実在した双子ギャング『レジェンド 狂気の美学』(2016)
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1960年代初頭、活気に満ちたロンドン。双子のギャング、レジー・クレイとロニー・クレイ(両者共にトム・ハーディ)は手段を選ばない方法で街の権力を手中に収めつつあった。さらなる勢力拡大のためにアメリカのマフィアと手を組み、有力者やセレブリティとも懇意の関係を築き上げた彼らの影響力はイギリス社会の上流階級にまで及び、その勢いはとどまるところを知らなかった。そんな時レジーは部下の妹フランシスと恋に落ち結婚。悪事と手を切ると約束したレジーは、自らが所有する複数のナイトクラブの経営に注力するようになる。 しかし組織内の不調和、警察の執拗な捜査、ロニーの凶暴性、偏執性と自滅的な行動が引き起こす数々の災厄によって彼らの栄華は徐々に脅かされてゆく。やがて兄弟の絆に綻びが生じ、レジーとフランシスの結婚生活も破綻してゆくーー。
ギャング映画にしては珍しく後味の悪さがあまりない作品です。むしろユーモラスな雰囲気さえ感じる一風変わった映画となっています。

新作『ヴェノム』が話題の大英帝国勲章俳優!イケメン♡トム・ハーディーを満喫できるおすすめ映画7選!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2004インテリ育ちの実力派ながら、多感な青年時代には破天荒な問題児イメージが強かったトム・ハーディーも今や大英帝国勲章第三位 CBEを叙勲する紳士でワイルドな大人の魅力を纏う俳優に...。そんなスマートに躍進し続ける彼の演技を満喫する為のおすすめ映画作品を紹介します!
バレエを追求した先にみえたものは『ブラック・スワン』(2011)
2010,20世紀フォックス映画
© 2010 Twentieth Century Fox.
ニューヨーク・シティ・バレエ団のバレリーナで、踊ることに全てを捧げるニナ(ナタリー・ポートマン)。ある日、芸術監督のトーマス・リーロイ(ヴァンサン・カッセル)がプリマ・バレリーナのベス(ウィノナ・ライダー)を新シーズンの「白鳥の湖」から降板させることを決める。このとき、ニナは後任のプリマの第一候補だったが、新人ダンサーのリリー(ミラ・クニス)もまた有力な候補の一人だった。人の若きバレリーナは敵対心から、ねじれた友情を発展させていくのだが…。
クラシック音楽やバレエに興味がない人でも楽しめるほど作品に迫力があって深みのあるストーリーに引き込まれます。

幻想と狂気の舞踏サスペンス劇 映画『ブラック・スワン』のあらすじとネタバレありの考察
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2760才能ある若きバレリーナ・ニナは白鳥の湖の主役に抜擢された。白鳥と黒鳥両方の役を演じるプレッシャーに現実と狂気の狭間で揺れ動きながらも舞台に躍り出る。 幻想と狂気のサスペンス・ホラー映画『ブラック・スワン』のあらすじとネタバレありの考察を紹介
家族に迎えた養女の正体『エスター』(2009)
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赤ん坊を死産して悲嘆に暮れるケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)。何とか普通の生活に戻ろうと必死の夫婦は、養子を迎えることを決意する。そして訪れた地元の児童養護施設で、2人は1人の少女と出会う。彼女の名はエスター(イザベル・ファーマン)。エスターを養子として迎え入れ、幸せな生活が始まると信じていたケイトとジョンだが、彼らの身の回りで謎めいた事件が起こり始める。その愛らしい外見の裏に隠された、エスターの想像を超えた衝撃の正体とは――。
しっかりと王道の要素を踏まえたサスペンス映画です。手堅いだけに外さない作品となっています。

続編前はこれを見ればOK!映画『エスター』ネタバレ&最後のシーンを考察
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2742『エスター』は2009年に公開されたサイコ・サスペンス映画。映画好きなら一度は見たことがある「名作」として知られる本作は、続編の製作が決定したことで、再び注目を集めています。そこで今回は本作のあらすじをネタバレありで解説!「実話」と呼ばれる理由や、本作の前日譚を描く続編の内容もまとめてピックアップ♪
精神科医にしてシリアルキラー『羊たちの沈黙』(1991)
ジョナサン・デミ&ジャスティン・ティンバーレイク-(C)Getty Images
女性を誘拐、殺害しその皮を剥ぐという猟奇事件が続発する。捜査に行きづまったFBIは、元精神科医であり殺人鬼のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)に捜査協力を依頼する。その任務につくことになった訓練生のクラリス(ジョディ・フォスター)は獄中にいるレクターと接触する。レクターはクラリスに、自らの過去を話すという条件で、事件究明に協力するが…。
人間の心の闇の深さがとても恐ろしい作品です。密度が濃く、キャスティングが光っています。

