映画『天の茶助』を紹介!天界の住人と下界の人間の恋愛模様?
『天の茶助』-(C) 2015『天の茶助』製作委員会
『天の茶助』は、独自の世界観を持つSABU監督の自身の処女小説を映画化した作品です。制作を務めたのは“世界のキタノ”こと北野武監督を擁するオフィス北野。主演は松山ケンイチさん、ヒロインは大野いとさんが演じました。第65回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で正式上映され、国内からも国外からも注目を集めた『天の茶助』。今回はそんな本作のあらすじやキャスト、主題歌やロケ地など紹介します。
映画『天の茶助』SABU監督自身の処女小説を映像化!
SABU監督/『天の茶助』初日舞台挨拶
『天の茶助』の監督・脚本を務めたのは、SABU監督。1996年に自身が脚本を務めた『弾丸ランナー』にて監督デビュー。その後、小林多喜二さんの名作小説を原作とした『蟹工船』や本作で主演を務めた松山ケンイチさんと再びタッグを組んだ『うさぎドロップ』などを世に送り出しています。今回、2015年に公開された本作『天の茶助』は、SABU監督の書き下ろし小説を映画化した作品となっています。
映画『天の茶助』主題歌は、シンガーソングライターのMs.OOJA
Ms.OOJA/『天の茶助』初日舞台挨拶
『天の茶助』の主題歌は、女性シンガーソングライターのMs.OOJAさんが担当。主題歌となった楽曲は、本作の書き下ろし楽曲『翼』です。本楽曲に対してSABU監督は“映画のイメージ通り”と語っており、エモーショナルなバラードナンバーへと仕上がっています。また、『翼』のMVはSABU監督が監修したとのこと。
映画『天の茶助』ロケ地は沖縄!美しい沖縄の風景に注目
松山ケンイチ(主演)&SABU(監督)/『天の茶助』-(C) 2015『天の茶助』製作委員会
『天の茶助』は南国・沖縄を舞台に描かれており、沖縄にてオールロケが行われました。具体的には、銀天街や沖縄市音楽資料館おんがく村、コザゲート通りやアーケード化した一番街など。また、本作には沖縄出身の俳優が多く出演しており、沖縄の魅力を存分に感じられる1作となっています。
映画『天の茶助』あらすじ・ネタバレを紹介!
『天の茶助』-(C) 2015『天の茶助』製作委員会
天界にて、白装束を身にまとった脚本家たちが人間たちの“運命のシナリオ”を綴っていました。そして人間はそのシナリオに沿った人生を生き、それぞれの運命をまっとうしていました。そんな天界の茶番頭・茶助(松山ケンイチ)は脚本家たちにお茶を配りながら、とある脚本家の担当する下界の女性・新城ユリ(大野いと)に恋心に似た感情を抱いていました。
「ORANGE RANGE」RYO/『天の茶助』-(C) 2015『天の茶助』製作委員会
しかし茶助の不用意な発言によって、ユリが車にはねられて死んでしまう運命が書かれることに。そこで茶助はユリを救うために下界へと降りることにするのでした。茶助が降り立ったのは、エイサーまつりが開催されている沖縄。
『天の茶助』-(C) 2015『天の茶助』製作委員会
沖縄へ降り立った茶助は、骨董品屋の種田潤一(大杉漣)やラーメン屋の店主でありボクサーの彦村ジョー(伊勢谷友介)から協力を受けながら、ユリを助けようと奮闘。しかし、茶助がシナリオを変えようとしていることは天界の脚本家たちに知られており、妨害されてしまうのでした。それでも茶助は天空の力で“奇跡”を起こしながら、ユリ救出に挑み―。
映画『天の茶助』キャストを紹介!個性的な俳優陣が集結
松山ケンイチ&大野いと&大杉漣&伊勢谷友介&玉城ティナ&寺島進/『天の茶助』キャスト
沖縄を舞台に、沖縄のキャストも集められた『天の茶助』。ここからは主人公・茶助と茶助が沖縄で出会う登場人物を演じた俳優陣について紹介します。
映画『天の茶助』主人公・茶助役には、松山ケンイチさん
松山ケンイチ/『天の茶助』初日舞台挨拶
『天の茶助』の主人公であり天界のお茶くみ係・茶助を演じたのは、カメレオン俳優として知られる松山ケンイチさんです。1985年3月5日生まれ、青森県出身。2002年に「ごくせん」で俳優デビューを果たし、2006年に『デスノート』にて探偵L役を演じて注目を集めました。その後「GANTZ」シリーズや『聖の青春』などに出演しています。
松山ケンイチ/『関ヶ原』
松山さん演じる茶助は天界で茶番頭をしていたところ、とある脚本家が担当していた下界の女性・新城ユリに関心を持ちます。いつしか想いを寄せるようになった茶助ですが、自身の発言によってユリが事故によって死んでしまう運命が綴られることに。そこで茶助はユリを救いたい一心で下界へと降りることに―。
映画『天の茶助』口のきけない女性・新城ユリ役は、大野いとさん
大野いと/『天の茶助』初日舞台挨拶
『天の茶助』のヒロイン・新城ユリを演じたのは、モデルとしても活躍する大野いとさんです。1995年7月2日生まれ、福岡県出身。2011年にラブコメディ映画『高校デビュー』にてヒロインを務め、スクリーンデビュー。2015年には「馬子先輩の言う通り」でドラマ初主演も果たしました。