「アウトレイジ」シリーズ、キャストや主要登場人物のまとめ！

ヤクザ同士のサバイバルを描いた北野武監督のバイオレンス作品「アウトレイジ」シリーズ。“全員悪人”というキャッチフレーズで話題を呼んだ同シリーズは、裏社会で生きる男たちによる血で血を洗う潰し合いが豪華キャストによって描かれていることで注目を集めました。今回はそんな「アウトレイジ」シリーズの登場人物とキャストについて紹介します。

「アウトレイジ」シリーズの主人公は、関東を取り仕切る巨大な暴力団・山王会の直参である池元組の傘下、大友組の組長を務める大友。池元組から面倒な仕事ばかり押し付けられ、内部抗争に巻き込まれていくことに。そんな大友は、武闘派でありながらも仲間思いな一面を持つ、昔ながらの任侠精神の持ち主です。大友は、ビートたけしが演じています。

関東勢力を牛耳る山王会の会長・関内。表面上は堂々としており寛容であるように見せつつも、残忍で狡猾な性格の持ち主。長年山王会のトップに君臨しており、誰も逆らえないことをいいことに内部抗争へと持ち込み、つぶし合いをさせようと仕向けた人物です。そんな関内ですが、最終的に側近の加藤稔に銃殺されてしまいます。関内は、北村総一朗が演じました。

山王会の直参である池元組の組長、池元。池元は、私利私欲のために周囲へ二枚舌を使う下劣さを持っており、一連の抗争の元凶となった人物。そんな池元ですがついには大友の怒りを買い、銃殺され、河川敷へと埋められてしまうのでした。池元は、國村隼が演じています。

山王会の会長である関内の側近・加藤稔。関内に怒鳴られ殴られても無言で指示に従う、忠誠心の高い人物かと思いきや、結局は関内を射殺。加藤自身が山王会のトップへと収まることに。その後、財政界にも影響を及ぼすほどの巨大組織へと成長させるも、関内殺害の真相が暴かれてしまい、大友によって殺されてしまいます。加藤稔は、三浦友和が演じています。

山王会直参の池元組若頭・小沢。池元に忠誠を誓う小沢は20年もの間、池元に尽くし続けていました。しかし大友に池元を殺害されてからは、山王会に“組を存続させたいなら池元の仇を取れ”とそそのかされ、大友組を壊滅させることに。しかしその後山王会会長・関内の元へ訪れた際、加藤に射殺されることに。小沢は、杉本哲太が演じています。

大友組若頭・水野。部下に対しては残忍な一面を見せるも、組長である大友への忠誠心は強いようす。村瀬組と対立した際にも先陣を切り、自ら手を汚していきました。大友が池元を殺害後には池元組若頭・小沢に命を狙われ、大友の指示により身を隠すことに。しかしその後に拉致されていまい、残忍な死を遂げることになるのでした。水野は、椎名桔平が演じています。

村瀬組の若頭であった木村。大友組との抗争時には大友に顔を斬りつけられ、大きな傷が残ることに。抗争後に刑務所へ入った大友を1度は刺すも、出所後には和解。大友と手を組み、共に山王会へ挑むことに。しかし最後には刑事・片岡によって殺されてしまうのでした。木村は、中野英雄が演じています。

大友組の金庫番であった石原秀人。頭脳派の現代ヤクザで、英語も堪能。そんな石原ですが大友組を裏切り、事実上壊滅させた人物でもあります。村瀬組との抗争後、大友が刑務所へ入っているときには山王会の金庫番へと出世。しかし最終的にピッチングマシンによる拷問を受け、死亡。石原秀人は、加瀬亮が演じています。

組織犯罪対策部の刑事・片岡。片岡は山王会などのヤクザと癒着しており、賄賂など受け取っている腹黒さを持っています。さらには大友を利用して内部抗争を激化させるしまつ。結局はそれが大友にバレてしまい、大友によって射殺されることに。片岡は、小日向文世が演じています。