを復習するときにはぜひこの順番で見返してみてください。
①『ワイルド・スピード』(2001年公開)あらすじ
記念すべきシリーズを第1弾。興行収入2億ドル以上の大ヒット作品。
舞台はアメリカ、ロサンゼルス。ある日、運送トラックから大量のDVDプレイヤーやデジカメが強奪されるという事件が発生。手がかりは、強盗団が乗っていたのはHONDAのシビックであること。ストリート・レーサーであること。この情報をもとに、ロス市警とFBIがタッグを組み、事件解決のためおとり調査を実行します。
おとり調査に選ばれたのは、本作の主人公、ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)。彼は警察官でありながらも類いまれなドライビングテクニックを持ち合わせていました。その腕っぷしを利用して、ロス郊外で毎晩行われているストレート・カーレースに参加します。ブライアンは、そこで知り合った凄腕ドライバーのドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)に目をつけます。数々のレースを勝ち抜いてきたドミニクに、レースを挑むブライアン。
激しいレースの末、ドミニクが勝利するが、彼はブライアンを気に入り、心を開くようになります。ドミニクやその妹、ミア(ジョーダナ・ブリュースター)との親交が深まる中、ブライアンは自分が警察であることを言い出せずにいました。ドミニクが強盗団と関わっていることを知り、正義と友情の間で揺れ動くブライアン…。
はたして、ブライアンは事件を解決することができるのでしょうか?ド派手なカーアクションシーン満載、ヒューマンドラマありの『ワイルド・スピード』をお見逃しなく!
『ワイルド・スピード』見どころ|男同士の熱い友情
ポール・ウォーカー&ヴィン・ディーゼル-(C) Getty Images
主人公、ブライアンは警察官。一方ドミニクは強盗事件の容疑者。正反対の立場にいる彼らが、カーレースを通じて友情を深めていく姿は、この作品の大きな見どころです。
犯罪者らしからぬ人懐っこく、芯の通った性格のドミニク。家族想いな彼と親交を深めるブライアン。ついにはドミニクの妹、ミアに好意を抱き、ブライアンはさらに悩みます。のちにブライアンは、おとり捜査官でありながらも、ドミニクを警察から庇い、逃げる手助けをします。それは「ドミニクは犯人じゃない」という願いがあったからです。ドミニクは仲間が「ブライアンは警察だ」と疑ってもブライアンのことを信頼し続けます。
最終的な2人の関係も気になりますが、立場を超えた男同士の友情を見れば、あなたもきっと胸が熱くなるはず。若かりしポール、ヴィン・ディーゼルが見られるのは第1作ならではの嬉しいポイント。2人の息ぴったりな掛け合いにも要注目!
②『ワイルド・スピード X2』(2003年公開)あらすじ
ヴィン・ディーゼル-(C)Getty Images
第1作を上回る23億ドルの興行収入を誇る、ワイルドスピードシリーズ第2弾。
ロサンゼルス強盗事件が原因で、警察官の職を失ったブライアン。彼は以前親交があった凄腕ドライバー、ドミニクとのカーレースが忘れられず、再びストリート・カーレースの世界へ足を踏み入れます。各地を転々とし、カーレースの腕を順調に上げていったブライアンは、最終的にフロリダ州・マイアミで無敵のレーサーとしての地位を築きました。
ある日、ストリート・カーレースを取り締まる警官が現れ、飛び入りでレースに参加していたブライアンは車を押収され、逮捕されてしまいます。しかし、警察の狙いはレースの取り締まりではなく、ブライアンを再びおとり捜査官として利用するためでした。
捜査する相手は、裏で麻薬取引を行っている、カーターというマイアミの貿易商。ストリート・カーレースにも関与しているとのことで、警察はブライアンのドライビングスキルを見込んで、捜査に協力するよう頼みます。前科のもみ消しを条件に、警察の依頼を受け入れました。
1人での捜査は難しいと考えたブライアンは、刑務所にいる幼馴染、ローマン・ピアーズ(タイリース・ギブソン)に協力を頼みます。激しく拒否を示すローマンでしたが、多額の報酬を条件に、協力を引き受けました。
その後、組織潜入のため、組織のボス、カーターが主催するドライバー試験を受けるブライアンたち。はたして、バレずに試験をパスし、麻薬取引の証拠をつかむことはできるのでしょうか?
