追い詰められていく自堕落な若者【ミーン・ストリート】
マーティン・スコセッシ監督 -(C) Getty Images
1973年公開。ロバート・デ・ニーロとハーヴェイ・カイテルが出演しています。ロバート・デ・ニーロ演じる自堕落な青年ジョニー・ボーイとハーヴェイ・カルテル演じる彼の親友チャーリーが、ジョニーのつくった借金によって追い詰められていく、というストーリー。ロバート・デ・ニーロとマーティン・スコセッシのコンビはこの後多数の名作を生み出していきます。
アメリカン・ニューシネマの金字塔【タクシードライバー】
『タクシードライバー』 (C)1976, renewed 2004 Columbia Pictures Industries, Inc.All Rights Reserved.
マーティン・スコセッシ&ロバート・デ・ニーロのコンビで世界を震撼させたアメリカン・ニューシネマの金字塔。海兵隊に所属していた男が退役してタクシードライバーとして現代社会で働く中、心を病んでいく姿を描く物語。2016年、公開40周年を記念して『タクシードライバー 40 周年アニバーサリー・エディション【初回限定生産】』がブルーレイにてリリースされました。
夢を追う2人の行先は【ニューヨーク・ニューヨーク】
『沈黙-サイレンス-』(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
ロバート・デ・ニーロ演じる素行の悪いサックス奏者ジミーと歌手のフランシーヌ。夢を追いかける男女の運命を描きます。映画評論家の町山智浩によると、『ラ・ラ・ランド』の筋書きにはこの映画が強い影響を与えているとのこと。
みんなの人気者になりたくて【キング・オブ・コメディ】
マーティン・スコセッシ監督 -(C) Getty Images
タイトルからは面白おかしい話を連想しそうですが、実際は辛く苦しいブラック・コメディ。自分が人気者のコメディアンであると妄想して日々を過ごす、ロバート・デ・ニーロ演じるルパート・パンプキンが主人公。かつて世間を騒がさせたお笑いコンビの名前の由来になった映画でもあります。
俺は大統領よりもギャングになりたかった【グッドフェローズ】
マーティン・スコセッシ&ロバート・デ・ニーロ-(C)Getty Images
実話をベースにした映画。こどもの頃からマフィアの世界に憧れを抱いていた主人公、ヘンリー。縁あって地元のボス、ポーリーの使い走りになり、念願かなってマフィアの世界への扉を開きます。先輩のトミーやジミーから仕事を学び、ギャングとして成長していくヘンリー。本作でトミー・デヴィートを演じたジョー・ペシはアカデミー助演男優賞を受賞しています。
レオナルド・ディカプリオが主演、移民の争いを描く【ギャング・オブ・ニューヨーク】
マーティン・スコセッシ-(C) Getty Images
レオナルド・ディカプリオ主演作品。1862年、南北戦争中のアメリカが物語の舞台。アイルランド系の移民である主人公を軸に、人種差別とそこから起こる争いを生々しく描きます。
二重生活に染まる2人の男【ディパーテッド】
レオナルド・ディカプリオ-(C) Getty Images
舞台となるのは、州警察が組織犯罪との戦いを続けるボストン南部。若き秘密捜査官のビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)が命じられたのは、犯罪組織のボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)が取り仕切るギャングへの潜入捜査。一方、冷淡な若き犯罪者のコリン・サリバン(マット・デイモン)は、コステロの内通者となるべく警察へと潜入し、特別捜査課で高い地位に上がりつつありました。それぞれの立場から警察、マフィア、両サイドの機密情報を収集するべく、二重生活に身を置く2人の男の物語。
本当に狂っているのは・・・【シャッターアイランド】
© 2009 BY PARAMOUNT PICTURES
マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオの4度目となるコラボレーション作。ボストン沖の孤島にそびえる犯罪者のための精神病院で、ひとりの女性が行方不明になったとの報告がありました。事件捜査のためにやってきたのは2人の刑事。一体この島で何が起きているのか・・・?
情けは無用、とにかく稼げ!【ウルフ・オブ・ウォールストリート】
レオナルド・ディカプリオ主演/『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 -(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
非合法の株取引で、年収49億円を稼ぎ出した実在の人物、ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)の半生を描いた物語。ジョーダンの父親役として『スタンド・バイ・ミー』の監督でもあるロブ・ライナーが、2番目の妻役として『スーサイド・スクワッド』で主演をつとめたマーゴット・ロビーが出演しています。
スコセッシ28年分の集大成【沈黙-サイレンス-】
戦後日本文学の金字塔にして、世界20カ国以上で翻訳され、現在も読み継がれている遠藤周作の『沈黙』をスコセッシが映画化。スコセッシによると、初めて原作を読んだ時から28年間ずっとこの作品のことを考えてきたそう。日米の豪華キャストに加え、トータルでアカデミー賞受賞6回、アカデミー賞ノミネート23回を数えるスコセッシゆかりの最高のスタッフと、時代考証や美術で日本人チームが参加し、舞台となる江戸初期の長崎を完全再現しました。