『LOGAN/ローガン』のトリビア15選【ネタバレ注意】

『LOGAN/ローガン』のトリビア15選【ネタバレ注意】


『LOGAN/ローガン』のトリビア7:ウルヴァリンの隠れ家に日本刀が!

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ミュータントがほぼ絶滅状態になっている2029年。ウルヴァリンもキャリバンと一緒に年老いたチャールズを匿い、リムジンの運転手をしながら普通の人間にまぎれてひっそりと暮らしています。
メキシコとの国境近くにある砂漠で暮らすウルヴァリンたちの家は、まるで隠れ家のような殺風景なところ。飾り気が全くないところが彼らの追い詰められた心情を表わしているようです。

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しかしウルヴァリンの部屋をよく見るとなんと日本刀があるのがわかります。おそらく前作『ウルヴァリン:SAMURAI』の時に手に入れたものに違いありません。作中ではあの時からかなりの時間が経っているはずですが。すべてを捨ててもウルヴァリンの中で日本刀は捨てられないものだったのか、と様々な想像をしたくなるアイテムですね。
ちなみに『ウルヴァリン:SAMURAI』で監督を務めたジェームズ・マンゴールドは本作の監督でもあり、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンとは何度かタッグを組んでいる間柄。他にも『17歳のカルテ』や『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などの名作も世に送り出しています。

『LOGAN/ローガン』のトリビア8:第一作目につながるドッグタグ

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作中で自分の名前「ローガン」が刻まれたドッグタグを眺めるウルヴァリン。これはスピンオフ第一作目の『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』に重なるシーンです。第一作目では「ローガン」ではなく「ウルヴァリン」と書かれていたドッグタグが登場します。これはウルヴァリンがアダマンチウムで骨格を強化する「ウェポンX計画」の手術を受ける前に求めたもの。「ローガン」から「ウルヴァリン」へと変わるきっかけになったアイテムでした。

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ドッグタグとは英語のスラングで、軍隊などで用いられる個人識別タグのこと。近年はIDタグと言い換えられているようです。映画の中ではこれまでミュータントとして生き、戦ってきたウルヴァリンのアイデンティティを示します。
二作目を思わせる刀や一作目を感じるドッグタグが出てくるなど、本作はこれまでのウルヴァリンの人生を振り返る最終作として細かい演出がされているのがわかりますね。

『LOGAN/ローガン』のトリビア9:プロフェッサーX役パトリック・スチュワートもシリーズから卒業

パトリック・スチュワート-(C)Getty Images

2000年に公開された第1作目を皮切りに人気シリーズとなった『X-MEN』シリーズ。ウルヴァリンと並ぶシリーズの中心人物・プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを演じたパトリック・スチュワートも『LOGAN/ローガン』出演を最後にシリーズから卒業しました。
ミュータントの専門学校を設立し、ミュータントと人間との共存を願っていたチャールズ。脚が不自由なので車いすで行動していますが、自身も並はずれた能力を持っている彼は、シリーズ第1作目では記憶を失くしたウルヴァリンを常に気にかける存在として登場します。しかし本作では病気の影響もあって能力の制御が難しく、その都度ウルヴァリンに薬を投与されて能力を抑えられています。これは本人にとってはまったく不本意ですが、彼の巨大な能力で犠牲者が出てしまったために追われる身となり、ほぼ監禁されたような日々を過ごしています。

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物語の舞台である2029年は、25年間新たなミュータントが生まれていない世界。ウルヴァリンもミュータントはほぼ絶滅したものと投げやり状態でチャールズに接していました。
しかし、ミュータントが存在することをいち早く察知したのはチャールズでした。彼は能力を制御できないながらも新たなミュータントの気配を感じ、結果としてローラを見つけます。
残念ながらチャールズは作中で非業の死を遂げてしまいます。パトリック・スチュワートは最後のチャールズ役を演じるために、役者人生初となる10キロもの減量を行って撮影に臨んだとのこと。
それは、病気に蝕まれながらも人生の希望を捨てないプロフェッサーXを的確に表現するためでした。気合いの入ったパトリックの演技は公開当時から批評家から高い評価を受け、見事プロフェッサーX役として有終の美を飾りました。

