『LOGAN/ローガン』のトリビア15選【ネタバレ注意】

『LOGAN/ローガン』のトリビア15選【ネタバレ注意】

『X- MEN』シリーズで高い人気を誇るキャラクター・ウルヴァリン。彼を主役にしたスピンオフシリーズ第3弾として2017年に公開された『LOGAN/ローガン』は、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じた最後の作品として公開し大ヒットを記録しました。今回は『LOGAN/ローガン』から15のトリビアを厳選してお届けします!


目次

『LOGAN/ローガン』のトリビア1:ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じた最後の作品

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

『X-MEN』シリーズに登場する多くのミュータントの中で、最も人気のあるキャラクター・ウルヴァリン。ヒュー・ジャックマンは実に17年もウルヴァリン役を演じてきました。記憶を失くしたミュータントとして登場したウルヴァリン。しかし『X-MEN』本編で彼の過去が語られることはなく、その波乱に満ちた人生はスピンオフのウルヴァリンシリーズで重点的に描かれてきました。

© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

タイトルの『ローガン』はウルヴァリンのもう一つの呼び名で、記憶を失ったときに使われていたもの。今回ウルヴァリンは記憶を失っているわけではありませんが、ミュータントが滅びつつある世界で、彼もまたミュータントの能力が弱まりつつある設定です。
ウルヴァリン3部作の最終作品として公開された本作は、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役を演じた最後の作品。『ウルヴァリン:SAMURAI』完成後からすでに構想を練っていた本作のできはヒューにも満足のいくものになったと公開前のインタビューで述べています。

『LOGAN/ローガン』のトリビア2:時代設定が2029年になった理由

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

2009年公開の『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』は1845年のカナダ、2013年公開の『ウルヴァリン: SAMURAI』では第二次大戦後の日本と常に過去が描かれてきたウルヴァリンシリーズですが、今回の舞台は2029年のアメリカ。なんとシリーズ唯一の近未来ですが、なぜこの時代設定にしたのでしょうか?
それは、ウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンとジェームズ・マンゴールド監督が生身の人間としてウルヴァリンを描きたかったから、と公開当時のインタビューで答えています。

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

シリーズの中で描かれた最も新しい時代は新三部作『X-MEN フューチャー&パスト』の2024年。しかし本作はそれからさらに先の時代を設定することで、敢えてシリーズの時間軸を気にせずに自由な発想で作りたかったとのこと。
今回のウルヴァリンはかつての最強ミュータントではなく、治癒能力が弱まった状態なので傷もなかなか癒えません。不老不死という設定はなくなり、これまでのシリーズよりも弱々しく年老いた状態のウルヴァリンが描かれます。実は年老いたウルヴァリンの外見は特殊メイクによるものですが、とてもリアルで、ヒュー・ジャックマンがノーメイクで演じているのでは、と思ってしまうほどの精巧さです。
本作では不老不死ではなくなり、普通の人間のように年老いたウルヴァリンの内面により深く迫っているのが特徴。タイトルの「ローガン」がウルヴァリンの別名であることからも、人間としてウルヴァリンを描きたいスタッフの意思が感じられますね。

『LOGAN/ローガン』のトリビア3:ローラを演じたダフネ・キーンは当時11歳の天才子役!

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

本作で新たに登場したミュータントの少女ローラ・キニー。彼女はウルヴァリンの遺伝子を元に作られたクローンのミュータントで「X-23」と呼ばれていました。ウルヴァリンのクローンなのに少女である理由は、使用された遺伝子に損傷があったため。幼い少女として育ったローラは失敗作として研究所に追われ、研究所で看護士をしていた女性ガブリエラと共に逃亡していました。ガブリエラはローラの命を救いたいとウルヴァリンに助けを求めます。
ローラは見かけは普通の少女ですが、ウルヴァリンの遺伝子を持つため、武器は彼と同じようにアダマンチウムでできた鉤爪を両手に備わっています。おまけに高い治癒能力を持ち、身体能力も優れているため動きがすばしっこく、子どもだと思って油断した敵は、作中で残らず悲惨な結末を迎えるはめに。
旅の途中で死んでしまったチャールズからローラを託されたウルヴァリンは、終盤で命をかけて彼女を守りぬくことを決意し、ミュータントの安息の地「エデン」へ向かいます。ウルヴァリンとローラとの関係が徐々に変化していくところも本作の見どころです。

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

ローラを演じるのは当時11歳だったダフネ・キーン。ウルヴァリンの遺伝子を受け継ぎ自らも高い戦闘能力を持つローラを、繊細な表情と迫力満点のアクションで見事に体現しています。実はローラのアクションシーンはほぼダフネ本人が担当。撮影前にスペインの自宅でトレーニングを積み、スタントマンなしの見事な演技を披露しました。
長く過酷な旅を経て、ローラがウルヴァリンに呼びかけた最後の言葉はなんとも切なくなってしまいます。

『LOGAN/ローガン』のトリビア4:ウルヴァリンが作中でかけているメガネはまさかの…?

