秋葉原映画祭2018の上映作品について紹介!
『劇場版 ワンピース』-(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション (c)東映・東映アニメーション・集英社・フジテレビ・バンダイ
2016年より始まり、毎年東京・秋葉原で開催されている秋葉原映画祭。ポップカルチャーに属する作品が選ばれ、作品によって“応援上映”や“合唱上映”などさまざまな鑑賞方法の中で上映されることで注目を集めました。今回はそんな秋葉原映画祭2018に選ばれた15作品について紹介します。
秋葉原映画祭2018の1日目(5月3日)に上映された作品は?
『君の名は。』(C) 2016「君の名は。」製作委員会
秋葉原映画祭2018の1日目(5月3日)では、歴代アニメ映画興行収入ランキング第3位にランクインした作品や日本が世界に誇る巨大怪獣シリーズの初の長編アニメ化作品となった映画などが上映されました。まずは秋葉原映画祭初日に上映された5作品について紹介します。
秋葉原映画祭2018・上映作品①『君の名は。』
『君の名は。』(C) 2016「君の名は。」製作委員会
秋葉原映画祭2018で“合唱上映”されたのは『君の名は。』。『雲のむこう、約束の場所』や『言の葉の庭』など細やかな風景描写と独特の世界観で話題の新海誠が監督を務め、ボイスキャストとして神木隆之介や上白石萌音などが参加しています。また、本作は国内興行収入250億円を突破し、歴代アニメ映画興行収入ランキング第3位にランクイン。さらに海外からも注目を集め、ハリウッドでは実写映画化されることも決定しています。
『君の名は。』(C) 2016「君の名は。」製作委員会
とある日、山奥にある糸守町に住む少女・宮水三葉は都会の男子高校生になる夢を、都会で暮らす少年・立花瀧は山奥で日々を送る女子高生になる夢を見ます。そんな夢を見た2人ですが、実は心も体も入れ替わっていたのでした。その後も入れ替わる現象が続き、摩訶不思議な体験でありながらも、少しずつ受け入れていく2人。しかし突然、入れ替わりが起こらなくなり―。
秋葉原映画祭2018・上映作品②『猫カフェ』
(C)2015 プロジェクトラブライブ!ムービー
秋葉原映画祭2018で“プレミア上映”されたのは『猫カフェ』。人気アニメ「ラブライブ!」に登場するスクールアイドルグループ“μ's”のメンバー・小泉花陽の声を演じた久保ユリカが主演を務めました。監督は『怖すぎる話 劇場版』の沖田光。共演としてアップアップガールズ(仮)の新井愛瞳や小倉優香などが名を連ねています。本作は久保演じる猫カフェ店主の桜木さくらと猫たち、そしてそこへ訪れる人々による4つ物語から構成されるオムニバス作品となっています。
秋葉原映画祭2018・上映作品③『中二病でも恋がしたい! -Take On Me-』
秋葉原映画祭2018で“発声上映”されたのは『映画 中二病でも恋がしたい! Take On Me』です。虎虎によるライトノベルを原作としたテレビアニメの第2期「中二病でも恋がしたい!戀」の続編にあたる作品で、監督は「涼宮ハルヒの憂鬱」や「CLANNAD -クラナド-」などで知られる石原立也が務めました。
声優としてテレビアニメ版に引き続き、福山潤や内田真礼などが参加しています。18才になった富樫勇太や小鳥遊六花は変わらず同居生活を送っていました。そして高校最後の春休みを前にしたある日、六花の姉・小鳥遊十花が六花をイタリアへ連れ、移住すると宣言。そこで友人である丹生谷森夏たちに駆け落ちを提案され、勇太と六花は日本中を駆け回ることに。
秋葉原映画祭2018・上映作品④『GODZILLA 怪獣惑星』
『GODZILLA 怪獣惑星』(C)2017 TOHO CO.,LTD.
秋葉原映画祭2018で“発声上映”されたのは『GODZILLA 怪獣惑星』。日本が世界に誇る巨大怪獣“ゴジラ”の初となる長編アニメ映画作品で、監督は「シドニアの騎士」の静野孔文と『亜人』の瀬下寛之、原案・脚本は「魔法少女まどか☆マギカ 」の虚淵玄が担当しています。
『GODZILLA 怪獣惑星』(C)2017 TOHO CO.,LTD.
怪獣や圧倒的な強さを持つ“ゴジラ”と戦い続けてきた人類は、徐々に衰退。そこで人類は地球外の惑星への移住に乗り出すも、移民先となる星は人類が生存できる環境ではありませんでした。そのため、ゴジラに両親を殺された過去を持つハルオ・サカキら“地球帰還派”が中心になり、地球へと戻ることに。しかし既に2万年もの月日が経過していた地球では、生態系も大きく変化しており―。
秋葉原映画祭2018・上映作品⑤『夜明け告げるルーのうた』
『夜明け告げるルーのうた』 (C)2017ルー製作委員会
秋葉原映画祭2018にて通常上映されたのは『夜明け告げるルーのうた』です。『マインド・ゲーム』や「ピンポン THE ANIMATION」など個性的な作品で知られる湯浅政明監督によるオリジナル長編アニメ作品となっています。フランスで行われるアヌシー国際アニメーション映画祭では、最高賞であるクリスタル賞を受賞。国内でも文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などに輝き、注目を集めました。
東京に住んでいた足元カイは両親の離婚をきっかけに、廃れた漁港の町・日無町に引っ越し、父と祖父と共に暮らしていました。ある日、クラスメイトの国夫と海老名遊歩にバンドに入るよう誘われたカイは練習場所へと向かうと、そこには楽しそうに踊る人魚の少女・ルーの姿が。その後ルーとの交流の中で少しずつ心を開いていくカイですが、日無町では昔から“人魚は災いをもたらす存在”とされており―。