デンマークが誇る映画俳優マッツ・ミケルセンとは?
マッツ・ミケルセン/『ドクター・ストレンジ』インタビュー
そのルックスもさることながら、演技の評価も高いマッツ・ミケルセン。北欧映画だけでなく、『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)で悪役ル・シッフルに抜擢されるなど、ハリウッド大作でも大活躍するほど、国内外問わず人気の俳優です。2012年にはデンマーク映画『偽りなき者』(2012)に主演すると、集団ヒステリーの標的になってしまった男性の演技が高く評価され、第65回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞しました。
最近では、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)『ドクター・ストレンジ』(2016)に出演する他、ドラマでは「ハンニバル」にて主人公レクター博士を演じて注目を集めています。
映画だけじゃない!マッツ・ミケルセンがドラマ「ハンニバル」で主演に
マッツ・ミケルセン-(C)Getty Images
マッツ・ミケルセンが世界中で大ブレイクしたきっかけは、映画だけではありません。2013年から始まったTVドラマ「ハンニバル」では、猟奇殺人と美食家という殺人鬼ハンニバル・レクターを演じ、瞬く間に人気を集めました。「ハンニバル」といえば、映画では『羊たちの沈黙』(1991)『ハンニバル』(2001)『レッド・ドラゴン』(2002)のレクター博士をアンソニー・ホプキンス、『ハンニバル・ライジング』(2007)では若かりし頃のレクター博士をギャスパー・ウリエルが演じました。気品と狂気が溢れるレクター博士を、マッツ・ミケルセンがどう演じているか注目してご覧ください!

ハンニバル・レクター博士のモデルとなった実在のシリアルキラー4人!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2593『羊たちの沈黙』で一躍世界的に有名になったハンニバル・レクター博士は高名な精神科医かつ連続猟奇殺人犯。知的でありながら凶暴な殺人事件を何度も犯しているレクター博士には、モデルとなった人物がいます。どんな人物だったのか1人ずつ見ていきましょう。レクター博士の怖ろしさがさらに深くなるかも?
オン・オフのギャップがすごい?マッツ・ミケルセンの私服に注目
マッツ・ミケルセン/『ドクター・ストレンジ』インタビュー
マッツ・ミケルセンは出演する作品のPRや舞台挨拶ではスーツを着ていますが、それ以外の場ではなんとジャージを着ていることが多いのです。実際、マッツ・ミケルセンの私服で検索すると、映画祭などでもジャージを羽織って現れる姿が!映画で演じる役やルックスとのギャップがすごいのですが、それ以上にジャージさえもおしゃれに着こなすマッツ・ミケルセンのオーラが凄まじいです…。(実はこれから紹介する『プッシャー』(1997)でマッツ・ミケルセンが演じたトニーの服装が、素のマッツに一番近いのかもしれません…)
【新作】マッツ・ミケルセンがゲームのキャラに?「DEATH STRANDING」に出演
片岡愛之助×マッツ・ミケルセン
映画・ドラマで活躍するマッツ・ミケルセンが、ついにゲームのキャラになります。2019年11月8日にPS4ソフトで発売予定の「DEATH STRANDING」にて、マッツの出演が明かさせて話題となりました。このゲームの監督は、シネフィルで知られる小島秀夫が努めており、マッツの役どころは未だ謎に包まれています。他にもノーマン・リーダスが本作の主人公を努め、レア・セドゥもキャラクターとして登場。さらにギレルモ・デル・トロ、ニコラス・ウィンディング・レフンといった監督もキャラクターとして登場するなど、映画ファンも注目の作品となっています。
マッツ衝撃のデビュー作『プッシャー』シリーズ
コペンハーゲンを舞台にした、麻薬密売人(プッシャー)の不運な一日を描くサスペンス・スリラー。スリラーというと、かなりハラハラドキドキな展開を期待しがちですが、実際はダメ男が借金で首が回らなくなっていくお話です。男が苦境でもがきあがく姿は、かわいそうと思う半面、最後はどうなってしまうのかと、ついつい観てしまいます。
マッツ・ミケルセン-(C)Getty Images
『オンリー・ゴッド』(2013)『ネオン・デーモン』(2016)を手がけたニコラス・ウィンディング・レフン監督の初期作に出演するマッツ・ミケルセンは、今後演じることはないであろう強烈な役を演じています。スキンヘッドにサングラス、変な色のジャージを着てチンピラのような格好をし、おまけにあまり賢くなさそう。(実際全然賢くない) その強烈なビジュアルのキャラクターも相まってか、『プッシャー2』(2004)では、マッツ演じるトニーが主人公となっています。
マッツ・ミケルセンが影のある主人公を演じた『アフター・ウェディング』(2006)
インドで孤児院を運営するヤコブ。財政的に厳しい状況が続き、破産寸前の状態に陥いるなか、デンマークのある会社から寄付の申し出が現れる。コペンハーゲンに向かったヤコブは、CEOにヨルゲンに会うと、強引に自分の娘・案の結婚式にヤコブを招待する。渋々出席すると、そこでヨルゲンの妻に会うが、彼女は20年前ヤコブの恋人だった。そして彼女は、娘のアンはヨルゲンが父親では無いと告げる…。
マッツ・ミケルセン-(C)Getty Images
『真夜中のゆりかご』(2014)、『バード・ボックス』(2018)のスサンネ・ビア過去作です。ドラマ要素の強い本作において、マッツ・ミケルセンのかもし出すナイーブな表情は素晴らしいの一言に尽きます。本作に限らず、マッツはあまり喜怒哀楽が顔に分かりやすく出る役を演じないのですが、『プッシャー』で演じた(1996)のような役でない限り、寡黙でポーカーフェイスの役を演じるほうが、彼の魅力が存分に出ると感じました。
マッツ・ミケルセンがヒール役に挑む『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)
『007/カジノ・ロワイヤル』メイン
ジェームズ・ボンドの007としての最初のミッションを描く。テロリストのスパイとして、世界中のテロ組織の資金源と噂されるル・シッフルズ(マッツ・ミケルセン)へと辿りつくと、彼がモンテネグロのカジノ・ロワイヤルの高額ポーカーで資金を調達しようとしていることが判明する。ボンドは任務としてその対戦相手に選ばれ、勝てばル・シッフルズの組織を壊滅させることができるのだが…
マッツ・ミケルセンほか『007 カジノ・ロワイヤル』キャスト-(C)Getty Images
ダニエル・グレイヴがジェームズ・ボンドを演じた初の007シリーズにて、マッツ・ミケルセンが悪役で登場します。007にて悪役としての出演をして熱望する役者は多く、『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)のジョン・トラボルタや、『ハリー・ポッター』シリーズでセブルス・スネイプを演じたアラン・リックマンの名もあったそうです。

映画『007』の人気シリーズのおすすめ作品!気になる歴代のジェームズ・ボンド俳優もご紹介
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2606現在、最新作の撮影が進められているという『007』シリーズ。たとえ作品を観たことのない人でも、"007"や"ジェームズ・ボンド"という単語は聞いたことがあるはず!それほどに世界中で愛されてきた超有名シリーズですが、あなたはどれくらい知っていますか?おすすめ作品や歴代ボンド役俳優のご紹介をします。最新作に向けて、これから『007』シリーズに触れていこうという方は必見です!