『LOGAN/ローガン』のトリビア10:最後にまさかの一人二役

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本作を持ってウルヴァリン役を卒業するヒュー・ジャックマン。なんと作中でウルヴァリンが最後に戦った相手は自らのクローンでした。その名は「X-24」。ローラも彼のクローンですが、傷ついた遺伝子を元に作ったため、性別が異なる上に子どもの姿で生まれた「失敗作」としてみなされ、命を狙われています。
しかしX-24は、外見から能力まですべてウルヴァリンにそっくりの完璧なクローン。おまけに年老いたウルヴァリンと違い若々しい肉体を保っています。唯一違うのは、野獣のように理性を失った凶暴な性格だけです。

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X-24を演じるのは、ウルヴァリンと同じくヒュー・ジャックマン。最終作でまさかの一人二役が実現するという展開はファンには大きなサプライズです。おまけに今回チャールズに致命傷を負わせ、結果として死に追いやるのもウルヴァリンと同じ顔をしたX-24だった、という展開はかなり衝撃的です。
ちなみにヒュー・ジャックマンの当たり役となったウルヴァリンですが、実は一度オーディションで落とされて別の俳優が起用されたそう。しかしその俳優のスケジュールの都合で降板になったため、ヒューに改めてオファーが来たことを本人がインタビューで語っています。
一度落ちた役に改めて起用されるのはよくある話ですが、その後20年近くも続く当たり役となり、最後は一人二役まで行うことになるとは本人も予想していなかったに違いありません。
ウルヴァリンとX-24とのラストバトルは迫力満点ですが、それ以上に涙なくしては見られない名シーンとなっています。

『LOGAN/ローガン』のトリビア11:「自由の女神」に込められた意味

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新しいミュータントであるローラの存在をいち早く気づいたチャールズ。彼はウルヴァリンに、「自由の女神」でローラとガブリエラという女性が待っていると伝えます。自由の女神はご存知ニューヨークのシンボルとなっている像。しかしローラとガブリエラがいたのはそこではなく、「自由の女神」という名前のついた小さなモーテルでした。

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ローラとガブリエルの存在を認める前、ウルヴァリンはチャールズの話を聞くなり、即座に「自由の女神は昔のことだ」と返事をして取り合いません。
ちなみに「昔のこと」とは『X-MEN』の旧三部作の一作目の中で起こった最初の戦いを指しています。彼らが初めて戦いを繰り広げた舞台はご存知自由の女神でした。ウルヴァリンはチャールズが年老いて記憶が曖昧になっていると思っているために、このようなセリフになったのですが、シリーズを最初から見ているファンにとっては思わず過去作を振り返るセリフとなっています。
このような何気ないところに、この作品がウルヴァリンのシリーズ集大成であることが示されています。本作でウルヴァリンに初めて触れた人は、『X-MEN』シリーズとウルヴァリンの前二作を観てからもう一度チェックすると、新たな発見がたくさん見つかること間違いなしですよ!

『LOGAN/ローガン』のトリビア12:ウルヴァリンの運命を握るアダマンチウム

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ウルヴァリンは最強のミュータントですが、その秘密は世界最強の金属・アダマンチウムが彼の骨格を覆っていることにあります。シリーズ第一作目で受けた手術でコーティングされたアダマンチウムによって、ウルヴァリンはミュータントの中でも無敵の強さを誇っていました。
しかし2029年のウルヴァリンにとっては、アダマンチウムは体の内部に毒素を出す死神のような存在に変貌しています。不老不死でなくなり年老いた上に治癒能力が弱っているウルヴァリン。次第に自由が利かなくなる自分の状態に苦しみながらも、ウルヴァリンはローラと旅をする中で彼女を懸命に守ろうとします。

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実はウルヴァリンは常にアダマンチウム製の銃弾を一発持ち歩いています。彼は内部がアダマンチウムの毒素で侵されていることから、アダマンチウムの銃弾を自分の体に撃ち込むと確実に死ぬとわかっていて、いつかこの銃弾を使って自殺をしようと考えているのです。
しかしチャールズはウルヴァリンのそんな様子をすでに察していて、ローラも彼がアダマンチウムの弾丸を持ち歩く理由に気がつきます。ローラに諭されたウルヴァリンは銃弾を使うのを思いとどまりますが、X-24との最後の戦いで重傷を負い瀕死の状態に追い込まれます。
そんな中、ウルヴァリンの危機を救ったのはローラがX-24に発砲したアダマンチウムの銃弾でした。かつて自殺用にと考えていた武器に命を助けられたウルヴァリン。結局その後彼は戦いの傷がもとで息を引き取りますが、ローラに「パパ」と呼びかけられ温かな最後を迎えたのでした。

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