エヴァ・グリーンの生い立ち
エヴァ・グリーン -(C) Getty Images
エヴァ・グリーンの生年月日は1980年7月5日、フランスのパリ出身です。
父親はスウェーデン人で歯科医をしているが、映画『バルタザールどこへ行く』に出演した事があります。
母親は『雨の訪問者』などでもお馴染みのアルジェリア出身女優マルレーヌ・ジョベール。
現在でもTVなどに出演しているそうです。
エヴァは子供の頃、イギリスやアイルランドで過ごしていました。
とてもシャイで殆ど喋らず「変人」と呼ばれていて、本人も自分が「変人」だと思い込んでいました。その頃の夢はエジプト学者。
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<『王妃マルゴ』のイザベル・アジャー二>
しかし14歳の時に『アデルの恋の物語』のイザベル・アジャー二を見て女優を志しました。
掴みどころのないミステリアスな雰囲気がよく似ている気がします。
そしてエヴァは、パリのエヴァ・サン=ポール演劇学校で3年間演技を学び、その後イギリスのウェバー・ダグラス・アクティング・スクールで演劇を10週間学びました。
エヴァ・グリーンの経歴はシンデレラ・ストーリーのよう
エヴァ・グリーン -(C) Getty Images
エヴァ・グリーンは卒業後の2001年、21歳の時に初舞台を踏みました。
それを見た巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督に速攻実力を見いだされ、2年後の2003年にはベルトルッチ監督の映画『ドリーマーズ』でデビューを果たします。エロチックなシーンも体当たりで演じあげ、作曲も担当。
そして、すぐにその美貌と実力が世に知れ渡ります。
シャイでインドア派で「変人」と呼ばれた彼女の人生は、瞬く間にシンデレラの如く光り輝きました!
2004年には「怪盗ルパン」シリーズを原作とする映画『ルパン』でクラリス役を演じ、2005年にはモデルを務めていたブランド、アルマーニのデザイナー、エンポリオ・アルマーニの推薦により、リドリー・スコット監督の映画『キングダム・オブ・ヘブン』で、中世エルサレム王国の女王シビーユを演じ、更に存在感を増していきます。
因みにエヴァ・グリーンはアルマーニの他、ディオール、ランコム、ハイネケンのモデルも務めています。
エヴァ・グリーン、映画『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドガールを演じる!
『ジェームズ・ボンド 007「カジノ・ロワイヤル」in コンサート』(C) 2018 Danjaq, MGM. 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved.
映画『007 カジノ・ロワイヤル』は2006年公開、アメリカ・イギリスのアクション映画。
007シリーズの通算21作目にあたります。
007/カジノ・ロワイヤル (2006) 1枚目の写真・画像
6代目ボンド、ダニエル・クレイグが初登場した回で、ジェームズ・ボンドが初めてのミッションに挑んだ時の貴重なストーリーが展開されています。
『007/カジノ・ロワイヤル』エヴァ・グリーン、マーティン・キャンベル監督来日記者会見 メイン
監督のマーティン・キャンベル、父アルバート・R・ブロッコリの意思を引き継いだプロデューサーのバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソンにとっても重大な意欲作となっています。
そんな『007 カジノ・ロワイヤル』のボンドガールを探していて白羽の矢が立ったのがエヴァ・グリーンでした。
007/カジノ・ロワイヤル (2006) 2枚目の写真・画像
エヴァ・グリーンは、気位の高い勝気な性格でいて、同時に傷つきやすく少女のような一面も持ち合わせた深みのあるボンドガールを、とても魅力的に演じています。
世の男性は勿論、女性でもガッツリ引き込まれてしまう存在感を放っています。
スタイリッシュで迫力のあるアクションや劇的な演出は勿論ですが、この回では2人の恋愛ストーリーの質も高いです。
エヴァは、この年に英国アカデミー賞のライジング・スター賞を受賞。
エヴァ・グリーン、映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』でダニエル・クレイグと再共演
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』TM & -(C) MMVII NEW LINE PRODUCTIONS, INC.ALL RIGHTS RESERVED.
映画『007 カジノ・ロワイヤル』の翌年公開、アカデミー賞ではアカデミー視覚効果賞を受賞したファンタジー映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』で、エヴァ・グリーンはダニエル・クレイグと再共演を果たしています。
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世界的ベストセラーとなったフィリップ・プルマンの児童文学を完全映画化した作品です。
冒険をしながら怪しげな美女、空飛ぶ魔女族、気球乗り、よろいグマなどと遭遇しながら成長していく少女ライラを描いた壮大なファンタジー。
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』のカンヌにおける記者会見の様子
少女の脇を固めたのが、エヴァ・グリーン、ダニエル・クレイグ、ニコール・キッドマンなどの実力派俳優たち。
ただ、共演とは言えエヴァとダニエルが直接絡むシーンは無かったため残念がっています。
エヴァ・グリーン、SF恋愛映画『パーフェクト・センス』に出演
『パーフェクト・センス』 -(C) Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010
映画『パーフェクト・センス』は2011年公開、イギリスのSF恋愛ドラマ映画です。
『パーフェクト・センス』 -(C) Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010
ある日世界中で、感染すると次第に五感を失っていくという原因不明の感染症が見つかります。
感染症学者のスーザン(エヴァ・グリーン)は、原因を突き止めるべく尽力していました。
そんな時、自宅の近くでレストランを経営しているシェフ、マイケル(ユアン・マクレガー)と知り合いお互いに好意を抱きます。
そしてマイケルは、スーザンをレストランに招き入れて食事を振舞うなどし、そのうち2人の距離は次第に縮まっていく。
『パーフェクト・センス』 -(C) Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010