ピアノが印象的な映画作品について紹介!
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映画と密接な関係にある音楽。これまで映画の中でも数々の音楽や楽器が登場してきましたが、この記事では楽器の中から“ピアノ”に焦点を当て、ピアノが印象的な映画作品について紹介していきます。
ピアノが印象的な映画作品①『戦場のピアニスト』(2002年)
エイドリアン・ブロディ-(C) Getty Images
ピアノが印象的な映画作品、1作目に紹介するのは2002年公開の『戦場のピアニスト』です。監督は『ローズマリーの赤ちゃん』のロマン・ポランスキー、主演は『キング・コング』のエイドリアン・ブロディが務めました。また、本作はアカデミー賞で7部門にノミネートされ、内3部門で受賞。さらにカンヌ映画祭にてパルムドールも受賞しています。
エイドリアン・ブロディ-(C) Getty Images
『戦場のピアニスト』は実在したユダヤ系ポーランド人のピアニストのウワディスワフ・シュピルマンの体験を描いた作品となっており、時代に振り回されながらもピアニストとして強く生きていく姿が描かれています。本作に登場するショパンの数々の楽曲に注目です。
エイドリアン・ブロディ-(C)Getty Images
ナチス・ドイツがポーランドに侵攻した1939年9月。ウワディスワフ・シュピルマンは、ワルシャワの放送局でピアニストとしてショパンを演奏していました。しかしドイツ軍による街の占拠が始まり、シュピルマンの家族も強制収容所へと送られることに。そんな中、奇跡的に難を逃れたシュピルマンはひっそりと暮らし続けるも―。

『戦場のピアニスト』『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ出演作品5選!
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ピアノが印象的な映画作品②『4分間のピアニスト』(2007年)
『4分間のピアニスト』 -(C) 2006 KORDES & KORDES FILM GMBH/SWR/BR/ARTE
ピアノが印象的な映画作品の2作目に紹介するのは、2007年に公開された『4分間のピアニスト』。監督は『ブルーム・オブ・イエスタディ』のクリス・クラウス、主演はモニカ・ブライプトロイとハンナー・ヘルツシュプルングが務めました。また、ハンナーは1200人のオーディションから抜擢されるもピアノ未経験であったため、撮影前の6ヶ月で猛特訓したとのこと。
『4分間のピアニスト』 -(C) 2006 KORDES & KORDES FILM GMBH/SWR/BR/ARTE
『4分間のピアニスト』で描かれるのは、殺人犯である天才ピアニストの女囚と彼女の才能を見出したピアノ教師の交流。世代やピアノへのアプローチが異なる2人ですが、同じような孤独を抱えており、次第に心を通わせていくことに。
『4分間のピアニスト』 -(C) 2006 KORDES & KORDES FILM GMBH/SWR/BR/ARTE
ピアノ教師として刑務所にやって来た80才のトラウデ・クリューガー(モニカ・ブライプトロイ)。そこで殺人犯で問題児のジェニー・フォン・レーベン(ハンナー・ヘルツシュプルング)が机を鍵盤代わりにして指を動かしている姿を見て、才能を見出します。ジェニーの才能を開花させることが自分の使命だと感じたクリューガーはジェニーのピアノの特訓を始め、ジェニーもクリューガーに心を開いていくのでした。そしてジェニーはコンテストに出場することになるも―。

ドイツ映画はハリウッドのような華やかさは無く煌びやかな大スター達に溢れているわけでもありません。他国に比べても、地味で位テーマを扱っている印象があります。もちろん戦争映画・歴史映画・社会派ドラマという定番作品は沢山ありますが、最近のドイツ映画界ではコメディー・ラブストーリー・ドラマ・SFファンタジー...と、バラエティーに富んだジャンルが揃い、お国柄の真面目さもあって非常に良質な作品が製作され続けています。大きな宣伝や来日イベントも少ないので公開しても目立った話題にはなっていませんが、日本人の気質や感性には共通する雰囲気があるので観だしたら病みつきになってしまう魅力が満載です。そんなドイツ映画を11作品かを紹介していきます!
ピアノが印象的な映画作品③『僕のピアノコンチェルト』(2007年)
『僕のピアノコンチェルト』 -(C) Vitusfilm 2006
ピアノが印象的な映画作品として3作目に紹介するのは、2006年公開の『僕のピアノコンチェルト』です。監督は『山の焚火』のフレディ・M・ムーラー、主演はピアニストのテオ・ゲオルギューが務めました。本作は、アカデミー賞の外国語映画賞スイス代表作品として出品されました。
『僕のピアノコンチェルト』 -(C) Vitusfilm 2006
『僕のピアノコンチェルト』の主人公は12才の天才ヴィトス・フォン・ホルツェン。本作は、高いIQを持ちピアニストとしての才能を発揮しているヴィトスの、天才児としての孤独が描かれている作品となっています。
『僕のピアノコンチェルト』
類まれな才能を持つ12才の天才少年のヴィトス・フォン・ホルツェン(テオ・ゲオルギュー)。両親はそんなヴィトスに期待しており、音楽学校へ通わせようと決めるのでした。一方、両親の過剰な期待にありがた迷惑を感じていたヴィトスにとって、祖父と過ごしているときだけが心休まる時間なのでした。そんなある日、ヴィトスがマンション下で倒れている状態で発見。ヴィトスに怪我はなかったものの、後遺症として高いIQもピアノの才能も失ってしまうのでした。しかしそんなヴィトスは、周囲のプレッシャーから自分を守るため、とある秘密を抱えており―。
大人にはない子供ならではの感情の高まりや冒険心、好奇心ってありますよね。そんな子供が主役だからこそ実現する物語を描いた映画を紹介します。
ピアノが印象的な映画作品④『ピアノの森』(2007年)
『ピアノの森』 -(C) 2007 一色まこと/「ピアノの森」製作委員会
ピアノが印象的な映画作品、4作目に紹介するのは2007年公開のアニメ映画『ピアノの森』です。監督は「花田少年史」の小島正幸、主人公の一ノ瀬海の声優は『ズートピア』の吹替なども担当している上戸彩が務めました。