ストップモーション・アニメのおすすめ映画を紹介!
『ぼくの名前はズッキーニ』 (C)RITA PRODUCTIONS / BLUE SPIRIT PRODUCTIONS / GEBEKA FILMS / KNM / RTS SSR / FRANCE 3 CINEMA / RHONES-ALPES CINEMA / HELIUM FILMS / 2016
人形など静止している被写体を少しずつ動かし撮影、それを連続させることで、まるでその被写体そのものが動いているように見せる撮影手法“ストップモーション・アニメ”。人の手によって膨大な時間をかけて作り上げられており、独特の味わい深さや温かみがあることが魅力です。今回はストップモーション・アニメの中でもおすすめの12作品について紹介します。
ストップモーション・アニメ①『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)
おすすめのストップモーション・アニメ1作品目は、1993年公開の『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』です。原案・製作など担当したのは「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズで知られるティム・バートン。メガホンを取ったのは、本作が長編映画監督デビュー作となったヘンリー・セリックです。
“ハロウィン・タウン”のカボチャ大王ジャック・スケリントンは、ハロウィンのための準備に明け暮れる日々に嫌気がさしていました。そんなある日、ジャックは幽霊犬のゼロと共に“クリスマス・タウン”へと迷い込み、クリスマスにすっかり魅せられていたのでした。そして、ツギハギ人形のサリーに心配されながら、“ハロウィン・タウン”でクリスマスを再現しようとするも―。
ストップモーション・アニメ②『ティム・バートンのコープスブライド』(2005)
『ティム・バートンのコープスブライド』 メイン
おすすめのストップモーション・アニメ2作品目は、2005年公開の『ティム・バートンのコープスブライド』です。監督はティム・バートン。パペットを用いたストップモーション・アニメとなっており、ダークでブラックユーモアあふれるファンタジー作品となっています。ボイスキャストには、ジョニー・デップやヘレナ・ボナム・カーターなど豪華俳優陣が集結。
『ティム・バートンのコープスブライド』 サブ1
ヴァン・ドート家の息子であるビクターは、エヴァーグロット家の娘ヴィクトリアとの結婚を間近に控えており、森の中で1人予行練習をしていました。誓いの言葉を述べ、地面から突き出していた小枝へと指輪を通したビクター。しかしその小枝は死体の花嫁コープス・ブライドの指の骨だったのでした。ビクターの言葉を真に受けたコープス・ブライドは、ビクターを死者の国へ強引に連れて行き―。
ストップモーション・アニメ③『こま撮りえいが こまねこ』(2006)
© TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ
おすすめのストップモーション・アニメ3作品目は、2006年公開の『こま撮りえいが こまねこ』。原案・監督・キャラクターデザインを務めたのは、NHKの人気キャラクター“どーもくん”を手掛けた合田経郎です。
こまちゃん -(C) TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ
本作では、山の上で暮らすこねこの“こまちゃん”の日常が描かれており、ショートストーリー5編から構成される作品となっています。
© TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ
ピクニックへと出かけたこねこの“こまちゃん”は雪男とばったり遭遇。びっくりしたこまちゃんは逃げ帰るも人形を落としてしまっていたようで、雪男が人形を届けに来てくれたのでした。こまちゃんは再び雪男に会いたくなって森の中を探していたところ、内気な少女・いぬ子と出会います。友達が欲しいと思っていたいぬ子ですが、こまちゃんに気持ちをうまく伝えられず。そんなある日、こまちゃんといぬ子の前に雪男が現れ―。(『ほんとうのともだち』より)
ストップモーション・アニメ④『メアリー&マックス』(2009)
© 2008 Screen Australia, SBS, Melodrama Pictures Pty Limited, and Film Victoria
おすすめのストップモーション・アニメ4作品目は、2009年公開の『メアリー&マックス』。メガホンを取ったのは短編作品『ハーヴィー・クランペット』でアカデミー賞短編アニメーション部門を受賞したアダム・エリオット。本作は、主に粘土を用いて制作されるクレイアニメとなっています。ボイスキャストとしてフィリップ・シーモア・ホフマンやトニ・コレットらが出演しています。
© 2008 Screen Australia, SBS, Melodrama Pictures Pty Limited, and Film Victoria
オーストラリアのメルボルンに住む孤独な少女メアリーは、アメリカに住む“誰か”に手紙を送ろうと思い立ち、電話帳の中から変わった名前の“マックス・ジェリー・ホロウィッツ”を選びます。マックスはニューヨークに住む中年男性で、人付き合いが苦手であり社会にうまく馴染めずにいました。そんなマックスの元へメアリーから手紙が届き、これをきっかけに20年以上も続く文通での交流が始まるのでした―。
ストップモーション・アニメ⑤『コララインとボタンの魔女 3D』(2009)
『コララインとボタンの魔女』 -(C) Focus features and other respective production studios and distributors.
おすすめのストップモーション・アニメ5作品目は、2009年公開の『コララインとボタンの魔女 3D』。監督・脚本を務めるのは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セリックです。本作はニール・ゲイマンによる同名のファンタジー小説を原作に、ストップモーション・アニメをさらに3D化した作品となっています。
『コララインとボタンの魔女』 - (C) Focus features and other respective production studio and distributors.
新しい町へと引っ越してきたコララインですが友達はまだできず、両親は忙しいため構ってもらえず、不満に思っていました。そんなある日、引っ越してきたアパートで探検をしていたところ、不思議な小さな扉を見つけます。その扉の先へ向かうと現実世界よりも素敵な世界が広がっており、そこにはなんでも聞いてくれる優しい両親がいたのでした。しかしその両親の目はボタンでできており―。
ストップモーション・アニメ⑥『ファンタスティック Mr. Fox』(2009)
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