ポール・ダノはハリウッドの名バイプレイヤー?
© 2012 Twentieth Century Fox
10歳の頃にスカウトされて、12歳の時にはブロードウェイ・デビューを果たしているポール・ダノ。17歳で映画デビューをすると、2005年には『NO』『モーターサイクル・ダイアリーズ』のガエル・ガルシア・ベルナル主演作品『キング 罪の王』など、徐々に著名な俳優との共演を実現させていきます。
『スイス・アーミー・マン』 (C)2016 Ironworks Productions,
こうして数多くの作品に出演するだけでなく、豪華な共演者に引けを取らない演技力が高く評価されている若手俳優の1人。日本での知名度は大物俳優と比べればまだまだかもしれませんが、映画を見ている人なら、気づかなくともポール・ダノの演技を見ているかもしれないのです。
あなたがポール・ダノを知っている理由
ポール・ダノ出演作、連続公開/(左)『それでも夜は明ける』-(C)2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the rest of the World. All Rights Reserved. (右)『プリズナーズ』-(C)2013 Alcon Entertainment, LLC. All rights reserved.
上記でも書いた通り、ポール・ダノという名前を知らなくても知らず知らずのうちに、彼の演技を見ているかもしれません。というのも、ポール・ダノがこれまでに共演してきた俳優はブルース・ウィリス、トム・クルーズ、トム・クルーズ、ブラッド・ピッド、ハリソン・フォード、ロバート・デ・ニーロなどと言った、超が付くほどの豪華なメンツばかり。
『スイス・アーミー・マン』 (C)2016 Ironworks Productions,
他にも『ファントム・スレッド』のダニエル=デイ・ルイス、『グランドフィナーレ』のマイケル・ケインなど、ジャンルを問わない作品に出演し続けることで、魅力的な俳優との共演が実現しているからこそ、私たちは知らないうちにポール・ダノの演技を見ているのかもしれません。
ポール・ダノ、監督デビュー!新作『ワイルドライフ』
『ワイルドライフ』
これまで多くの作品に出演し、多くの大物俳優と共演してきたポール・ダノですが、2019年7月5日より、彼の監督デビュー作『ワイルドライフ』が日本でも公開されます!ピュリッツァー賞受賞作家リチャード・フォードの小説を、ポール・ダノのパートナーであるゾーイ・カザンも一緒に脚本を執筆した本作には、『プリズナーズ』のジェイク・ギレンホールと『ドライヴ』のキャリー・マリガンが出演。
『ワイルドライフ』 (C) 2018 WILDLIFE 2016,LLC.
田舎町で慎ましくも幸せに暮らしていた一家が、崩壊していく様子を14歳の子供の目線で捉えた内容となっており、この重いストーリーを、ポール・ダノがどのように描くのか注目が集まっています。
ポール・ダノのパートナーは?
『ルビー・スパークス』ポール・ダノ&ゾーイ・カザン インタビュー
ポール・ダノのガールフレンドは、『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』や、Netflixオリジナル映画で、コーエン兄弟の監督作『バスターのバラード』に出演しているゾーイ・カザンです。
© 2012 Twentieth Century Fox
2007年からポール・ダノと交際しており、ゾーイ・カザンか脚本も務めた2012年公開作『ルビー・スパークス』で共演をしています。作中でもカップル役を熱演し、大いに話題を集めます。2018年8月には女児が生まれるなど、仕事もプライベートも上々な2人なのでした。
ポール・ダノが根暗な兄に扮する『リトル・ミス・サンシャイン』
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一癖も二癖もある一家が、小太りで眼鏡の末っ子オリーブが美少女コンテストに出場すると、ひょんな事から決勝進出を果たし、決勝の会場へ家族みんなで向かうという『リトル・ミス・サンシャイン』に、若かりし頃のポール・ダノが出演しています。
© 2012 Twentieth Century Fox
ポール・ダノはアビゲイル・ブレスリン演じるオリーブの根暗ば兄役に抜擢され、アメリカ空軍士官学校に入るという夢を実現させるまでに「沈黙の誓い」を立てている15歳という、繊細すぎる少年を演じました。
ポール・ダノがロバート・デ・ニーロと親子に!『ロバート・デ・ニーロ エグザイル』
ロバート・デ・ニーロ - (C) Getty Images
日本では劇場公開されず、DVDスルーとなった『ロバート・デ・ニーロ エグザイル』。 ポール・ダノは作家志望の青年で、幼い頃から父の愛情を知らずに生きてきた役を演じています。やがてポール・ダノがホームレスを支援するシェルターで働くと、過去にひどく言い争いをした父親がホームレスとして目の前に。その父親をロバート・デ・ニーロが演じています。
『スイス・アーミー・マン』 (C)2016 Ironworks Productions,
原作はニック・フリンの「路上の文豪、酔いどれジョナサンの『幻の傑作』」というノンフィクション小説からで、ポール・ダノ演じる青年は、このニック自身となります。