『ミケランジェロ・プロジェクト』あらすじ・キャスト紹介！一時は公開中止も？

ジョージ・クルーニーが監督・脚本・製作・主演と1人4役をこなした映画『ミケランジェロ・プロジェクト』。実話を基に作られた本作は、主演のジョージをはじめとしてマット・デイモンやケイト・ブランシェットなど一癖も二癖もある豪華俳優陣が集結しています。今回はそんな本作のあらすじやキャストなど紹介してきたいと思います。

映画『ミケランジェロ・プロジェクト』の原作は、ロバート・M・エドゼルの著書『ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争』。ナチスドイツに奪われた美術品を奪還するために美術の知識を持った人々が集められ、特殊部隊“モニュメンツ・メン”として命を懸けたミッションに挑むストーリーとなっています。

『ミケランジェロ・プロジェクト』の監督・脚本・製作は、本作で主演を務めたジョージ・クルーニーが担当しています。2012年には『アルゴ』にプロデューサーとして参加しアカデミー賞作品賞を受賞した経験も。今回、本作の原作となった著書に描かれる衝撃的な実話に惹かれたジョージは、すぐに映画会社へと連絡をし、映画化にこぎつけたとのこと。

すぐさま『ミケランジェロ・プロジェクト』を映画化することを決めたジョージ・クルーニーは、本作に出演する俳優を集めるために、友人たちに直接交渉を行ったとのこと。

キャストは知り合いで固めた方がスムーズに進むと語るジョージ。キャスティングのためにケイト・ブランシェットには電話をし、ジョン・グッドマンには映画『アルゴ』のパーティーで会った際に“後で脚本を送る”と伝えただけだと語っています。

本来アメリカでは2013年12月に公開予定だった『ミケランジェロ・プロジェクト』は、2014年2月に延期。さらに日本では2014年1月に公開予定でしたが、“諸般の事情”により一時は公開中止の事態に。しかしその後、2015年11月に劇場公開されました。公開中止となった“諸般の事情”については詳しく語られておらず、当時はさまざまな憶測が飛び交ったそうです。

舞台は第二次世界大戦中の1943年。アドルフ・ヒトラーが統率するナチス・ドイツは、ヒトラーから命じられ、欧州の美術品を次々と奪っていくのでした。

数々の美術品がヒトラーの元へと渡っていき、さらに欧州へと攻め込んできたナチス・ドイツは撤退する際に意図的に美術品を壊していき、数多の文化財が壊されていく事態に。

この事態に危機感を覚えたハーバード大学付属美術館の館長フランク・ストークス（ジョージ・クルーニー）は、フランクリン・ルーズベルト大統領（マイケル・ダルトン）へと直訴するも、人手不足からストークス自身が戦場へと赴くように言われるのでした。

そこでストークスは、メトロポリタン美術館のキューレーターであるジェームズ・グレンジャー（マット・デイモン）や建築家のリチャード・キャンベル（ビル・マーレイ）など美術の専門家を集め、特殊部隊“モニュメンツ・メン”を結成。

“モニュメンツ・メン”はヨーロッパ各国の戦場へと向かい、美術品を探し求めて奔走。そんな中、戦争での敗北を悟ったヒトラーは美術品を破壊すると決断し―。