不気味な都市伝説がネットのスレでウワサに
『名探偵コナン ゼロの執行人』メインカット(C)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
都市伝説とは、ウソか本当かわからない奇妙なウワサのことです。「2ちゃんねる」をはじめ、ネット上では大量の都市伝説が出回っており、世間を騒がせています。到底信じられないようなガセネタから、つじつまの合う有力なものまで、幅広い都市伝説が存在します。都市伝説のほとんどは、身の毛のよだつような恐ろしい話ばかりなので、苦手な人も多いです。
【都市伝説】アニメにまつわる怖い話10選まとめ※トラウマ注意!
「ドラドラポンポコ大捜査」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
TVやネットで語り継がれている都市伝説。UMAや妖怪などの未確認生命物体や、食物や身近なものに関する信じがたい逸話など、計り知れない数の都市伝説が存在します。しかし、ここで紹介するのは、日本のアニメにまつわる都市伝説です。これを読めば、あのアニメを見る目が変わってしまうかも…?
都市伝説1「ドラえもん」のび太は植物人間だった
「布団にのってふわふわり」 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
本編中も謎のエピソードが多数存在し、不気味な都市伝説があることで有名な「ドラえもん」。今回は、1番ポピュラーな、主人公のび太は植物人間だという説を紹介します。かなり衝撃的な都市伝説ですよね。都市伝説によると、ある日のび太は交通事故に遭い、命は助かったものの、植物人間になってしまったそうです。
■「ドラえもん」の物語はのび太の夢
「天才のび太の飛行船ゆうえんち」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
目を覚ますことなのないのび太は、長い夢を見ることになります。その夢というのが、本作「ドラえもん」の物語なのです。夢の中で、のび太はドラえもんと出会い、不思議で楽しい日々を送ります。この説によると、最終回では、のび太が意識を取り戻し、ドラえもんとお別れをするという展開になるようです。
■「のび太は植物人間説」が浮上した理由
「ドラえもんの長い一日」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
この都市伝説が浮上したのは、1980年代。当時の子どもたちのウワサ話が元となっています。子どもたちのウワサは瞬く間に広がり、ついにはマンガ版の出版元である小学館に、ウワサの真意についての問い合わせが殺到。最終的に、作者の藤本弘が「ドラえもんはこんな不幸な終わり方はしない」と発表し、ウワサが嘘であることが明らかになったのです。
「ゆめの町、ノビタランド」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
作者が正式にコメントするまでに発展するとは、かなりの騒ぎですよね。こんな不吉なウワサができたのは、病気がちの作者を見て、ファンがとある憶測をしたからです。作者の藤子・F・不二雄は、結核や胃がんを患った経験が。この事実を知ったファンは「作者は入院先で植物状態の少年と出会い、彼がつぶやく不思議な言葉を聞いて、ドラえもんの物語を思いついたのでは?」と憶測したようです。
都市伝説2「クレヨンしんちゃん」はみさえの妄想の物語
© 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016
ちょっとお下品なギャグでみんなを楽しませてくれる「クレヨンしんちゃん」シリーズ。にぎやかで楽し気な雰囲気から一転、実は恐ろしい都市伝説がいくつも存在するのです。1番有名な都市伝説は、しんのすけは既に死んでいて、物語はみさえの妄想という一説です。
■しんのすけは5歳で亡くなっている
© 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016
ある日、5歳のしんのすけは、妹のひまわりを庇って交通事故に遭い、亡くなってしまいます。現実を受け止めきれないみさえは、しんのすけの形見のクレヨンで、「もしもしんのすけが生きていたら」という設定で、にぎやかな日常を描き出しました。これが作品タイトルの”クレヨン”の由来なのです。さらに精神を病んだみさえは、日常生活でもまるでしんのすけが生きているかのように振舞い始めます。
「クレヨンしんちゃん」(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
しんのすけが、あたかもそこにいるように怒ったり、食事を準備したり…。周りはみさえをかわいそうに思い、話を合わせてあげることにしました。こうして、みさえは妄想の世界にのめりこんでいくのでした…。以上が都市伝説の内容です。
© 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2010
これが本当なら、ゾッとしますね。確かに、しんのすけの支離滅裂で破天荒すぎるエピソードは、普通の5歳児らしくはありません。妄想上の出来事だと思ったほうが自然ですね。
■「みさえの妄想説」が浮上した理由
© 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016
この恐ろしい都市伝説が浮上したのは、TVアニメ版のとあるエピソードで、しんちゃんの影がなかったり、野原家を園バスが素通りしたりと不審な描写があったからです。おそらく作画ミスやストーリーの展開上、やむを得ない事情があったのでしょう。その後、作者やアニメスタッフが都市伝説を後押しするような発言はなく、真相は闇の中へ…。