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

今回のウルヴァリンは彼の強みだった治癒能力が低下し、体が弱っているという設定。彼の能力を引き出すために全身にコーティングした最強金属・アダマンチウムが毒素となって体を蝕んでいるというのは皮肉で何ともやりきれません。そんな事情を持っているからか、本作のウルヴァリンは、これまでに比べて随分老けこんだような印象を与えます。
おまけに、活字を読むシーンではこれまで登場しなかったウルヴァリンのメガネ姿が登場し、ファンの間で騒然となりました。

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

SNSでも反響があり、タイトルにもなっているウルヴァリンの別名・ローガンで「ローガンが老眼鏡をかけている?」というダジャレっぽい話題が飛び交うほど。
結局作中でウルヴァリンのメガネの正体が老眼鏡だったのかはっきりせず、最後まで謎のままで映画は結末を迎えてしまいます。
しかし、公開当時六本木ヒルズで開催された「ローガン展」ではウルヴァリンが作中で使用したメガネも展示されていたため、「ローガンの老眼鏡」の話題がSNSにて少し再燃したようです。
このように、ちょっとしたことも注目されてしまうのはシリーズが愛されている証拠ですね!

『LOGAN/ローガン』のトリビア5:SF作品なのに西部劇オマージュ?

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

『X-MEN』はミュータントたちの戦いや葛藤を描いて人気のSFドラマ。しかし『LOGAN/ローガン』はSFドラマでありながらも、西部劇へのオマージュが散りばめられた作品として製作されました。
これは製作段階でプロデューサーをつとめたサイモン・キンバーグが明らかにしたことです。近未来を扱いながらも西部劇の要素も持つ作品、というのは今回の作品世界を作る上で欠かせなかったとインタビューで述べています。
本作はウルヴァリンとチャールズが、ローラをミュータントの楽園である「エデン」へ送り届けるための旅が描かれますが、彼らが車で通る荒野はまるで西部劇の中心舞台になる砂漠のように見えます。

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

また、ウルヴァリンと共にチャールズの世話をしていたキャリバンは、日光に当たると皮膚がただれてしまうミュータント。彼は肌を保護するために昼間は全身に布を巻きつけて日光を避けていますが、その姿はまるで西部劇でおなじみのポンチョをまとった人物のようです。
さらに、作中ではチャールズとローラが西部劇の名作『シェーン』を一緒に鑑賞しているシーンも出てきます。『シェーン』は流れ者のシェーンがある街を救うために命をかけて戦う物語。ラストに彼を慕う少年が「シェーン、カムバック!」と叫ぶセリフは様々な作品でパロディ化されるなど、あまりにも有名です。
ウルヴァリンの死後、ローラが弔辞として用いるのも『シェーン』の有名なセリフからの引用されたもの。ここはローラのウルヴァリンとチャールズに対する思いが感じられる重要なシーンです。
近未来を舞台にしながらも、伝統的な西部劇要素満載なところが本作の味わい深さになっているといっても過言ではありません。機会があれば『シェーン』も鑑賞して作品を比較してみるのもおすすめですよ。

『LOGAN/ローガン』のトリビア6:キャリバンは『X-MEN:アポカリプス』にも登場したミュータント

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

ウルヴァリンと共に弱ったチャールズを匿っているキャリバンは日光が弱点のミュータント。しかし、彼は他のミュータントの気配を匂いで感知し、居場所を特定できる能力を持っています。
しかし、実はキャリバンは『X-MEN:アポカリプス』ですでに登場したキャラクターであることはあまり知られていません。
『X-MEN:アポカリプス』のキャリバンは闇商人として登場。ミュータントたちのパスポート発行などを行っていましたが、最強のミュータントであるアポカリプスの能力に屈し、ホースメンとして引き抜かれてしまいます。

(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

本作のキャリバン役を演じたのははスティーヴン・マーチャント。『X-MEN:アポカリプス』でキャリバンを演じたのは トーマス・レマルキスなので、まったく別の役者が演じていることから同一キャラクターだと気がつかない人も多いようです。
キャリバンはウルヴァリンとチャールズがローラを「エデン」に連れていくため別行動になり、その隙を突かれてドナルド・ピアースに捕えられ、日光を浴びせられるなど激しい拷問を受けます。最後はウルヴァリン達を守るために自ら死を選ぶキャリバン。作中でその死が悼まれるシーンはなかったのですが、悲劇のミュータントとして存在感を放ち、観客にも強い印象を残しました。

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