『ワイルド・スピード X2』見どころ|ブライアン&ローマンのバギーが新鮮!
タイリース・ギブソン&ドウェイン・ジョンソン-(C)Getty Images
ワイルドスピードシリーズの2組、と聞いて真っ先に思い浮かぶのはブライアン&ドミニクのはず。しかし、今作でドミニクは登場しません。その代わり、ちょっと強面の前科者、ローマンがブライアンとタッグを組み、事件解決に向けて奮闘します。
「シリーズの第2の主人公、ドミニクが登場しないなんて…」とガッカリしていたそこのあなた!安心してください。ローマンはドミニクにも引けを取らないほどの天才ドライバーなのです。
このローマン、かなり破天荒ですが、頭の切れる男なのです。捜査のためブライアンや仲間が考えた作戦や段取りを無視して突っ走りますが、最終的にはそのおかげで上手くいくことも。敵を欺き、「洗車用ワックス」と称して敵の車にオイルを塗り、着火させ、そのすきに逃げるなど機転が利くローマン。どこまでもマイペースで、チームのムードメーカーのローマンは数多くのキャラクターの中でも人気が高いです。
ブライアン&ローマンのバギーは、この2作目でしか見ることができません。
ブライアン&ドミニクに飽きた人は、ぜひ『ワイルド・スピード X2』をご覧ください!
③『ワイルド・スピード MAX』(2009年公開)あらすじ
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1作、2作、3作を超える3億万ドル以上の興行収入を達成した大人気シリーズ第4弾。ファンお待ちかね、ブライアン&ドミニクの名コンビが8年ぶりに復活!2作目『ワイルド・スピード X2』のその続きの物語です。順番的には3番目になります。
ドミニクは、ロスの一件でブライアンに助けられ、その後も警察から逃れるため各地を転々としていました。しかし、犯罪から足を洗えずにいとのです。現在は強盗グループのリーダーとして、南米でガソリンの運送トラックを襲い、奪ったガソリンを売りさばいて生活をしていました。
指名手配犯のドミニクに、じわじわと警察の手が迫ります。周りに迷惑がかかると考えたドミニクは、仲間のハン、そして恋人のレティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)のもとを去ります。
ドミニクは逃亡を続け、パナマに身を潜めていました。ある日、アメリカに残してきた妹のミアから電話がかかってきます。話の内容は、「レティが殺された」という衝撃的なものでした。ドミニクは葬儀が行われるロサンゼルスへ向かいます。
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一方、麻薬密輸組織の逮捕で功績が認められ、晴れて警察官に戻ったブライアン。過去に犯罪グループに加担していたドミニクを逃がした罪も帳消しとなり、FBI捜査官にまで上りつめました。ブラガ率いる巨大な麻薬密売組織の捜査をしてたところ、ドミニクの恋人レティが何者かに殺されたという知らせを耳にします。
レティの殺害には、ブラガが関わっていることを知ったブライアンは、捜査を進めていくうちに、ドミニクと再会します。ドミニクも、レティ殺害に関与しているデビット・パーク(ロン・ユアン)が、ブラガと繋がっていることを突き止めたのです。ドミニクの手によって捕らえられたパークは、ブライアンが引き取り警察に引き渡しました。
その後、パークの証言により、ブラガ組織の№2のボス、ラモン・カンポス(ジョン・オーティス)が麻薬の運び屋のオーディションとして毎晩ストリート・カーレースを開催していることが明らかになります。ブライアンは翌日のレースに参加することに。
しかしそこには、恋人の復讐に燃えるドミニクの姿もありました。正当な方法で犯罪者たちを逮捕したいブライアン、自らの手で殺人犯に制裁を誓うドミニク…。はたして、犯人はどちらの手によって捕まるのでしょうか?次作につながる衝撃のラストもお見逃しなく!