ハンニバル・レクター博士のモデルとなった実在のシリアルキラー4人!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2593『羊たちの沈黙』で一躍世界的に有名になったハンニバル・レクター博士は高名な精神科医かつ連続猟奇殺人犯。知的でありながら凶暴な殺人事件を何度も犯しているレクター博士には、モデルとなった人物がいます。どんな人物だったのか1人ずつ見ていきましょう。レクター博士の怖ろしさがさらに深くなるかも?
恐ろしい実験に憑りつかれた博士『ムカデ人間』(2011)
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ドイツ郊外の人里離れた屋敷にひとり暮らす医師 ヨーゼフ・ハイター(ディーター・ラーザー)はシャム双生児切り離しのエキスパート。しかし、彼は数人の人間の口と肛門をつなぎ合わせ、“ムカデ人間”を創ることを夢見ていた…。
人間を繋げてみるというワンアイデアだけでできた映画でストーリーなどを楽しむのではなくとにかく博士の異常性をみる映画となっています。

『ムカデ人間』シリーズネタバレ解説!それぞれ異なる世界観を紹介!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2650複数の人間の肛門と口をつなげるというショッキングなストーリーが話題の『ムカデ人間』シリーズ。カルト的人気を誇る本作は、全部で3つのシリーズから構成されています。今回は、それぞれ異なる世界観や、ネタバレを含む見どころをご紹介します!
何処までも追いかけて来る、死に執着する殺し屋『ノーカントリー』(2008)
2007,アメリカ,パラマウント、ショウゲート
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狩りの途中で偶然、大量のヘロインと200万ドルという大金を見つけた、ベトナム帰還兵のモス(ジョシュ・ブローリン)。金を持ち去った瞬間、彼の運命の歯車が大きく狂い始める――。法と正義を信じる年配の保安官・べル(トミー・リー・ジョーンズ)や警察を巻き込みながら、執拗に追ってくる謎の殺し屋・シガー(ハビエル・バルデム)から逃げるモス。果たしてモスは逃げ切ることができるのか? ベルは危険に瀕したモスを救うことができるのか? そしてシガーはモスを射止めることができるのか? 3人の男の思惑と自信が絡み合い、意外なクライマックスを迎えることとなる…。アメリカ西部、テキサスの町を舞台に、鬼才・コーエン兄弟が放つ、ドラマティックな犯罪スリラー。
主人公には殺すかどうかをコインの表裏で決めるなどの自分ルールがあり、そういった自分ルールを何が何でも守ることからより異常性を感じます。

『メン・イン・ブラック』『ノーカントリー』缶コーヒーのCMでもおなじみ!トミー・リー・ジョーンズの出演作5選
https://pickup.cinemacafe.net/articles/328『JFK』『逃亡者』など、厳格で落ち着いた雰囲気が魅力のトミー・リー・ジョーンズが出演している名作5選をご紹介します。
爽やかな先生はサイコパスだった『悪の教典』(2012)
© 2012「悪の教典」製作委員会
蓮実聖司(伊藤英明)は生徒から絶大な人気を誇る高校教師。学校やPTAの評価も高い蓮実だったが、実は彼は他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、生まれながらのサイコパスだった。その人間離れした知性と行動力で周囲の人間たちを自由に操り、自らの目的のためには殺人も厭わない。いじめやモンスターペアレンツなど学校が抱える様々なトラブルや、自分の目的の妨げになる障害を取り除いていき、次々と死体の山を築きあげていく――。
殺人シーンにコメディ要素を入れるなど道徳的とはいえない描写が多くあり非日常を味わうことのできる作品です。

『悪の教典』は、どんな映画なのでしょうか?この記事では『悪の教典』のあらすじやキャスト、みどころ、感想と、ドラマ「悪の教典 -序章- 」、貴志祐介原作の韓国映画『黒い家』などを紹介します。この記事を読めば『悪の教典』をもっと楽しめますよ!
美に執着した女性の悲しい物語『モンスター』(2013)
© 2013「モンスター」製作委員会