泣ける映画『旅猫リポート』あらすじ・キャストを紹介！有川浩原作

これまで数々の映画化作品を手掛けてきた有川浩さんが、“一生に一本しか書けない物語”と自負するほどの自信作『旅猫リポート』。その実写化作品が2018年10月26日に公開され、涙なしでは見られない“泣ける映画”と話題になりました。今回は映画『旅猫リポート』のあらすじやキャストなど紹介します。

『旅猫リポート』の原作は、2011年から2012年まで『週刊文春』にて連載されていた有川浩さんの同名小説作品です。2012年には単行本も刊行され、ベストセラーを記録。また、吉川英治文学新人賞を受賞し、他にも数々の賞で注目を集めました。

ベストセラー小説『旅猫リポート』を映像化するにあたり、メガホンを取ったのは三木康一郎監督です。本作と同じく有川さん原作の実写化作品『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』も手掛け、興行収入は22億円を突破するほどの大ヒットへと導きました。他にもこれまでには『覆面系ノイズ』や『リベンジgirl』などの監督を務めています。

映画『旅猫リポート』の脚本は、原作者である有川浩さんと平松恵美子さんが担当。平松さんは山田洋次監督作品に参加することが多く、これまでには名作映画のリメイク『東京家族』や直木賞受賞作の映像化『小さいおうち』などで共同脚本や助監督を務めています。

『旅猫リポート』の音楽を担当したのは、コトリンゴさん。2016年には『この世界の片隅に』の音楽を務め、日本アカデミー賞の優秀音楽賞を受賞しました。今回本作の音楽を制作するにあたり、三木監督に“お客さんが思わず口ずさんでしまうようなテーマだといい”というアドバイスを受け、制作中に何度も振り返ったと語っています。

野良猫として日々を送っていた猫・ナナはある日、交通事故に遭い大怪我を負ってしまいます。そんなナナを助けてくれたのは、猫好きな青年・宮脇悟（福士蒼汰）。それからナナは“サトルの猫”として5年間、幸せに暮らしていました。しかし悟は、とある事情でナナを手放さなければいけなくなってしまい、ナナの新しい飼い主を探す旅に出ることに。

悟とナナは愛車の銀色のワゴンに乗って日本各地を巡り、悟の小学生時代の同級生や中学生時代の同級生、初恋の相手やお世話になっている叔母など、これまで出会ってきた大切な人々の元を訪ねます。そんな旅の中で、伝えられずにいた気持ちや知られざる過去が明らかになっていき、いつの間にか悟にとって、自身の人生について振り返る旅となっていたのでした。そして、旅の最後に明かされる悟の秘密とは―。

1人と1匹の最後の旅が描かれる『旅猫リポート』。そんな本作で猫好きの青年・宮脇悟と猫のナナを演じたキャスト、そして悟が旅の中で出会った大切な人々を演じた俳優陣について紹介します。

『旅猫リポート』の主人公であり、とある秘密を抱えた青年・宮脇悟を演じたのは、福士蒼汰さんです。1993年5月30日生まれ、東京都出身。雑誌に写真が掲載されたことをきっかけにスカウトされ、2011年に香里奈さん主演のドラマ「美咲ナンバーワン!!」にて俳優デビューを果たしました。

また、2011年の特撮作品「仮面ライダーフォーゼ」で主演に抜擢され、同シリーズの劇場版作品『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』にも出演しました。その後「あまちゃん」や「図書館戦争」シリーズ、『好きっていいなよ。』や『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など数々の話題作に出演しています。