映画『フロントランナー』みどころ、キャストまとめ！関連作も紹介！

あの誰もが知るアメリカ大統領、「ジョン・F・ケネディの再来」として多くの国民に愛された、政治家ゲイリー・ハート。その高い評判から、大統領選は確実といわれ、史上最年少で、最有力候補を意味する『フロントランナー』である"はずだった"を男を、ヒュー・ジャックマンが演じる話題作です。

実在の政治家で、大統領選で『フロントランナー』となったゲイリー・ハートは実在の人物。ヒュー・ジャックマンにとって、実在の人物を演じるのは、『グレイテスト・ショーマン』のP.T.バーナム以来です。これまでにない重厚な役柄に、ファンならずとも注目が集まっています！

『フロントランナー』の監督を担当したジェイソン・ライトマンは、本作でのヒュー・ジャックマンは、新たなチャレンジに挑んだと語ります。「いままでヒュー・ジャックマンは、聡明でカリスマ性のある人物を演じた経験はあるけれど、ゲイリー・ハートのように他人に心を開かず、容易に心の内を明かさずベールに包まれたような男を演じるのは見たことがないと思う」と、熱弁しました。

さらに、『フロントランナー』は、ヒュー・ジャックマンだけでなく、多くの登場人物の視点から重なりあう会話劇もポイントの１つ。後のアメリカ政治史を変えるターニングポイントとなった、1人の男の栄光と失脚劇の“スキャンダル“の顛末は必見です。

日本でも興行収入50億突破を突破し、あのアカデミー賞受賞作『ラ・ラ・ランド』を超えた大ヒット映画『グレイテスト・ショーマン』にて主演を務めたヒュー・ジャックマンが、引き続き『フロントランナー』でも実在の人物を熱演しています。本作では、「ショービジネス」という概念を生み出し、庶民に娯楽をもたらした実在の人物P.T.バーナムとはガラリと印象の異なる、圧倒的カリスマ性を誇る若き天才政治家のゲイリー・ハート役に抜擢されました。

今回『フロントランナー』のゲイリー役を演じるにあたって、ヒュー・ジャックマンは、彼に関する膨大な資料を読み込むだけでなく、ゲイリー・ハート本人とも対面して役作りに挑んだそうです。ヒュー・ジャックマンといえば、『グレイテスト・ショーマン』や、ウルヴァリン役のイメージが強いですが、ジェイク・ギレンホールと共演したクライムドラマ『プリズナーズ』では、娘を誘拐されたことで、容疑者に拷問を行うことすら厭わない、ダークな役も演じています。それだけに、今回の新たな挑戦にも期待せずにはいられません！

今回、『フロントランナー』の監督を務めたのは、予期せぬ妊娠をしてしまった16歳の女子高生の成長を描いたハートフル・コメディ『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞作品賞を含む4部門にノミネートされ、批評家からも高い評価を得たジェイソン・ライトマン。

他にも、同様に多数の部門でアカデミー賞ほか、様々な賞にノミネートされたジョージ・クルーニー主演のコメディ・ドラマ『マイレージ、マイライフ』や、シャーリーズ・セロンを主演に迎えて撮影された『ヤング≒アダルト』『タリーと私の秘密の時間』など、コメディタッチなものが目立つ中、『フロントランナー』は、これまでにないシリアスかつ社会派な作品だけに、監督も新境地として注目が集まります。

映画『フロントランナー』では、主演のヒュー・ジャックマンの他にも、魅力と実力を備えたキャストが多数登場！社会派作品ということもあり、若手俳優がいない分、キャリアがあってこそできる、重厚感ある演技を期待したいです。ここからは、そんな脇を固めるキャストをまとめました。

ハリウッド界のバイプレイヤーとして、確固たる地位を築き上げたJ・Kシモンズも、映画『フロントランナー』に参戦！これまで、『セッション』の鬼音楽教授や、『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』では、厳しくも舞台のことを誰よりも愛している少佐を、ボストンマラソンでのテロ事件を取り上げた『パトリオット・デイ』では、主役を食うほどのハード・ボイルドな役柄を演じています。