平成屈指の名作「NARUTO -ナルト-」
劇場版最新作『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』本ポスター/(C) 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ (C) 劇場版 NARUTO 製作委員会 2014
1999年から2014年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載されたマンガ作品です。2002年にTVアニメ化されたことがきっかけで、認知度が高まり爆発的に大ヒット。劇場版を経て、2007年からはTVアニメの続編「NARUTO -ナルト- 疾風伝」が放送されました。
『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』新ビジュアル/(C) 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ (C) 劇場版BORUTO製作委員会 2015
物語の完結後は、ナルトの息子・ボルトを主人公とした劇場版作品『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』が公開。それに従って、「週刊少年ジャンプ」でも同名作の連載がスタートしました。
やがてTVアニメ化され、「疾風伝」完結の後「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」シリーズが放送され、「NARUTO -ナルト-」の世界観は次世代へと受け継がれています。
「NARUTO -ナルト-」あらすじ
© 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ © 劇場版NARUTO製作委員会2012
数多くの忍者が存在している世界。忍者たちは、国の中にある「隠れ里」に所属し、里同士で戦闘を繰り広げていました。ある日、五大国の1つ「火の国」の木ノ葉隠れの里で、巨大な魔獣、九尾が出現し、里の忍者は窮地に立たされます。4代目火影(里長)は里の危機を救うために、自分の命と引き換えに九尾を封印。
© 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ © 劇場版NARUTO製作委員会 2008
しかし、九尾を封印したのは、まだ生まれたばかりの赤ん坊でした。彼の名はうずまきナルト。九尾の封印。そして里同士の和解により、やがて平穏な時代が訪れました。成長したナルトは、忍者を目指し、アカデミーに入門します。夢は火影になること。しかし、トラブルメーカーで忍術をうまく使いこなせないナルトは、周りからは「落ちこぼれ」と呼ばれ、いつも一人ぼっちでした。
劇場版最新作『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』本ポスター/(C) 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ (C) 劇場版 NARUTO 製作委員会 2014
体内に九尾が封印されていることから、里の住人から白い目で見られるナルト。そんなナルトでしたが、心優しい教員忍者・うみのイルカを救ったことから、アカデミー卒業を言い渡されます。ようやく下忍(最も地位が低い忍者)になれたナルトは、上忍のはたけカカシ率いる第七班に所属することに。
『NARUTO-ナルト-外伝「七代目火影と緋色の花つ月」』の、うずまきナルト
ナルトは、チームメイトのうちはサスケ、春野サクラと出会い、仲間の大切さを学ぶのでした。カカシの厳しいテストに合格した3人は、下忍として様々な任務を経験していきます。他の里の忍びとの実践を経て、徐々に成長していくナルトたち。果たして、ナルトは火影になるという夢を叶えられるのでしょうか?若き忍者の出会いと別れ、そして成長を描いた作品。
「NARUTO -ナルト-」の基礎知識!
© 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ © 劇場版NARUTO製作委員会2009
”忍者”をテーマにした本作は、独特の世界観にまつわる専門用語がたくさん登場します。ここでは、「NARUTO -ナルト-」に登場する専門用語や名称を解説します。ランキングを読む前に、一度本作の大まかなキーワードをおさらいしましょう!
© 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ © 劇場版NARUTO製作委員会2010
■火の国・木ノ葉隠れの里
三代目火影 平川和宏(C)岸本斉史 スコット/集英社 (C)ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2015
五大国の中で最も強い勢力を誇る国。その隠れ里が「木ノ葉隠れの里」です。ナルトやサスケ、サクラなど主要キャラクターの故郷であり、作中の主な舞台の1つでもあります。自然豊かな地域が多いのが特徴。
長年の戦争の後、他の里とは和解しましたが、裏では互いが脅威になることを恐れ、監視し合うという関係に。他の里との交流も盛んで、「砂隠れの里」とは同盟を組んでいます。
■風の国・砂隠れの里
© 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ © 劇場版NARUTO製作委員会2010
五大国の1つ。その隠れ里が「砂隠れの里」です。土地全体が砂漠のようで、森林や作物の資源が少ないというデメリットを抱えていますが、優秀な忍者が多数所属しています。
「木ノ葉隠れの里」とは同盟を組んでいますが、作中では他の里と手を組んで襲撃したことも。後に和解し、「木ノ葉隠れの里」とさらに深い関係を築くようになりました。
■水の国・霧隠れの里
桃地再不斬 内田朝陽(C)岸本斉史 スコット/集英社 (C)ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2015
「水の国」は五大国の1つの島国。最年長の忍者「長老」と里内最強の忍者「水影」、2人を筆頭とした隠れ里が、「霧隠れの里」です。霧に覆われた地域のため、独特の閉鎖的な雰囲気が漂っています。秘密主義の傾向があり、里の忍者ですら里の詳細を知らないことも。個人主義者が多いため内乱も頻繁に起こっています。
■土の国・岩隠れの里
五大国の1つ「土の国」に属している里です。岩山の多い地形が特徴。かつては「木ノ葉隠れの里」の敵対国でした。凶悪な犯罪勢力「暁」と密接な関係であったことから、信用度はかなり低め。里の住人にはダンゴ鼻をした人が多く、顔を見ればこの里の出身であることは一目瞭然。