『劇場版 MOZU』あらすじ・キャスト紹介！「MOZU」シリーズの集大成！

TBSとWOWOWが共同制作し、注目を集めたドラマ「MOZU」シリーズ。その映画化作品『劇場版 MOZU』が2015年に公開されました。キャストには西島秀俊さんや香川照之さん、真木よう子さんやビートたけしさんなど名だたる俳優陣が集結しています。今回は『劇場版 MOZU』のあらすじやキャストについて紹介していきたいと思います。

「MOZU」シリーズの原作となっているのは、逢坂剛さんによる小説作品「百舌」シリーズ。中でも1986年の『百舌の叫ぶ夜』と1988年の『幻の翼』を原作としており、映像化は不可能とまで言われたハードボイルド作品となっています。

「MOZU」シリーズとしてのはじめに公開されたのは「Season1〜百舌の叫ぶ夜〜」です。2014年からTBSにて放送された本作。とある爆発事故によって妻を失った倉木尚武（西島秀俊）が事故の真相を暴くために奔走する姿が描かれています。

次に公開されたのは「Season2〜幻の翼〜」。Season1と同じく2014年にWOWOWから配信され、その後TBSでも放送されました。爆発事故によって亡くなった妻がかつて参加していた“グラークα作戦”の真相を追う倉木尚武（西島秀俊）。一方で、北海道にあるエネルギー施設が襲撃され―。

そして次に公開されたのが『劇場版 MOZU』です。2015年11月7日に劇場公開されました。本作では「Season2〜幻の翼〜」から登場する謎の人物“ダルマ”という存在がキーとなっています。シリーズを通して、謎の殺し屋“百舌”を追っているうちに大きな陰謀へと巻き込まれていった倉木尚武（西島秀俊）。そんな倉木がたどり着いた結末とは―。

『劇場版MOZU』にて監督を務めたのは羽住英一郎さんです。過去には伊藤英明さんが主演を務めた大人気作品「海猿」シリーズや松井優征さんによるコミック作品を原作とした実写映画『暗殺教室』などを手掛けています。

『劇場版 MOZU』に合わせて公開されたのは、香川照之さん演じる大杉良太が主人公のスピンオフ作品「大杉探偵事務所」。刑事から私立探偵へと転向した大杉が、警視庁で1番の情報通である鳴宮啓介（伊藤淳史）の協力を得ながら、依頼解決へ向けて奮闘する姿が描かれています。

大人気シリーズ「MOZU」は国内のみならず国外からの注目を集め、第1弾となる「Season1〜百舌の叫ぶ夜〜」はテレビ界のアカデミー賞とも言われている国際エミー賞の連続ドラマ部門にノミネートされました。惜しくも受賞ならずという結果になりましたが、最終選考にまで残った本作は、その作品のクオリティの高さなどが認められたといっても過言ではないでしょう。

今回都内でクランクインした『劇場版 MOZU』ですが、日本国内では難しい爆破シーンやカーアクションなどの過激なシーンの撮影のために海を渡り、フィリピンのマニラにて1ヶ月に及ぶ海外ロケが行われたとのこと。さらにマニラの街の中心にあるマーケットを封鎖し、大規模な撮影も行ったとのことです。

他にも国内では、名古屋にてカークラッシュや銃撃戦の撮影が行われました。撮影が行われたのはゴールデンウィークの5月5日。早朝から官庁街を完全封鎖して行われた撮影では、巨大クレーンなどを用いた大規模なロケとなったとのこと。また、このときに撮影されたシーンは主人公・倉木尚武にとって重要なシーンでもあるため、倉木を演じた西島秀俊さんの演技にも注目です。

妻の死の真相を追っていた倉木尚武（西島秀俊）は、大杉良太（香川照之）や明星美希（真木よう子）と共に警察の内部の闇にたどり着くことに。しかしその闇とは、氷山の一角にすぎなかったのでした。