『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』はどんな映画?
竹内結子&橋本愛/『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』ティザーポスター (C)2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
小野不由美さんによる小説作品『残穢』を基に作られた『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』は、2016年に公開されたホラー映画作品です。主演は竹内結子さんが務め、共演者には橋本愛さんや佐々木蔵之介さんなどが名を連ねています。今回は『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』のあらすじやキャストなど紹介していきたいと思います。
■「十二国記」シリーズで知られる小野不由美さんの小説が原作!
© 2016「残穢−住んではいけない部屋−」製作委員会
原作は「十二国記」シリーズなどで知られる小野不由美さんによるホラー小説作品『残穢』。第26回山本周五郎賞を受賞し注目を集めた作品であり、実在するミステリー作家が登場することでも話題となりました。そんな本作は小野さん作品の最高傑作とも言われています。
■メガホンを取ったのは、『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督
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そんな話題作『残穢』の映像化に乗り出したのは、『アヒルと鴨のコインロッカー』や『白ゆき姫殺人事件』で知られる中村義洋監督。過去にもホラー映画作品も手掛けたことのある中村監督ですが『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』では“鑑賞者を全力で怖がらせるために真っ向勝負した”と発言するほど、気合の入った作品となっています。
■脚本は「ほんとにあった! 呪いのビデオ」シリーズの鈴木謙一さんが担当
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脚本を務めたのは「ほんとにあった!呪いのビデオ」の演出・構成を担当した経験のある鈴木謙一さん。他にも過去には、山田悠介さんによるホラー小説が原作となった映画『@ベイビーメール』や『あそこの席』などの脚本を担当しています。
■実際に映った?!映像として残された心霊現象
© 2016「残穢−住んではいけない部屋−」製作委員会
ホラー作品には“本物”が映り込んでしまうこともしばしば。そんな中、本作『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』も例にもれず、問題となるシーンがいくつか存在するとのこと。1つ目はタクシーの車内でのシーン。問題となるシーンでは、誰のものか分からない手が映り込んでしまっているとのことです。
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そしてもう1つ、問題となったのは“私”(竹内結子)と久保さん(橋本愛)が喫茶店で話をしているシーン。喫茶店の中にいる“私”の背景となる窓の外で、仁王立ちしたまま微動だにしない人物が映り込んでしまっているとのこと。ぜひ映画を観るときには、チェックしてみてください。
■スピンオフ作品「鬼談百景」も配信開始
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『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の公開前には、スピンオフ作品となる「鬼談百景」が公開されました。「鬼談百景」は本作の原作者である小野不由美さんが2012年に発表した百物語怪談で、本作の原作である『残穢』が百物語の中でちょうど百話目にあたる物語となっているとのこと。
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今回の劇場公開を記念し、映像化されることになった「鬼談百景」。全10話から構成されるシリーズ作品となっており、監督として『氷菓』の安里麻里さんや『ライチ☆光クラブ』の内藤瑛亮さんなど、6人の監督が参加。ナレーションは『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』にも出演している竹内結子さんが務めています。
『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』のあらすじは?
© 2016「残穢−住んではいけない部屋−」製作委員会
ミステリー小説家の“私”(竹内結子)の元へ、読者の女子大生・久保さん(橋本愛)からとある手紙が届きます。その手紙には“自分の部屋から奇妙な音がする”と書かれており、好奇心に駆られた“私”は久保さんと共に調査をすることに。
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調査を進めていくうちに、久保さんの住むマンションの住人が次々と自殺や心中、さらには殺人事件などを起こしていたことが判明。
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久保さんの部屋で発生する奇妙な音の正体とは?そして過去にマンションで起こったさまざまな出来事の関連性とは―。